「太りやすいかどうかは思春期までに太っていたかで決まるなんて話があるけどあれマジなの??全然根拠がわからんのだけど、、、。」
ふむ、確かに噂には聞くけど根拠を知らないとモヤッとするよねえ。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「太りやすい体質かは思春期までにきまる?「脂肪細胞の肥大がカギ」」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
・太りやすいかどうかは思春期までに決まるという説の根拠が知りたい人
・自分が太りやすい体質かどうか気になる人
・話しのネタが欲しい人等
みなさんは「太りやすいかどうかは思春期くらいに決まってしまう」という話を聞いたことがあるでしょうか?
割と聞いたことがある人はいると思います。
でも、この言説の根拠について知っている人ってそんなに多くないような気がするんですな。
はじめに結論を言ってしまうと、思春期までに脂肪細胞の数が決まってしまうから太りやすいかどうかが思春期までに決まってしまうという話になるんです。
ただ、重要なので言っておきたいのですが、「太りやすい体質だからと言って太るのが必然である」と考えるのは間違いですぞ。
体質がどうであれ、そんなものはやせた体型を維持するうえで致命的なものではないのです。
やせたいと思っている人は自分の体型を体質のせいにしたいもの。
ちなみに、「太りやすい性格」とか「太っている人に多い性格」というものについてもわかっております。
なお、恋愛や婚活で有利に立ち回りたいと思っている太り気味の人は、いっそライザップを利用して短期集中で痩せてみるといいかもしれません。
痩せるのは速ければ早いほど自分の人生の若い時間を無駄にせずに済みます。
恋愛や婚活は若い方が圧倒的に有利です。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
太りやすいかどうかをひも解くカギは脂肪細胞にあり
太るという現象には、脂肪細胞という細胞がかかわっています。
この脂肪細胞には「余剰エネルギーを蓄える白色脂肪細胞」と「白色脂肪細胞を燃焼させる褐色脂肪細胞」の二つがあるんですな。
褐色脂肪細胞の数も太りやすいか否かに関わってはいますが、今回は特に白色脂肪細胞について言及していきます。
褐色脂肪細胞について詳しくは以下参照。
この白色脂肪細胞は飢餓状態に備えて余分なエネルギーを中性脂肪として蓄積します。
しかし、あまりにエネルギーを摂取してしまうと、脂肪細胞が肥大していくんですねえ。
ふむ、体型がぶくぶく膨らんでいく以前に細胞がぶくぶく膨らんでいるってことですかな。
なので大まかにいえば、太るとは「白色脂肪細胞がエネルギーの過剰摂取によって肥大化することによっておこる現象だ」と言えるでしょう。
脂肪細胞の数は思春期まで決まってしまう
さて先ほど、太るという現象は「白色脂肪細胞がエネルギーの過剰摂取によって肥大化することによっておこる」と言いましたが、実は白色脂肪細胞が際限なく肥大するわけではないんです。
以下の第124回医学会シンポジウムの資料によると 、どれほど肥満が進んだとしても約 130 µm(普通体重者の脂肪細胞の 1.3 倍)までは肥大するもののそれ以上肥大することはほとんどないといいます。
※成人普通体重者の脂肪細胞の直径は 70~90 µm
参考
https://jams.med.or.jp/event/doc/124071.pdf
では、これ以上脂肪を蓄えるためにはどうするかと言えば、成熟した脂肪細胞が分裂するという事になるんですな。
なお脂肪細胞の数が増えやすい時期は胎児期(妊娠後期)、乳児期(生後1年)、思春期(8歳~18歳頃)の3つであるとされ、思春期以降では脂肪細胞の数の増減はなくその数は一定となるといいます。
※人の胎児に脂肪が多いのは体毛が少なくとも外の環境で生き延びるために、出生後の成長に必要な栄養素を蓄えているからであると考えられている。
なお、この分裂した脂肪細胞の数は減ることはないといわれている模様。
ただし、どこまでが本当かは不明。
こういった経緯で思春期までに太った経験がある場合はその後も肥満体質になりやすいという事になるわけですな。
ただ、個人的に思うだけなんですが、赤さんの頃に太っていたかどうかってあまり問題ではない気がしています。
実は、わたし自身の現在の体重58~9キロで体脂肪率が7%前後ですが両親の証言によると、どうもわたしは赤さんの頃は結構巨大だったらしいです。
しかし、それ以降は体型的には落ち着いて特段太ることもなく普通体形できました。
いや、むしろかなり大食いの部類だった気がしますが、いくら食べても食べても体重は増加せずって感じで大体一定でした。
それは今も変わっていません。
なので、あんまり個人的には赤さんの頃の体型って問題にならない気はしています。
もっともわたしの場合、脂肪細胞の数が多くてもそれが問題にならない他の要素があるのかもしれませんけど、、、それはわかりませんなあ。
ただ、かなり汗っかきなので褐色脂肪細胞の数は多めかもしれないとは思うことがあったりしますかな。
あと思い当たる事と言えば、唾液に含まれるアミラーゼの量が多いかもしれないってことでしょうか。
※アミラーゼは炭水化物のデンプンを糖に分解する酵素。アミラーゼが少ないとすい臓がインスリンを大量に分泌し中性脂肪の合成を促進することで肥満が進行する可能性があるという。
インスリンについて詳しくは以下参照。
これは以前、テレビ番組「林先生の初耳学」にて紹介された太りやすい体質かどうかを判定する方法を興味本位で試してみて思った事です。
この方法の具体的内容については以下の通り。
クラッカーを食べてみてストップウォッチ等で何秒で甘味を感じるかを測定する。
アミラーゼが少ないと甘味を感じるまでに時間がかかる。
※30秒が目安。30秒以上で太りやすい傾向にあるとされるらしい。
参考
https://www.mbs.jp/mbs-column/mimi/archive/2019/05/30/017290.shtml
この方法を試してみたところ、確か12~3秒ほどでほのかに甘みを感じたので多分アミラーゼが多いんじゃないかって思ったんですわ。
ま、どこまで当てになるのかは未知数ですけどね。
気になったら、クラッカーを買ってきて試してみるといいと思います。
なお、その際に使用したクラッカーは以下の味のないクラッカーです。
自分の唾液中のアミラーゼ量が気になる人は試してみるといいと思います。
太りやすい体質かどうかは致命的ではない
上述したように、思春期までに脂肪細胞の数の多い少ないが決まるため、も思春期までに太った経験があると脂肪細胞は多い傾向にある可能性はあるでしょう。
しかしだからと言って、これは「必ず太る」という事を意味してはいません。
実際、世の中には昔は太っていたけども今は痩せているという人はごまんといます。
そのような人の中には有名な俳優やモデルの人なども沢山いますね。
例えば、綾瀬はるかさんや春香クリスティーンさん、志尊淳さん等はその一例でしょう。
思春期に太り気味であったとしても、きちんと自己管理をすればやせた体型になれるし維持できるという事です。
あと、美容系の有名ユーチューバーである髪西さんとかも昔太目だったけど今はスマートな一人ですね。
太りやすくとも太らないでいることはできるので、太っていることを遺伝子のせいや思春期の体型のせいにすることは全くありません。
しかも、加齢によって太りやすくなるという話すら、最近の研究では単に運動量の低下によるものである可能性が高いとされております。
詳しくは以下。
いつからでも意を決して食事を見直し、きちんと運動すればやせられるのです。
諦める必要は全くないんですな。
ただ、自己管理がしんどすぎてどうしても自分だけではできないという人は、ライザップなどを利用してみるのも手でしょう。
実際、やせるという事に関してはかなりの達成率のようですからね。
おわりに
この記事は「太りやすい体質かは思春期までにきまる?「脂肪細胞の数がカギ」」と題しておおくりしました。
太りやすいかどうかは思春期までに決まるとい言説の根拠は、「思春期までに脂肪細胞の数が決定されてその後変化しないから」です。
しかし、現状の自分の体型を体質のせいにばかりするのはいただけません。
太りやすい体質の人はそうでない人よりも確かに太りやすいでしょうけども、それはやせた体型になるうえでの致命傷とはなりません。
結局、しっかりとした自己管理ができれば体型の問題は克服できるといえます。
体型の問題に限らず全ての事に言えることですが、遺伝とか運命とかそんなもので自分の可能性を狭めていくのはもったいないですな。
もっと、柔軟でいたいものです。
では!
参考
https://www.dazzyclinic.jp/stop-tabesugi/adipocyte/
https://jams.med.or.jp/event/doc/124071.pdf
https://www.mbs.jp/mbs-column/mimi/archive/2019/05/30/017290.shtml
https://www.mbs.jp/mbs-column/mimi/archive/2019/05/30/017290.shtml