「芸術ってどうやらストレス解消にいいみたいだね。創造的活動っていうのは人間にとって重要な意味があるんだろうなあ、、、。なんか心理療法の中には芸術を使った芸術療法なんていうのもあるみたいだしね、、、、。本当、芸術の力って偉大だなあ。」
せやね、芸術の力は偉大だね!
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「芸術にはストレス解消の力がある。芸術は心理療法として使える」という話です。
芸術にはストレス解消効果があるとされており、それは実際に研究によって確かめられてもいる模様。
これを踏まえると「音楽を趣味にする」とか「絵画教室に通う」なんていうのはストレス解消になるってことですね。
個人的にはギターをやっているのでうれしい話です。
ま、ギターは比較的やりやすい趣味なので、お勧めですね。
参考記事等
「芸術は爆発だ!」ならぬ「芸術はストレス解消だ!」ということを今回は声高に唱えてみたいと思います(笑)。
なお、この記事は主にキャリアカレッジジャパンの上級カウンセラー取得講座テキストを参考にしています。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
芸術は、、、解消だ!?
人間にはそもそも「表現したい」とか「造形したい」という欲求が存在しするといいます。
そして、芸術は爆発、、、ではなく、「いわゆる創作活動」です。
芸術は人間が本来的に持つ欲求を満たしてくれるというわけです。
例えば、作曲活動や楽器の演奏、絵を描くなどなど、、、、もうそれ自体がストレスの解消につながるって話ですな。
実際に、このような様々な創作活動においてストレスの軽減作用があることはいろんな研究で示唆されているようですね。
参考
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/81000693.pdf
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/07421656.2016.1166832?journalCode=uart20
そう、芸術活動で「ストレスは解消される」って話です。
芸術療法とは?
上述したように、表現や造形といった活動に対する本能的な要求というものが人間にはあります。
表現、造形活動が心理療法に取り入れられたのは、あのカールユングさんの試みによるところが大きいといいます。
なんでも、ユングさんは自分の精神的な苦しみが表現、造形活動で癒されたという経験から、臨床場面で取りいれ始めたそうですね。
こんな風に個人的な体験に端を発する心理療法っていうのもあるんですねえ。
近年では、芸術療法の効果は広く認められてきています。
その適用範囲は広く、例えば精神病院だけでなく学校や高齢者施設、終末期医療の現場でも使われているといいますね。
芸術療法の効果と種類
はい、芸術療法の効果の中で最も注目されているものは、
「心が浄化されてすっきりするカタルシス効果」
です。
表現、造形活動を通して言葉だけでは表現しきれない心的な内容を外にだすことで、自分自身でも気が付かないでいた感情に気づくことができ、それが結果的に浄化の作用をもたらすという話。
そして、この芸術療法の効果は非常に高いため、カウンセラーとクライエントの信頼関係が十分に構築できるまでは実施すべきではないといいます。
また、ウンセラーの立場としてはクライエントが自分自身の内面と向き合うのに躊躇したり、表現、造形活動に強い苦手意識を持っている場合には控える必要があるともいえます。
ちなみに、芸術療法には例えば以下のような種類が
あるんですね。
- 身体表現を用いるダンス療法
- 絵画を用いる絵画療法
- 粘土陶芸を用いる造形療法
- 音楽を用いる音楽療法
、、、などなど
まあ、芸術というだけあっていろいろありますね。
そして、当然のことながら進め方や内容はそれぞれで異なっていおります。
芸術療法の進行について
芸術療法には実施する上での注意点というものが存在しております。
それが以下です。
- クライエントの現実認識能力の把握をすること
- クライエントの好みや意思を把握すること
- 芸術療法を実施することの意味を明確にすること
以下順次簡単に解説します。
・クライエントの現実認識能力の把握をすること
芸術療法は現実と空想の区別がつかなくなっていたり、妄想傾向が強い人には適用できません。
それは芸術療法の適用が症状の悪化や混乱といったことを招いてしまうからです。
・クライエントの好みや意思を把握すること
芸術療法ではクライエントに無理強いをしないことが非常に大事になります。
そのためクライエントの好みや意思といったものをしっかり把握しておく必要があります。
・芸術療法を実施することの意味を明確にすること
芸術療法では、しっかほかの心理療法のようにインテーク面接から終結面接までをその心理療法で進行させるということはありません。
芸術療法は他の心理療法の合間に、クライエントの希望、カウンセラーの判断があったうえで実施されるものす。
芸術療法の実施に際しては、その実施する意味や目的等を明確にしてから導入しないといけないんですね。
また、芸術療法には上述のようにさまざまなものがあり、それぞれにやり方はちがいますが、それを行う際にカウンセラー求められる態度には共通のものがあります。
それは以下のようなものです。
- 作品やイメージを簡単に解釈しない
- 作品やイメージの持つ可能性、秘密等を意識する
- 作品やイメージの心的内容をクライエントとカウンセラーが共有する
ま、そもそも当たり前ですが「決めつけの強いカウンセラー」なんて嫌ですよね、、、、、、、、、、多いみたいだけどね、実際。
芸術療法の代表的手法
芸術療法の中で最も研究が盛んだといわれるのが絵画療法です。
絵画療法にもたくさん種類はあるものの、作品制作に関しては以下の2種類に分かれます。
- 課題画法
- 自由画法
以下順次解説します。
・課題画法
課題画法とはその名の通り、カウンセラー側からクライエントに書いてほしい題材や順番等を指定する手法のことを言います。
例えば、「家族が何かしているところを書いてください」なんて指示をする動的家族画法だったり、サインペンで殴り書きをしてもらうスクリブル法(スクリブルとは殴り書きのこと)なんかがありますね。
・自由画法
自由画法ではクライエントに心に浮かんだものだったり、気になっている様々なことを自由に書いてもらう手法です。
自由度が高いので、導入時にはカウンセラーとクライエントの精神的安定が大事であるといえます。
そして、芸術療法の代表的手法としてコラージュ療法というものがあります。
コラージュとは「糊でものをくっつける」という意味のフランス語の動詞であり、この芸術技法自体はピカソ等の芸術家によりもたらされたといいます。
その適用範囲は幼児から大人までと実に幅広いものです。
コラージュ療法では、広告や雑誌、新聞等々から好きなものや気になるものを切り抜いて台紙に貼っていきます(場合によりクレヨンや色鉛筆で彩色もする)。
そして、作品が完成したら、クライエントとともにその作品をもとに連想を広げていきます。
なお、コラージュ療法では製作後にクライエントに語ってもらうのが非常に大事になります。
具体的には、「作品制作中に何を感じたか?」とか「貼り付けたものから何を感じたか?」みたいなものですね。やさ
おわりに
この記事では「芸術にはストレス解消の力がある。芸術は心理療法として使える」と述べました。
人間にはそもそも「創作、造形に対する欲求」というものが存在しており、芸術活動はそれらを充足させることでカタルシスが得られます。
あなたも日々のストレスを軽減するために芸術療法を受けてみるまでのことはせずとも、趣味に芸術的なもの、例えば絵画教室に通うとか何か楽器を始める、陶芸教室に通う、ダンスを始めてみる、とにかく何かやってみるのがおすすめです。
また、趣味をもつことで人生における幸福感が増大するなんて研究もありますからね。
仕事人間なだけでは人生幸せになれないかもしれませんよ?
ま、お互い人生楽しんでいきましょう!
では!
参考記事等