両想いになりたいと思わないリスロマンティックってどんな人達なのか?

「みんな恋愛感情を持ったからには付き合いたいもんだと思ってたわ。でも、実際は違うんだね。中には恋愛感情は持っていても両想いになりたいとは思わないって人が一定数いるんだね。友達がまさかのそんな人でびっくりしたわ。」

そうよねえ、世の中にはいろんな人がいるのよね。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「両想いになりたいと思わないリスロマンティックってどんな人達なのか?」という話です。

全ての人が恋愛感情を持ったら必ず両想いになりたいと思うだろうと思ったら大間違いなんですね。

実は、恋愛感情をもっても相手と両想いになりたいとは思わないリスロマンティックという人がいるんです。

なんか、自分がいいなと思ったとたんにそれまで仲良くしていた人が急にそっけなくなったとかいうのは相手がリスロマンティックだからかも?

では、ゆるりとおおくりします。

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リスロマンティックってどんな意味?

さて、冒頭でお話しした通り「相手に恋愛感情をもっても両想いになりたいとは思わない」という人たちをリスロマンティックといいます。

リスロマンティックって不思議な言葉です。

だって、ロマンティックはともかく「リスってなんや?」て感じですしね。

正直、「リスってあれやん、ドングリ好きなあの可愛い動物か?」て印象を受ける人もいるかもしれないです。

さて、もう少しこの言葉について深く見てみましょう。

リスロマンティックは英語ではlithromanticと記述され、この語は「石」を意味する接頭辞lithがromanticに結合したもので、lanというタンブラーユーザーの方により作られたようです。

なので、lithromanticはstone sexual identityといわれることもあります。

なお、ここでいうstoneの意味はいわゆる俗語に相当する意味合いのようで以下のブログでそのニュアンスが語られている模様。

参考

このブログにおいてstoneについてこのような記述がありますね。

 We say “stone” as if it was clear. As if it was obvious, immediately legible. As if you could read our nuances embedded in that one word, instantly. As if we all mean exactly the same thing. Most of the time, we don’t say it at all. But when we do, when we sit down with a lover and name ourselves as stone (usually a bit nervously), we often say that one word as if it could hold all the parts of us not seen. Almost as if it was magic. We don’t want to talk about it, pay attention to it, turn anyone’s gaze toward it, so we cross our fingers and hope we can boil it down to that one word, and that will be enough.

引用

https://xanwest.wordpress.com/2014/03/09/what-is-stone/

んで、この記述によるとstoneについて明確な定義をしているわけではないものの、そのニュアンスとしては「恋愛感情が覚める状態(そして、少々落ち込む)」を示唆しているようです。

そしてブログに著者は、STONEが生来のものかは上掲記事の執筆時点(2014年5月9日)で不明であるとも言っています。

ブログ内では上記記述以外にも具体的に「stoneという状態」がどんな時に起こるのか、またこの状態の詳細についての記述がありますね。

どうやら、リスロマンティックという言葉はまだ学術用語としての地位を獲得しているわけではなさそうです。

なお、lithromanticはakoiromantic や apromanticとも言い換えられる模様。

余談でした。

リスロマンティックとはどんな人なのか?

さて、ではここからはリスロマンティックとはいったいどんな人たちなのかを具体的に見ていきましょう。

リスロマンティックとはどの性別に対して恋愛感情を持つかに関する傾向である恋愛的指向(Romantic orientation)の一種。

また、上述したように当事者間で用いられている恋愛感情に関するアイデンティティを表す用語の一種です。

※なお、2020年5月現在では性的指向と恋愛的指向の区別は未だ不明瞭。ただ、一般には性的対象と恋愛的対象の両方を含む概念として捉えることが多いという。

ちなみに性的指向と混同しやすいものとして性的嗜好がありますけど、全く別物なので注意!

リスロマンティックは相手から恋愛感情を向けられることを望まない、ないし必要としません。

また、相手と相互的な関係になった際に恋愛感情が失われる人もいれば恋愛感情が失われない人もいるといいます。

そして、海外サイト「aromantic wiki」ではリスロマンティックの特徴について以下の様な記述があります。

・Feeling romantic attraction that fades upon being reciprocated

・Feeling romantic attraction but preferring not to act on it

・Experiencing discomfort upon entering a romantic relationship with a crush

・Loss of interest in potential or actual partners when they romantically initiate

・Fantasizing about romance but preferring it only in theory, not in practice

引用

https://aromantic.wikia.org/wiki/Lithromantic

これを日本語訳してみたのが以下(不正確だったらすいもはん)。

  • 相互的な関係になると恋愛感情が覚めてしまう
  • 恋愛感情を感じるがそれに従って行動はしない
  • 情熱的な恋愛関係になると不快感を感じる
  • 恋愛を始めると潜在的、ないし現在のパートナーへの興味を失う
  • ロマンスについて空想するものの、原則として現実的ではない恋愛を好む

んー、なんかすごくプラトニックやなあ。

リスロマンティックでも恋愛はするし結婚もする

リスロマンティックの人は上述したように恋愛感情を向けられることを望まないです。

しかし、それが「恋愛しない」とか「結婚しない」ということと同義ではありません。

実際のところ、リスロマンティックの人であってももちろん人によりますが、恋愛もするし結婚もするんですね。

中には両想いを望まずとも居心地の良い関係になるために交際するというケースもあるとか。

また、経済面や制度面で利益がある、ライフスタイルが一致してる等々の理由から結婚、高裁に至る場合もあるといいます。

リスロマンティックの人々は実に複雑な人間関係を築くんですね。

なお、リスロマンティックの人が相手から恋愛感情を向けられるとかえって相手のことを気持ち悪く感じるようになってしまうのは蛙化現象によるものでしょう。

もちろん、この蛙化現象は非リスロマンティックの人でも起こりますし、上述したようにリスロマンティックの人であっても起こらないこともあります。

蛙化現象について詳しくは以下からどうぞ。

おわりに

この記事は「両想いになりたいと思わないリスロマンティックってどんな人達なのか?」と題しておおくりしました。

世の中にはあまり知られていないだけで実に多様な恋愛的指向の人が存在してます。

そして、さらにそこに性自認、つまり自分が男性であるか女性であるかという意識の違いまで問題となってきますね。

本当に人間って色々です。

この世界にはいろんな人がいるということを理解できると、世界は面白いんだなあっておもえるもの。

そして、いろんな人との交流を通じて人生を豊かにしていくチャンスにも恵まれますね。

いろんな人と仲良くなるチャンスをつかむため、人間について色々と理解を深めていきたいものです。

では!

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