今回は以下の様な方に向けておおくりします。
・親になんてなりたくないと思っている人
・親になりたくないという考えをしている人の心理について気になる人
・話しのネタが欲しい人等
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「親になんてなりたくないという人の心理について考えてみた」という話題です。
世の中には「親になりたくないから子供はいらない」という考え方をする人がいます。
こういった人は世間的にはかなりの少数派ではあると思うのですが、確かにいるんですね。
有名な事例でいうなら、俳優の唐沢寿明さんと結婚した女優の山口智子さんがいます。
さて、なんで親になりたくないと思う人はそう思うようになったのか?
今回はその心理について少し探ってみたいと思う次第。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
親になりたくないという人は圧倒的少数派?
世間的には「親になりたくないので子供はいらない」という意見は圧倒的少数だと思います。
この手の意見を言うと大体の場合、「なんかこじらせている人」とか「かわいそうな人」なんて評価をされるはずです。
こういった評価が妥当かどうかはともかく、実際にその傾向はあると思います。
やはり、現代にはいまだに「結婚して子供を持って一人前」みたいな考え方が蔓延しているところがありますし、少子化の流れを警戒する人たちがいるのも確かですからね。
例えば、内閣府の調査によると、39歳未満の未婚の男女の結婚したい理由の2位が「子供が欲しいから(全体の45.6%)であるといいます。
※一位は「家庭を持ちたいから(60.9%)」。
参考
第2章 調査結果
45.6%という割合は高いとも低いとも言い難い数字ですが、一位の理由である「家庭を持ちたい」の背後に「子供がいる前提」が隠されている気もするためやはり子供が欲しい人は世の中の多数派なのではないかと思えてきます。
なぜ、親になりたくないと思うのか?
では、いよいよ親になりたくない人は何故親になりたくないと考えるのかについて考えてみたいと思います。
私が予想する理由は以下の通り。
・自分自身の存在が嫌い
・反出生主義に傾倒している
・自分の親を見ていて子供がいる事は悲劇であると痛感している
以下順次捕捉です。
・自分自身の存在が嫌い
自分の事が単に嫌いというよりも、「自分自身の存在が嫌いである」となると自分の遺伝子の一部を継承した子供なんていてほしくないという気持ちになります。
この背景には「自分に遺伝性の疾患があり辛い闘病生活を余儀なくされ自分の遺伝子を恨んでいる」とか「遺伝的な側面からの才能を重視し、自身のもつ能力が特段優れたものと思えず自分に価値が感じられない」といったものがあるかもしれません。
いずれにしても、単に「自分の事が好きになれない」という次元の話ではないのです。
もっと、根の深い問題が隠されています。
・反出生主義に傾倒している
反出生主義とは、簡単に言うと「生きる事は苦であるから、そもそも誰も生まれてこなければ苦しまずに済む。人類は生まれてこない方が幸せなのでもう誰もうまれてくるべきではない」という思想です。
反出生主義に染まると、自分の子供なんているべきではないと考えるようになるでしょう。
もうね、かなり悲壮感や退廃的かつ厨二病的な雰囲気が漂っている思想ですが、実際この手の思想に染まっている人はいます。
ツイッターなんて見ているとそこそこ見かけますし、現実世界でも深い仲になったりするとこの手の事をボソッと話してくる人も少ないながらもいるものです。
特に、最近はコロナなどで世の中がすさんできているのもあってか、以前よりも反出生主義を肯定する人が増えてきている気もします。
彼ら彼女らは「こんな世界に生まれてきてもいいことなんてないよ、苦労するだけなんだから生まれてこない方がいいんだよ。それなのに自分が親になんてなったら、自分は子供にどう詫びればいいのさ」くらいに思っている可能性はありますな。
もっとも、こういった考えを「恋愛弱者の恋愛や結婚ができない言い訳」と考える向きがあるのも承知しています。
しかし、こういった考えをモテるモテない関係なく大真面目に考えている人っているっちゃいるんですよね。
参考
・自分の親を見ていて親になる事は悲劇であると痛感している
自分の親を見ていて「自分はこうなりたくない」とおもったり、家庭というものにまるでいいイメージがわかなくなってしまうと「親になんてなりたくない」と思う可能性があります。
おそらく、親になりたくない心理の背景にある理由でこの理由が一番多いのではないかと思う次第。
例えば、「親がいわゆるDVの常習犯であった」とか「罪悪感を植え付けてくる毒親であった」なんて場合、「自分も親になったらあんな風になるのではないか?」等という恐怖にさいなまれ親になる事を恐れるという事例は多いです。
確かに、虐待が世代を超えて受け継がれていく世代間伝達という考えはありますが、この負の連鎖はきちんと断ち切る方法が存在しています。
そのため、このような理由で「本当は子供のいる家庭を築きたいと思っているのに諦める」なんて事はしなくてオッケーです。
きちんと、専門的なカウンセリングを受ける等すれば自分が虐待をする側にはなりません。
それは安心してほしいです。
虐待の世代間伝達について詳しくは以下。
おそらく、親になりたくないという人は、上記の理由のどれか一つという事ではなく、複数を抱えている傾向にあるかなと思う次第。
まあ、断定はしませんけどね。
参考
ちなみに、わたしも「親にはなりたくないなあ」と思っている人間です。
ただ、わたしの場合は虐待などではないので、もしかしたらレアなケースかもしれません。
わたしの場合、幼少期の時分から父親が自分のやりたいことを犠牲にして家族の事ばかりを優先しているように見えていたため、「親ってのはあんな自己犠牲するもんなのか?死んでもなりたくないわ」と思い今に至っています。
まあ、本人は自己満というかやりたくてやっていたようですが、わたしとしては「もっと自分の人生生きてくれよ」といった感じはありました。
結局、人の世話ばかり焼いて自分の本当にやりたいことはそのままという感じです。
あんな姿を見ていると、「どんなに自分勝手であってもまず自分がやるべきと思うことを率先してやるべき。何者にも邪魔させるべきではない」なんて発想になってしまったんですよねえ、、、。
そうなると、親になるのは人生の足かせにしかならないって感じになります。
まあ、わたしの場合は単に偏屈なだけなので多くの人には共感されないはずです。
親になるもならないも自分で決めればいいだけの事である
世の中には一定数、「わたしは親にはなりたくないんだよな」というと、反射的に「何か人間性に問題ある人」というレッテルを張ってくる人というのがいます。
中には、「かわいそうな人」という事を言ってくる人もいますね。
ただ、こういった意見については「知ったことではない勝手に言っていろ」といったスタンスでいればいいと思う次第。
確かに、「いい年したら親になって子供を育てる」のが未だに世の中のスタンダードなので、「普通に生きていたらするはずの選択をしないという事は何か変な奴なんだろうな」と思われるのは無理からぬことです。
やはり、少数派は奇異の目で見られるものですから。
こんな風に見られること自体は仕方ありません。
そして、「かわいそう」といった来る人に関しては、もはや考慮する必要がないくらいにどうでもいいですよ。
彼ら彼女らは結局「自分が大事だと思うものを大事だと思わない人が許せない」ような人種なので。
早い話が、「意見や立場の違いを認めず自分の価値観を押し付けるような人間だ」というだけの事です。
この心理の背景にはいろんな理由がありそうですよね。
とりあえず、「他の人は他の人だから勝手にしてりゃあいいんだ。自分は自分の思うように思うことやっていくからさ」て感じで人なんて気にしなくていいと思う次第。
そして、意見が違ってもそれを攻撃する必要なんて全くなくて、むしろ意見が違うなら「なぜそういう立場なのかな?」と違いを楽しむくらいの姿勢でいたいものです。
いずれにせよ、「親になりたいかなりたくないかなんて自分で決めればいいだ」という事です。
外野にいちいち口だされるいわれはないので気にしなくていいですね。
おわりに
この記事は「「親になんてなりたくない」という人の心理について考えてみた」と題しておおくりしました。
親になりたくないという人の心理にはいろんなものがあると思われますが、おそらく一番多いのは「幼少期に親や過程に対するいいイメージが形成されなかった」だとおもいます。
もし、親が虐待などを働く毒親であったとしても、あなたが毒親になる運命にはありません。
「家庭を持ちたい」という気持ちが少しでもあるなら、専門家の手を借りるなどして適切に対処していけばいいだけです。
自分の人生なんだから全部自分で決めていきましょ。
ま、そういう事。
では!
参考記事等