今回は以下のような方に向けておおくりします。
・怒りという感情のメリットデメリットについてかんがえてみたい人
・話しのネタが欲しい人等
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「怒りなんて感情はない方がいいのだろうか?」という話です。
いきなりですが、あなたは怒りという感情についてどう思いますか?
おそらく「気分が悪いしそんなものない方がいいよ」って答えるかもしれませんね。
その気持ちはわかるんですが、怒りの感情は活用の仕方によってはかなり便利ですしそもそも有益なものでもあります。
やはり、「怒りの感情も存在するからには意味がある」んですよね。
もし「いらない感情」なのであれば、とっくに進化の過程で消え失せているでしょう。
今回は主に怒りのメリットについて見ていきたいと思う次第。
怒りを感じすぎるのは問題ですが、ほどほどなら有益なのです。
ここで一瞬だけ宣伝?ですが、「悩みがあんよなー」て人も「ただ誰かに愚痴を言いたいねん!」て人も悩みが重症化する前に頭をクリアにしてみませんか?
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では、ゆるりとおおくりします。
目次
怒りという感情とは何なのか
以前のアンガーマネジメントの記事にて少しふれたことですが、まず怒りという感情が何なのかについて軽く確認しておきましょう。
怒りとは、情動の一種であり「自己を防衛するために生じる感情」です。
人も動物の一種であるため、「自分の領域」というものがあります。
他者がその領域を侵害しようとしてくると、「自分の領域を防衛する必要が出てくる」のです。
怒りという感情は、「自分自身の領域を防衛するための動機付けとして必要な感情である」と言えます。
例えば、侮蔑や軽蔑といった自己イメージへの侵害もこの「領域への侵害である」です。
怒りの感情は、自分自身を外敵から防衛するために必要不可欠なものなんですね。
事実、イギリスで脳の一部を損傷して感情をなくしてしまった女性が、危険に対する防衛感情を失ってしまった結果、自分の身の安全を度外視した奇行をするようになってしまったといいます。
怒りは自分を守るために大事と言えるのです。
- 怒りのメリットデメリット
上述の様な怒りの本質的な事を踏まえた上で、怒りのメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。
まず、怒りのデメリットについてです。
- 適切に怒りを発揮しないと人間関係ヤバの雰囲気が険悪になる
- 怒りの感情が強いと血管系の疾患にかかったり、怒りっぽいと突然死するリスクも高まる
次に、怒りのメリットについてみてみましょう。
- 自己防衛の手段となる
- 物事に取り組むモチベーションが高まる
- 適切に人に怒りを表現すれば相手に誠意として伝わ理行動を変えられる
- 自分自身についてより深く理解できるようになる
およそ怒りのデメリットとメリットについては以上のようなものでしょう。
後述しますが、怒りのメリットの内で「自分自身についてより深く理解できるようになる」というが一番大きなものだと思います。
自分の怒りと向き合う事で自分の事がより深く理解できる
上述の通り、怒りの感情としっかりと向き合う事で自分の事がより理解できるようになります。
怒りというのは、本能レベルでは防衛のための感情ですが心理学的には「二次感情」と呼ばれるものです。
「二次」とある通り、怒りの背後には「一次感情の存在」があります。
一次感情の例には以下のようなものがありますね。
- 悲しみ
- 寂しさ
- 認めてほしい等といった承認欲求
- 不安
これらを見て察しがつく人はいるでしょうが、怒りの背後には「ある種の欠乏感や心の闇」といったものがあるのです。
そのため、怒りやすい人の心理の根本には以下のようなものがあると考えられます。
- 不安を感じやすい性格傾向(ビッグファイブ的に言えば神経症的傾向が高い状態)
- 相手を自分の思い通りに支配したい
- 認めてほしいという思いが強い
- ストレスが多すぎて認知能力が低下している
特に「認めてもらいたいという欲求」や「相手を支配したいという心理」に関しては、じっくりと向き合う必要があります。
なぜそんなことを思うのかをきちんと自分なりにはっきりさせなければ、この先もずっとこじらせていくだけでしょう。
逆に、きちんと向き合って対処しておくことで、人生の指針をきちんと立てられるし、人生に満足感を感じていく事も出来ます。
自分の内的世界にある怒りの源泉にしっかりと向き合う事で、「自分は一体どうありたいのか?」という事がはっきりするのです。
是非とも、怒りの感情を感じたその時は難しくとも冷静になってから、しっかりと内省してみるのをおすすめします。
自分の意外な一面が見えてくることもあるでしょう。
また怒りをコントロールできないと、不要ないざこざばかり起こすため怒りが制御できるようになるのは必須です。
怒りのコントロールについては以下の記事参照。
おわりに
この記事は「怒りなんて感情はない方がいいのだろうか?」と題しておおくりしました。
怒りという情動は、本質的には「自分の防衛のために存在している感情」なので、それ自体は生存に必要不可欠なものです。
怒りという感情それ自体は、もはや善悪という概念を超越したものと言えます。
それ大事なのは「怒りという感情をどう使いこなすのか」という視点です。
特に、怒りの感情の源泉にあるものをしっかりと見据える事は人生を満足感高く生きるためには必要不可欠。
是非とも、怒りの感情のその背後にあるものとじっくり向き合ってみましょう。
では!
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