今回は以下のような方に向けておおくりします。
・覚悟の正体について探ってみたい人
・覚悟を決められる人になりたい人
・話しのネタが欲しい人等
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「心理学の視点から「覚悟」を分析して見た。覚悟の正体って何?」という話です。
よく「覚悟を決める」と言われますが、具体的には一体どんな意味でしょうか??
多分即答できる人はほとんどいないと思います。
わたしも即答は難しいですねえ。
「んー、覚悟って何だろう、、、?」て頭を抱えてしまいます。
今回は「心理学的な視点から分析すると覚悟は一体どんな要素からなるものなのか」という事について考察してみたいと思う次第。
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では、ゆるりとおおくりします。
目次
そもそも覚悟とはどういう意味なのか?
まずは、「覚悟」という言葉の意味を確認してみましょう。
辞書的には覚悟とは以下の様な意味だそうです。
[名](スル)
1 危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。「苦労は覚悟のうえだ」「断られるのは覚悟している」
2 仏語。迷いを脱し、真理を悟ること。
3 きたるべきつらい事態を避けられないものとして、あきらめること。観念すること。「もうこれまでだ、と覚悟する」
4 覚えること。記憶すること。
「時にあたりて本歌を―す」〈徒然・二三八〉
5 知ること。存知。
「郎従小庭に伺候の由、全く―仕らず」〈平家・一〉
[類語]決意・決心・ふんぎり引用
ふむ、、、一杯ありますなあ、、、。
いわゆる覚悟とは、およそ「困難を受け止める心構えをもつ」という意味で解釈してよさそうですね。
覚悟を構成するであろう心理学的要素
覚悟を「困難を受け止める心構えをもつ」と解釈した場合、覚悟を構成する心理学的要素にはおそらく以下のようなものがあると思われます。
- 受容
- 選択
- 逆境耐性
- 正しい意味でのポジティブ思考
- 価値に基づく行動
以下順次捕捉です。
・受容
受容とは文字通り「受け入れる事」です。
困難の中には自らのせいで発生したものもあれば偶発的に発生したものもあります。
いずれにせよ、「避けては通れないもの」であった場合には「避ける事をあきらめて受け入れるしかない」ですよね。
困難に際して、「なんでこんな目に合わないといけないのか」とか「逃げたい」といった不快感があることを自覚しつつもその気持ちを「心の片隅に置いておいておく事」が受容です。
・選択
覚悟は押し付けられるものではなく、「自らの選択によるもの」です。
上述の定義に「ある事態を避けられないものとあきらめる事」とありましたが、これは「立ち向かう事を自らの意思で選択する事」ともいえるでしょう。
・逆境耐性
困難に立ち向かうには、逆境にあっても底から這いあがる精神の回復力であるレジリエンスが必要となります。
覚悟を持つ人は、逆境耐性が強いといえるでしょう。
・正しい意味でのポジティブ思考
覚悟を持つ人は、本当の意味でポジティブであると考えていいでしょう。
いわゆるポジテイブ思考とる人は、無理やり悪い状況にあっても虚勢を張るように「何とかなる!」と気合だけで乗り切ろうしがちです。
例えていうなら、「大丈夫!何とかなる!」と言うばかりで何を実際には行動しないしそれで実際に何とかなると思い込んでしまっているなんて場合でしょうか。
しかし、本当の意味でポジティブな人は、「万が一起こったら困る事」を想定してそれに事前の対策をして行き「実際に取り組んだ物事を軌道に乗せていくために努力する」んですな。
まさに「人事を尽くして天命を待つ」といった事わざがふさわしい状況です。
・価値に基づく行動
覚悟を持って困難と向き合っていくためには、かなりの精神力が必要ですしそこには「立ち向かうだけの動機が必要」だともいえるでしょう。
追い詰められて「もう死ぬかもしれない」なんていう極限状況にあっても、「ここで死ぬわけにはいかない理由があるんだ!!」となれば必死に活路を見出そうとします。
この動機の根拠を本能だけに求めることも可能かもしれませんが、「自分が人生において大事だと感じるものを追求するためにまだ終われない」と考えるのも一つだともいえるでしょう。
生きるためには、「生きる意味」が必要だといえます。
その生きる意味に相当するのが、「自分が人生において大事にしたいと思う価値」だという事です。
こレがあればこそ、生きる事をあきらめず困難があっても立ち向かっていけるというわけですな。
以上のように色々と要素をの列挙してみたわけですが、この中で一番重要なのは結局「受容」と「価値に基づく行動」でしょうねえ。
特に受容がないとどうしようもないので、受容は最重要ですね。
覚悟は「決めるもの」と言うよりも「自然と決まる」もの
「覚悟を決める」には、強い精神力が必要とされますがこの精神力を無理やり生み出そうとするとかなり大変です。
それこそ死ぬほど苦労をし倒して逆境に強くなるくらいしかなくなってくるかもしれません。
確かに、このアプローチは荒療治ではあるもののかなり効果的。
こういったアプローチでは、重度のトラウマに陥ってしまう危険性もはらんでいますが、もし困難を受け入れる事が出来れば、PTSGを達成できるので相当強靭な精神力を得る事ができるでしょう。
あとは挑み続けていくのみです。
※PTSGとは、心的外傷後ストレス成長の事。非常にざっくりいうと、「困難を受け入れる事によって精神が鍛えられていく事」を言う。
とはいえ、リスクがおお過ぎるので到底万人にすすめられるようなものではありません。
なので、わたしはあんまり積極的に窮地に身を置いて覚悟を決められるようになるのはお勧めしません。
わたしがおすすめしたいのは、「自分が人生において大事にしたいと思うもの」を見つけ、それに沿って生きていく事です。
人生の様々な局面で「自分はどうしたらいいのかどこを向いて歩んでいけばいいのか、、、」なんて悩むことはままあるもの。
そんな時でも、自分の大事にしたいものが分かっていて現状の自分の心境というものを受け入れられていれば、「よし自分の大事にしたいものの方向へ向かおう」と自然と心が動き行動することができます。
たまにはその方向からぶれることもありますが、そこは「いやいや、こっちではない」と随時気づきと軌道修正を繰り返していけばいいです。
覚悟を無理に決めずとも、自然と大事にしたいものが分かっていれば「決まっていく」という側面もあるといえます。
なんせ、「自分が行きたいと思う方向に邪魔があってもそこを通らないと先に行けない」ってことが起こるわけですからね。
その際に、受容することができれば先にすすめるでしょう。
という事で、まずは自分が人生に対して「一体何を願い、何を大事にしたいと思っているか」について思考を深めてみるのがいいと思う次第。
受容や人生で大事にしたいもの等について詳しくは以下の記事参照。
おわりに
この記事は「心理学の視点から「覚悟」を分析して見た。覚悟の正体って何?」と題しておおくりしました。
今回はあまりまとまりのない内容になってしまった感がありますが、心理学的な見地から覚悟というものを少し考えてみた次第。
結局、受容が最重要って感じでしたねえ。
覚悟を持つというとかなりハードルが高そうなイメージですが、自分が大事と思うものを見つけてそれに沿って生きようとすればある程度勝手に決まってくる部分はあると思います。
なので、まずは自分が何を大事にしていきたいと思っているのかについて思いを遣ってみましょう。
まずはそこからです。
では!