今回は以下の様な方に向けておおくりします。
何かと後ろ向きな考え方をしてしまう人
話しのネタが欲しい人等
オニギリス!!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです!
よろしゅう!!
今回の話題は「リフレーミングでネガティブ思考をやめて見方をポジティブに変えよう。」て話です。
何かと物事を後ろ向きに考えてしまう人は多いでしょう。
そんな人には、リフレーミングが少し役に立つかもしれません。
ではでは、ゆるりとお送りします。
目次
物事を否定的にとらえるのがネガティブ思考
さて、よくいわれるネガティブ思考の定義とは何でしょうか。
goo,辞書さんによるとマイナス思考の項で、「物事を否定的にとらえる考え方」と定義しています。
はい、ネガティブ思考とはみなさんが思っている通り「どうせ失敗する」、「わたしにはできないんだ」などと何でもかんでも後ろ向きに考えてしまうことなんですね。
参考記事等
認識のしかたで世界は変わる
さて、突然ですがわたしたちは世界に存在しています。しかし、わたしたちが世界を認識できているから世界が存在しているともいえます。わたしたちの意識が世界を認識することができなければ世界は無いことになるって話です。
だから、世界をどんなふうに認識するかが世界のあり方をきめることになりますね。
ある意味わたしたちはわたしたち自身の人生については「神」であるといえるかもしれません。
まあ、正直かなり詭弁っぽい話ではあります(笑)
なんだか怪しい感じがしてきた感がいなめませんが、もうちょいおつきあいを。
人間は見たいものしかみていない
さて、いきなりですが歴史の話です。
紀元前ローマの政治家であり軍人だったユリウス・カエサルさんがこんなことをいっています。
「人間ならば誰にでも、現実の全てが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しかみていない」。
これは認知心理学や社会心理学における用語である「確証バイアス」のことをよくあらわしている言葉と言えます。
人間ってやつは目に映っているものを客観的にみているわけじゃないんです。自分の思い込みだったり都合だったりにゆがめられた世界をみているんです。
だから、自分にとって都合の悪い現実はみてみぬふりをしてしまうんですなあ…。
例えば、
- 「資格を持っていれば一生安泰や!」
- 「大企業に入れば安心やで!」
- 「男の方が女より偉い!」
こういう時代錯誤はなはだしい思い込みの数々を信じている人達にむかって
あなた:「現状はそうなってないよ」
といっても、
「は!?おまえバカなんじゃねーの?間違っている訳ないだろ!」
どんなにデータを示して理路整然と間違いを指摘したところで、思い込みが強い彼らの耳にとどくことは決してありません。
そして、これは人ごとではありません。あなたにも十分おこりうるし、おこっていることなんです。
ええ、もちろんこの残飯おにぎりめの中の人も同様ですね(笑)
この事実は、人間は客観的にものごとをみることが苦手ということを表してます。
参考記事等
ネガティブ思考もリフレーミングで前向き
モヤモヤするネガティブ思考もリフレーミングを使うと結構晴れます。
もともとはNLP(神経言語プログラミング)における概念です。
リフレーミングというのは簡単にいえば、
「ある出来事やものごとに対する見方をかえて意味付けを変えてしまうこと。それによって気分や感情をかえていこうぜ!」
ということなんです。
※リフレーミングは、言語的にはリ(再び)+フレーミング(枠組みを変える)と考えらる。物事を見る枠組みを変え違う視点でとらえる技術。ネガティブなものをポジティブな方向へとらえなおすのに用いられる。
わたしたちが体験している出来事には本来いいとかわるいとかはありません。
わたしたちが勝手にそのいいわるいをきめているだけなんです。
はい、みなさんがお気づきの通りです。「ある物事を悪いと決めている」から悪く感じているだけなんです。
有名な例はグラスの中に半分水が入っている場合に
- グラスには半分しか水が入っていないと考えるのか
- グラスには半分も水が入っていると考えるのか
という例があります。
この場合だと「半分も水が入っている」と考えた方が前向きに考えているといえるでしょう。
このような発想の転換を日常の様々な場面でつかってみればネガティブなことがあってもそこに積極的な意味つけができるというわけです。
その適用対象としては、状況(例:人に同情や共感をせず周囲とあつれきを起こしがちな合理主義者→厳しい決断が迫られる状況ではリーダーに向いている)や意味内容(例:大きな仕事を任せられて不安→いい成長の機会)があります。
そして、リフレーミングでものごとに積極的な意味付けができるようになると
- 1:モチベーションが上がる
- 2:自分に自信を持つことができる
- 3:苦手とする相手にも対処できる
こんな利点があります。
順に活用例をみていきましょうかね。
・1:モチベーションが上がる
上司に大きな仕事を任せられた時
あなた「あー!こんな大変な仕事任せられたらその責任の重さにたえられない!!」
となるところを
あなた「こんな大きな仕事を任せてもらえるなんて、きっとわたしはかなり期待されているにちがいない。それにこの機会にこの仕事をとおして更なるスキルアップができるぞ!」
と発想転換することでかなりやる気が出るのではないでしょうか。
・2:自分に自信を持つことができる
あなたには弱点だと思うことが少なからずあるはずです。
でも、それは本当に弱点なんですかね?頭をこんにゃくみたいに軟らかくしてかんがえてみましょう。
では、質問。
- その弱点をべつな表現で表わしたら?
- その弱点はどんな状況だったら役に立つ?
例えばあなたが飽き症だったりした場合
- 好奇心にあふれている
- 損切りが早く気分の切り替えが早い
といえるでしょう。なんか自信でてきませんか?
参考記事等
・3:苦手とする相手にも対処できる
あなたにやや過干渉気味でいいたいことをずけずけいう友人がいたとしましょう。
ん?いない?てか、そんなうざいの友人じゃないだろ?
まあまあ、そこはそういう設定でよろろんです(笑)。
この場合は
・友人が過干渉なのは思いやりが強すぎていてもったっても居られなくなるから
・友人がずけずけいいたいこというのは間違ったことはその場で訂正しないとあとであなたが大変な目にあうとおもっているから
こんなふうに発想を変えることができたら、きっとあなたは友人にいままでより少しはやさしくなれるんじゃないでしょうか?
なお現在、人材育成の現場でも役に立つ技術としてリフレーミングは注目されているようです。
参考記事等
もう少しリフレ―ミングでネガティブワードを言い換えてみよう
さて、では、もう少しだけ日々耳にするネガティブなワードをリフレーミングで言い換えてみるとどうなるかについて見てみましょうか。
以下の言い換えを覚えておくと、ネガティブな考えに陥りそうになったら自動的にリフレ―ミングできるかもしれませんよ。
- 群れたがり→協調性がある
- 淡白→さりげない
- 口下手→嘘がつけない
- 孤独→自立している、独立心がある
- 冷たい→冷静
- 自分勝手→マイペース、自分に自信がある
- だまされやすい→素直
- 諦めが悪い→粘り強い
- いいかげん→固執しない、自由
- 堅物→真面目な人、責任感のある人
- 口が軽い→社交的
- 気性が荒い、怒りっぽい、激しやすい→情熱的
- ぼーっとしている→穏やか、細かいことにこだわらない
- 優柔不断→思慮深い、慎重
もっと知りたい人はリフレーミング辞典を見てみるといいでしょう。
参考
http://www2.gsn.ed.jp/houkoku/2011c/11c31/siryo/reframing.pdf
ちなみに、ここまで「リフレーミング最高!!」みたいなノリできましたが、実は弱点もあります。
実は、リフレーミングの弱点とは、「かなり意志の力を消費してしまう」という点です。
なので、万能ではないんですね。
詳しくは以下参照。
人生に無駄なんてないよ
前述のリフレーミングを最大限駆使すれば人生に無駄とか失敗なんて存在しなくなります!!
例えば、資格試験の勉強。
「受験は原則結果が全て。落ちてしまったなら、今まで受験に費やしたお金や時間、さらには体力までが全て無駄になる。」
こんな結果至上主義があたりまえに大手振って世の中をかっ歩している気がします。
でも、ほんとにそう?全て無駄だったんでしょうか?
それまで勉強して身につけた知識や考え方は決して無駄ではないはず。
結局のところ、身もふたもない話ですが
「本人がその経験を活かせるか」
これが全てです!!
「資格なんていらん。時間の無駄。経験が大事」という極論をいうひともたまにいますね。
わたしもどちらかといえば
「座学なんてくその役にも立ちゃしねえ!知識の運用の方がよっぽど大事だわ。バカじゃねーの?」
なんて考えてた時期が多かったんですなあ。でも、受験だって貴重な「経験」。受験に失敗したことも貴重な「経験」。
そう…
結局みんな経験なんです。
わたしたちはとかく失ったものにばかりに目を向けがちです。でも、じつは同じ経験で得ているものもたくさんあるんです。
例えば
- 受験のために一生懸命に頑張ることできる集中力
- 得た知識やものの見方、考え方
- 計画立案スキル
- すきま時間の効率的活用スキル
- 勉強を地道につづける自制心
これはほんの一例にすぎません。きっと、まだたくさん得たものがあるでしょう。だから、失ったものをかぞえるのではなくて、得たものを数えてください。
これは何事も同じです。
おわりに
この記事では、わたしたちの世界に対する認識が世界を明るくも暗くもすること、出来事やものごとを前向きに考えるためにはリフレーミングで違う角度から意味づけをすることが有効であるということについて述べました。
どんなものごともそれ自体にいいわるいはなく、解釈次第でよくもわるくもなるということを覚えておいて下さい。
できる範囲からでいいのでいい方向にリフレーミングしてみてください。
そして、最後にもう一言。
前述の場合とは逆に、何かを得た時は何かを失っていたりします。ただし、それを犠牲なんて言葉ではかたづけないでほしい。
そう、断じて犠牲なんかじゃありません!!
人生におけるただの優先順位。あなたの人生においてその時期にはそれをやるのが適当だっただけのこと。悔む必要はありません。
失敗しようが成功しようが何か失っています。そして、何か得ています。
いつもできるかぎり得たものを数えましょう。
参考記事等