オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!今回もよろしゅう!!
「人をほめた方がいいのはわかっているんだけど、なかなかなあ…」
「ほめるのが上手い人ってどんなことかんがえているんだろ?」
「具体的にどうほめたらいいんじゃー!」
はい、今回のテーマは「ほめること」について。
人間関係ではほめるのがうまい人の周りには自然と人が集まります。
ほめ上手は愛され上手です。
当然、恋愛にも使えます。
今日からより良い人間関係構築のためにほめ上手を目指しませんか?
では、ゆるりとお送りします。
目次
1、ほめるには4種類ある
「ほめるって漢字で書くと褒めるとか誉めるもあるよね…」
そう!ソーナンス!ほめるは漢字で書くと以下の4種類あるんです。
・褒める
・誉める
・讃める
・賞める
はい、では具体的にどう違うのかみていきますか。
・褒める
これはみなさんのなじみのやつです。
「他の人のすぐれたおこないに対し賞讃の言葉を贈ること」です。
最も一般的に使われているものですね。
・誉める
これは「褒める」と基本的な意味で違いはありません。
ただ使われる状況が違います。
「誉」が「言葉で人を持ち上げる」という様を表しており、そこから「もてはやす」、「ほめる」の意味で使用されるようになりました。
「誉める」はある行いや成果に対して、周囲から高い評価を与える時に使用されます。
「栄誉」や「名誉」といった言葉を想像するとわかりやすいですね。
つまり、「誉める」は個人的なことよりも、公的な行いに対する評価という意味合いが強い言葉といえます。
・讃める
これも基本は同じ。
しかし、状況は違います。
「讃める」は比較的「大勢がたたえる」という意味合いが強いのですね。
「讃」の字は神に供え物をささげてたたえるという意があります。
集団が1つの対象に称賛の意を表すという意味があるわけです。
つまり、「讃める」が使われるのは1対1の場面より集団での場面が多いといえます。
・賞める
これも「褒める」と基本同じ意味。
でも、使われる状況は違いますね。
「賞」はある功績に対するほうびの意です。
「賞与」「賞状」などを想像するとわかりやすいですね。
つまり、「賞める」は「おこないや業績の対価としてほうびの伴う称賛」という意味があります。
なお、「賞める」、「誉める」や「讃める」の3種は常用漢字外の表記です。公文書等で使われることはありません。
まあ、あれですね。区別がめんどくさいですね(笑)。
2、ほめることは承認すること
ほめることは相手の存在を「ありのままに承認すること」です。
相手のおこないや在り方、さらには感情についても「そのままでいいよ!」と背中を押してあげることです。
個人的にはほめることは「相手の感情に共感し励ます事」でもあると思っています。
自分の存在をありのままに受け入れてくれる人の存在は誰にとっても得難く尊いものです。
人をほめるということは人を大事にすることであり、その人がその人として存在することを認めることなんですね。
3、ほめることの効果
みなさんは「返報性の原理」と言うのをきいたことがありますか?よく心理学ででてくるものです。
返報性の原理とは、人から好意を受けたり親切にしてもらったらそれ以上の好意や親切を返したいと思う心理です。
実は健全な人間関係は「与えること」から始まります。
例えば、「私に承認をよこせ!」と言う状態は「自慢や偉ぶり」という態度です。この場合は当然ながら、「なんだ、こいつ。自分ばっかり得する事かんがえやがって!」となるわけです。
奪う思考をする人は一時的に得をしても最終的には大損します。
人生の一大資産とも言うべき人間関係に恵まれることはありません。
ほめることは相手に承認を進んで与えることです。
結果的によく与えるものはよく与えられます。
人には承認欲求がありますから、承認を進んで与えてくれる人とは一緒にいて気分がいいのです。
結果として、ほめ上手のまわりに多くの人があつまり、ほめる人にお返しをしようとします。
そして、よくほめる人はよく与えられて人的資産とも言うべき健全な人間関係にめぐまれ、結果仕事にもお金にも恵まれます。
金は天下の回りものとはよくいったものです。
金も仕事も人が持ってきます。
ほめるのが上手いという事がどれほど重要かわかると思います。
また、 ほめることでピグマリオン効果も期待できます。
これは、人は他者から期待されることにより成績が向上するという現象です。
正しいほめは後輩や部下のやる気を引き出し成長をうながします。
積極的に人をほめるのはいいこと尽くしですね。
4、こびるのとほめるのは全く違う
「でもさあ、ほめるのって苦手だなあ。なんか、こびてるみたいじゃん」。
はいな、わかりますよ。その気持ち。たしかにこびると嫌われますね。しかし、こびはほめとは全く別物です。
こびはほめではありません。
こびの本質は自分の利益のために相手から何かを奪おうとする行為です。
ほめは与える行為です。
こびとほめは似ても似つかないです。
たとえば、ぶりっこもこびの一種ですね。
女性のぶりっこが嫌われるのが多いのもそれが原因です。
ぶりっこは男性からすると心を奪いに来ることと同じ、女性からするとぬけがけや脅威です。
こびもぶりっこも嫌われて当然なのです。
そして、上記の返報性の原理は「見返りを期待しないこと」が大前提なのです。
もし、下心が垣間見えたらその瞬間にこびとなります。
ほめるなら自分の心に素直にほめましょう。
上手くほめようという心はいりません。
そして、堂々と。
5、見えるものはほめやすい
では、具体的に何をほめて行ったらいいのか。一番わかりやすいのは見えるもの、つまり相手の持ちモノや髪形などです。
ただ、相手の容姿、特に顔についてほめるのだけは気をつけた方がいいです。
男性は女性の容姿をほめがちですがこれは女性には下心を想起させます。
女性が男性の容姿をほめるのも難ありかもしれません。
特に賢明なイケメンなら「かっこいいですね」の瞬間「また、この手の機嫌取りかい。つまらんやつ。」となるかもしれません。
ほめるなら所持品や服装、髪型などが無難です。
そこから相手の内面やセンスに言及していきましょう。
その方がよほど好印象でしょう。
例えば、ある昼のランチタイム、頃は12時。
あなた(男性)は同僚(女性)と食道へ行こうと連れ立って歩いています。
あなたは沈黙も気まずいので彼女に話しかけようとおもいました。
すると、そこに格好のネタがあることに気が付きます。
彼女の髪型が変化していること、普段付けているピアスとは違うピアスをつけていることに気いたのです。
さて、あなたは何と言ってほめましょうか?
「あれ?髪型かえましたね」
同僚「ああ、気が付きました?実は昨日美容院に行ってきたんです」
「昨日とは雰囲気がかなり変わっているんでさすがにわかりますよ」
「まあ、かなり短くしましたからね(笑)」
「昨日までは落ち着きあって品のある頭脳明晰な雰囲気、今日はさわやかでありながら活動的な行動派という雰囲気ですね。実に七変化、あなたはあと何回変身をのこしているんです?」
「別に変身とか大げさなものじゃないですよ(笑)。ただ、最近の流行に合わせてみようかと思っただけですね。」
「ということは、そのピアスも流行ですか?」
「あ、気付きました?これは流行とかじゃないです。私が数年前に買ったものです。ただ、今までは自分の雰囲気には合わないなと思ってつける気がしなかっただけですね。」
「で、髪型をかえたところでつけることにしたと?髪型の軽やかさとピアスの淡いピンクゴールドの色合いが非常にマッチしてますね。なんというか、すごく色彩感覚やデザイン的なバランスにすぐれた組み合わせに思います。うちの職場きってのファッションリーダですね、これは。今度私のファッションチェックをお願いしたいですね。」
「ほんとう大げさ(笑)。まあ…」
はい、もう壊滅的に無理やりですね。
すいません。
まあ、どんなに大げさになったとしても恥ずかしがったりして引かないことです。
最後まで、ほめ切ることが大事です。
こちらが恥ずかしがったら向こうも気まずくなって話しづらいのです。
6、わざとらしくほめたら一巻のおわり
はい、こびのところでいったように「下心」が伝わるようなほめはNGです。
では、どうしたらわざとらしくならないのかが問題です。
端的にいえば、「常日頃から人のいいところを探すようにする」ということです。
人のいいところを意識せずとも気が付く位に習慣化しましょう。
そうすれば、気が付いたらほめていたという状態になるはずです。
ほめた時に「おおげさだなあ」とか「そんなに褒めても何も出ないよ」といわれたら、素直に「本音をつい言ってしまっただけなんで。というか褒めてました?」とか「褒めてる自覚が無いので(笑)。ただの感想です。」などと素直に言えば嫌味にもなりません。
もし、こびを売るつもりでほめてから「本音だ」といっても人は馬鹿ではありません。大体わかるものです。
ですから、日々の姿勢が大事です。
7、ジョハリの窓で攻略
「ジョハリの窓??」
はい、ジョハリの窓というのは自己分析に使用する心理学モデルの一つ。
自分自身が見た自分と他者から見た自分の情報を分析し、4つに区分して自己を理解するというものです。
その4つの区分というのが以下です。
- 「開放の窓」: 自分も他人も知っている自分
- 「盲点の窓」: 自分は知らないが他人は知っている自分
- 「秘密の窓」: 自分は知っているが他人は知っている自分
- 「未知の窓」: 誰にもまだ知られていない自分
このうちの「秘密の窓」が問題です。これを言い当てることができると格段に仲良くなれます。ほめる場合にはこの秘密の窓で「自分だけが知っていて本当は認めてほしいと思っている要素」をほめるのです。
ただ、こびにならないように「相手を気分よくさせてあげたい」という「与える姿勢」で臨むようにしましょう。
ただ、一番の難関はどうやって「知られていないが認めてほしい要素」に気がつくかです。これはかなり難関です。一番可能性のある方法としては誰にでも当てはまる可能性のある一般的な内容の質問をして探ることです。
心理学でいうバーナム効果の応用です。これは例えば、血液型がA型の人は几帳面と言うようなものです。このバーナム効果をうまく活用することで相手の認めてほしい要素をいいあて、さらにほめることができるはずです。
バーナム効果等の具体的活用についてはこちらを参照してくださいな。
おわりに
この記事ではほめることの重要性とほめるのが上手くなるために何が必要かについて述べました。
ほめるために必要な要素をまとめると以下になります。
・相手の所持品や服装、髪型を観察する
・外見と相手の内面やセンスを結び付ける
・堂々とほめる姿勢
・うまくほめようとしない姿勢
・ほめすぎたとおもっても最後まで臆せずほめ切る
・相手を気分よくさせたいという姿勢をもつ
・人のいいところを見る姿勢の習慣化
・相手の他人は知らないけど認めてほしい要素を見つけてほめる
正直なところ、一番最後はかなり難易度は高いと思います。
これは別に使わなくてもいいかなと思います。
正直、質問攻めにしないように会話を進める必要があるので単にほめる以上の技術が必要だと言えそうです。
できることから、ためしてほめ上手になってください!
では!
参考記事等