謙虚は素晴らしいけど卑下はダメ!健全な自尊心のススメ。
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「よく謙虚はすばらしいっていうけど自己卑下との違いがわからん!」

「謙虚にしているとどんないいことがあるの?」

「どんな風にしたら謙虚にみえるの?」

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回は謙虚にする事はいいことだけど自分を卑下するのはダメだよ! て話です。

あなたは謙虚な人って言うとどんな人を想像しますか?

ほめられても調子に乗らない人?

人の言ったことを素直に受け止められる人?

まあ、どっちもあたってはいますね。

近年、自己啓発がはやっているのもあり「自信を持つのが大事だ!」て風潮があるようです。

そうすると、「謙虚って自己否定みたいでよくない」て感じたりすると思います。

でもですね、これが違うんですね―。

謙虚と自己否定、つまり卑下は心理学的には全然別物なんですね。

今回はその違いと謙虚のメリットをみていきましょう!

では、ゆるりとお送りします。

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1、謙虚と卑下と謙遜と

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そういえば、謙虚と謙遜の違いがわからん!

確かにとってもわかりにくい言葉ですね。

まず、コトバンクさんの力をかりて確認してみましょう。

謙虚とは

[名・形動]控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。また、そのさま。「謙虚な態度」「謙虚に反省する」
[派生]けんきょさ[名]

引用元コトバンク

https://kotobank.jp/word/%E8%AC%99%E8%99%9A-491648

一方、謙遜とは

[名・形動](スル)へりくだること。控え目な態度をとること。また、そのさま。「謙遜して何も語らない」
「(小サナ花ハ)きわめて―な、有るか無きかのものである」〈寅彦病室の花〉

引用元コトバンクhttps://kotobank.jp/word/%E8%AC%99%E9%81%9C-492607

以上から謙虚と謙遜の違いは、謙遜が言動などに対して使う言葉であるのに対し、謙虚はその人の姿勢そのものに対するものであるということが分かります。

そして、最後に卑下の意味も確認です

卑下とは

[名・形動](スル)
 自分を劣ったものとしていやしめること。へりくだること。「そんなに卑下する必要はない」
 いやしめて見下すこと。また、そのさま。
「自修の事を甚だ―なる田地に落ち沈ましむるなり」〈中村訳・西国立志編

引用元コトバンクhttps://kotobank.jp/word/%E5%8D%91%E4%B8%8B-609414

はい、卑下は完全に予想通りですね。

なお、卑下は心理学においても否定の意味です。

2、心理学的な観点から見た謙虚

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さて、ここからは心理学的視点から謙虚を考えていきましょう。

実は現代において謙虚に関する研究はそこまで進んでいなのが現状です。

しかし、謙虚を構成する要素についてはある程度論文等で示されています。

あいにくその論文から引用しようとすると文字化けするので以下では謙虚を構成する6要素を簡略化したものを載せます。

オリジナルを確認したい人はこちら。

https://www.tsu.ac.jp/Portals/0/site-img/gra/2015/kiyo

  • 1、個人の能力や達成を正確に査定(低い自尊心や自己否定なし)
  • 2、自分の不完全さを認められる能力
  • 3、新しいアイデアや反対意見、アドバイスに開かれていること
  • 4、自分の能力や達成目標を保てる
  • 5、比較的、自分に焦点をあてず(自分を忘れる)、個人としてではなくより大きいコミュニティティーとして自己をとらえる
  • 6、全てのものの価値にに感謝し、人や物が世界に貢献する方法は無数にあると考える

はい、どうでしょう?

まさか、謙虚をここまで要素に分解して考えているなんて驚きですね。

全体を通してみると向上心と好奇心旺盛な人格者の特徴みたいですね。

できる人ほど謙虚なんてよくいいますが、科学的にも正しそうです。

ただ、5番目の要素に関しては分かりにくいですね。

論文の中で言及されている説明によると、「謙虚の感覚を獲得したひとは自分よりも自分の所属するコミュニティーに焦点を当てる」そうです。

つまり、簡単にいうと自己中ではなく自分を取り巻く人々や社会のことをより気にかけるようになるって感じですかね。

言い回しがめんどくさいっすね。

さて、それはおいといて一番目をみてくださいな。

括弧の中に「低い自尊心や自己否定なし」てありますね!

そう、謙虚には自己否定はないということです!

つまり、謙虚な状態とは「自尊心が適切に保たれている状態」なんですね。

だから、ほめられて

「いえいえ、私なんて大したことないですよ。」

と言っている人は言葉の上で自己否定をしているように見えるだけで心の中では自己否定をしていません。

おそらく、心の中では

「世界は広い。私よりできる人はきっといる。だから、自分がまだまだ不完全であるのは事実だ。そして、きっとどこまでいっても不完全。それは人である限り当り前のことだ。」

と思っているかもしれません。

ͺ

自分の不完全さを受け入れているからこその謙遜の言葉なんですね。

まさに「あるがままの自分を受け入れている状態」、つまりは自尊心が高い状態と言えます。

その一方で、

「私なんて大したことないですよ…」

というような自己卑下をする人は自尊心が低い状態なので謙虚な人とは全く別物という事です。

自己卑下が過ぎると気がついたら

「私って馬鹿だからさ…」

みたいな言葉が口癖になっているかもしれません。

こういうのを心理学では「迎合行動」と言います。

相手の好意を得ようとする行動です。

卑下をする場合は自分を低くすることで相手を相体的に持ちあげているわけです。

ただし、迎合行動も度が過ぎるとうっとおしがられます。

そう、言ってみれば迎合行動は相手から好意を奪う行動です。

こびを売るのと本質的にはかわりません。

人は奪われる状況には警戒するもの。

自尊心が低くなると何もいいことが無いんですね。

謙虚ではいても卑下はしないようにしたいものです。

なお、自尊心の高め方はこちら。

3、謙虚のメリット

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さて、ではここからは謙虚になるとどんなプラスがあるのか見ていきましょう。

念のために再度言っておきますが、謙虚と自己卑下は全くの別物です。

謙虚と自己卑下を混同しないようにお願いしますね。

謙虚であると以下のようなメリットがあると考えられます。

  • いつも視野を広く持つことができる
  • 自分を見失わない
  • 向上していける
  • 足元をすくわれない
  • 目の前の事に集中できる

はい、では以下順次詳しくみて行きましょう。

・いつも視野を広く持つことができる

謙虚の反対は傲慢や尊大。

言ってみれば自信がありすぎて現実が見えていない状態です。

視野が狭くなっている状態です。

このように現実を広い視野で見ることができないと新しい可能性に気付くことができません。

今は変化の早い時代、周りの状況の変化に疎いのでは損失を被ること必至。

変化の速い時代を生き抜くためにも謙虚さは必要です。

・自分を見失わない

傲慢になると人は自分の判断を絶対であると過信します。

自信も度を超えると害悪です。

途中で「この路はまちがってないか?」という再検証も時には必要なんですね。

そのために謙虚さは必要になります。

しかし、自信過剰になると疑わないので間違った道をそのまま突っ走ります。

気づいた時には本来向かうべきところにたどりつけず大慌てする羽目になりますね。

注意したいものです。

・向上していける

これは前述の謙虚の6要素からもあきらかでしょう。

自分の判断を絶対と思わず他者の考えを柔軟に取り入れていけるという事は自分を常に進歩させられるという事です。

自分の力を常に客観的にとらえる視点は向上するのにかかせません。

・足元をすくわれない

謙虚な人は自分の力を正確にとらえることができるとともに、周りの状況を冷静にみることができます。

すると、当然ながら足元をすくわれるような無謀な行動を取らなくなります。

周りの状況を冷静かつ客観的に見るために謙虚でいる必要があります。

・幸せになる

謙虚でいると人から好かれます。

なおかつ、前述の6要素からも分かるように感謝の念が増えるとポジティブ心理学でもいわれるように幸福感が増えるのです。

人生の幸不幸は良質な人間関係により決まります

謙虚でいることは人生を幸せに過ごすためにも必須と言えるでしょうね。

4、どうやったら謙虚にみえるのか?

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早速なんですが、すいません!

本当はこの章で「どうしたら謙虚になれるのか?」について書きたかったんです。

が、あいにく現在の心理学ではその方法についての研究があまり進んでいません。

そこで、この章では相手にほめられた時にどう対応したら謙虚に見えるかについて述べたいと思います。

そこで、早速ですが、ほめられたら基本的には感謝した方がいいです。

「いいえ、そんなことないですよ」

なんて返しはほめてくれた人の判断に対する否定ですから。

とはいえ、人によっては「調子に乗っている」とかいうでしょう。

多分、そんな事言ってくる人は初めからあなたが仲良くできない人でしょうからどうでもいいのですが…。

まあ、気になる人もいるでしょうから一つ提案いたしします。

それは「自分が努力する姿勢を示す」と言う事です。

例えば、

「そんなに仕事ができてすごいなあ」

て言われたら

「ありがとうございます。確かにある程度の実績はでているかもしれません。しかし、まだまだ私自身安定してこの成果を出し続けられるかは不明ですし、さらにいえばこれに満足したら低滞するか後退します。実際、今更に高い実績をださんと色々工夫を続けていますがなかなか結果に結び付いていません。まだまだ努力が必要です。」

みたいに現状に満足せず向上心を持って取り組んでいる姿勢を示しましょう。

心理学でいうところのアンダードッグ効果の利用です。

アンダードッグ効果とは不利な状況にある者には手を差し伸べたくなるという効果です。

努力を必死にする人にも人は同情といってはなんですが、手を貸したくなるものです。

ですから、ほめられたら「感謝と努力」を伝えると効果的に謙虚さをアピールできると言えます。

さらに言うなら、「運が良かった」と「周りの人の強力への感謝」を加えるともっと人格者に見えるでしょう。

ま、戦略としてやるのは気がひけるけどね(笑)。

おわりに

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この記事では謙虚はすばらしいが卑下はしてもいいことはないと述べました。

謙虚でいることを相手に効果的にアピールするには「感謝と努力」の二つを伝えることが必要でした。

そして、より効果を高めたいのなら、 「運が良かった」と「周りの人の強力への感謝」 を加えるといいでしょう。

謙虚さを失うと人間は知らないうちに人間関係も悪くなるし、仕事もうまく行かなくなります。

結果として、どんどん不幸になっていきます。

常に謙虚な姿勢を忘れずにいきていきたいものですね。

では!

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