「依存先は沢山もとう」依存しないことが自立ではない。「依存は悪じゃない」。

「依存って本当に怖いよなあ、、、。共依存に薬物依存、ギャンブル依存、、、、もう、ほんっと依存って害悪!!いわゆる他人に甘えてばかりの根性なしも人に依存しきっているからだわな。人間は自立してなんぼだわ。依存を断ち切らないとだめだな!」

うーん、なんか無理やり感があるわ。

依存は確かに病名が下るくらいなら害悪だが、少しならむしろ健全よ。

いや、違うな、、、。

「依存は使い方が大事!」

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回の話題は「「依存先は沢山もとう」依存しないことが自立ではない。「依存は悪じゃない」。」という話です。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ
  • 依存に対して少し印象が悪い人
  • 人に頼るのにすごく引け目を感じる人
  • 精神的に気楽になりたい人
  • 自立に関して深く考えてみたい人

依存は一般には「悪」として認識されていると思います。

しかし依存というものは誰にでもあるものですので、依存は人は無くなりません。

そのため、個人的には自立を目指すのであれば「依存を上手に使いこなす」ことが大事だと思います。

なので、「依存は悪ではない」のです。

では、ゆるりとおおくりします。

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依存とは何か?

依存は一般には「悪」と認識されていると思います。

なんせ、自立の対極にあるとすら認識されている感もありますしね。

ただ、思い込みはよろしくないので一度依存の定義を確認してみましょう。

依存とは

「他の人やモノ、組織に頼って存在、生活すること」

のことです。

さらにいうなら、『他人や組織、モノに愛情や支持、保護を求めそれなくしては生きれない状態』といえるでしょう。

さて、、、、この定義を見て「やっぱ依存って害だわ」て思うでしょうか?

はっきり言って、人は「完全に何者にも頼らず生きていくこと」はありえず「何かに必ず依存している」といえます。

人はえてしてお金をもって不自由がなくなってくると、「自分の力だけで生きていけている感覚」になりがちです。

しかし、実際のところは「社会あってこそ自分の生活が成立している」ので、厳密な意味ではいくら資産家になったとしても「社会に依存していることに変わりはありません」。

なので、依存は悪いものでもなんでもなく「人間の生存には必要不可欠なもの」なんです。

人はことさらに「自立」を強調したがりますが、実は自分の足で立っているように見えて知らないうちに他者方の助けを受けているものといえます。

そういった意味では、わたし達は「自立的存在であると同時に他立的存在である」といえるのかもしれません

いずれにせよ、「依存は悪」という考えは適当でないということですね。

上手く依存できる人が人生を上手く生きれる

経済的に余裕のない親友に対して、自分が困っているからといって「30万円貸してくれ」なんていって快諾してくれる人がいるでしょうか?

いないとは言いませんが、おそらくその数は相当に少ないでしょう。

人は基本的には誰かの役に立ちたいという気持ちはもっているものです。

しかし、自分を犠牲にしてまで他人のためにやれるかといったらそれは「ノー」でしょう。

一人の人に「何かを求めすぎるのは無理があります」。

そのため、依存をやめるのではなく「依存先を増やす」ことが大事です。

依存先が増えれば、それぞれの依存先に対して求めるものは減ります。

つまり、これが人間関係であれば、依存される側一人当たりの負担はへるということです。

一人当たりの負担が減れば多くの人は積極的に助けてくれるようになるでしょう。

自立とは依存先を増やすことである」

この言葉は、現在、東京大学先端科学技術研究センター准教授を務め当事者研究などの分野で注目されている熊谷晋一郎さんによるものです。

※当事者研究とは北海道浦賀市にある「べてるの家」と浦賀赤十字病院精神科で始まった主に精神障害当事者やその家族を対象としたアセスメント、リハビリテーションプログラムのこと。

当事者研究について詳しくは以下。

参考

https://toukennet.jp/?page_id=56

上述したように、人はいくら「自立している」とされる人であっても、「他者のおかげで生きているので他者との依存関係は絶対に切れないもの」です。

さらにいえば、「今や人類は自然を支配し自然から独立して独自の生態系を構築している」という考え方は傲慢です。

人類はいまだに自然環境に依存しているといえます。

だから、人間なんていくら自立しようったっていろんなものに依存しているんです。

もう自立できない自分を責めるのはやめにしましょう。

それよりも自分の依存先を増やして、自分自身が困ったときに適度に頼れる人間関係を構築しておきましょう。

それでもまだ誰かに頼ることに罪悪感がある人に、インドで子供に教えられるというこの言葉をおくりましょう。

「あなたは人に迷惑をかけて生きているのだから人のことも許してあげなさい」

「有害な依存」と「通常の依存」はかなり違う

依存は人間にとっては不可欠なものでした。

しかし、依存も程度によっては周知の通り害悪となるものです。

もし人間関係における依存であれば、主体性があったうえで相手を尊重等してなされるものは健全な依存といえます。

対して、主体性なく自分の安心のために常に相手にしがみつく、相手を支配・束縛しようとするのは不健全な依存です。

有害な依存は往々にしてその心理的背景に、「何かしらの心の闇」というものが隠されていたりします。

要は、依存は自分が抱える何らかの問題から目を背けるために起こっていることがあるのです。

依存自体は誰にでもあるものですが、度が過ぎないようにしたいものですね。

依存と上手に付き合うために必要なもの

さて、では依存と上手に付き合っていくにはどうしたらいいのでしょうか?

まあ正直言って、わたし自身の現在持ち合わせている知識では「これさえすれば有害な依存なんて一切なくなる」なんて言えるブラックジャックのような方法は提示できません。

しかし、これは明言できます。

自尊心が高まれば過度の依存は起こりにくくなる」と。

※自尊心とは今の自分のありのままを受け入れる感覚のこと。

自尊心が高まることで自分否定をすることが減り、自分自身と他人を比べて気分は落ちるなんてことは少なくなると思います。

自尊心が高まると自己否定が減り主体性も高まるでしょう。

自尊心を高める方法について詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

おわりに

この記事は「「依存先は沢山もとう」依存しないことが自立ではない。「依存は悪じゃない」。」と題しておおくりしました。

依存は人間であればだれでもあるものなので、決して悪いものではありません。

むしろ、依存先を増やすことで誰かや何かに過度に依存しすぎることを防止できます。

依存とはうまく付き合っていきたいものですね。いぞんは

では!

参考

http://www.u-gakugei.ac.jp/~hokekan/d-izon0908.html

https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/research/people/staff-kumagaya_shinichiro.html

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html

https://note.com/ogatahisato/n/n126ddcac128f

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%BE%9D%E5%AD%98/

https://toukennet.jp/?page_id=56

参考記事等

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