「くっそ!あの部長の金魚のフンめ!!せっかく自分史上最高のできのプレゼンだったのにイチャモンつけてきやがって!内容の当否とかそういうまっとうな批判なら事前に準備してきたのもあってちゃんと答えられる自身があってのに、よりによって日頃の私の勤務態度がとか、、、何でそんな事議論する必要案だよ?そのせいか、その場の空気は微妙だしなんかわたしの評価が下がった感じがするぞ、、、、最悪」
まあ、本当に「内容が素晴らしかったか」はわからんけど、議論に関係ないこと持ち込んでくる奴最悪だよね。
まじ、いらね。
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「人格攻撃には冷静に指摘して立ち向かおう」という話です。
たまにいますね、議論の内容と全く関係ない話を持ってきて他人の評価を下げようとするゲスが。
ネットとか見ているとそんなゲスが山のようにいますね。
そして、ありがたくないことに人格攻撃には相手の評価を下げる作用があると言われています。
んー、 こまったもんだ!
では、わたし達は人格攻撃にどう対処したらいいかというと、結論としては「冷静に論点がずれていることを指摘する」ことです。
さて、具体的にどういう事なのか詳しく見ていきましょう。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
1、人格攻撃は批判としては強力である
はい、人格攻撃は批判の手段としてはかなり強力と言えます。
ネット上でもよくありますね。
その発言者の発言内容の論理のあらをつくとか、証拠が不明瞭であるとかの指摘をするのではなく、人格攻撃をすることで相手をおとしめようとする人ってよくいます。
例えば、、、、
- ・あんなブサイクでイライラさせるような顔しているヤツはうさんくさいから絶対信用できない
- ・あいつは過去にこんなよくないことをしているんだ。だから、あいつはこんな偉そうなことを言う資格はない
- ・ゼンカモンの言う事なんて信用できるか?
なーんて、、、色々ありますね、、、、。
発言の内容に関してではなく、相手の外見であるとか性格、過去の経歴や失態、、、そんな全く内容とは関係のないものを持ち出して、相手を批判するわけです。
批判の目的って相手を痛めつけて苦しめることが目的ではないんです(ま、中には人を苦しめて破滅させるのをエンターテイメントと考える人も少数いますけどね、、、そんな人については以下の記事を参照)。
批判の本来的目的って「間違いを正す事」であったり、発言内容に違う見方を与えてより議論を深化させて、問題解決を実際にしていくためになされる生産的行為なはず。
でも、発言者に対する言ってみればイチャモンとも罵詈雑言ともとれる人格攻撃には何ら生産性がありませんね。
ハッキリ言って、批判の本来的な目的からはかい離した愚行なんじゃないかと思います。
ただし、この人格攻撃、つまり、心理¥学でいうところの人身攻撃方法は相手を論破するとか相手の評価を低下させるものとしてはかなり有効です。
その事実を示唆する研究が以下のものです。
参考文献
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0192025
これはモンタナ州立大学の研究です。
この実験では500人の学生を対象としてその全員に架空の科学者の論文を評価してもらいました。
その際、以下3種の情報を付加しました。
- ・論文内容に触れず、単に研究者の自己紹介文を付加
- ・研究者の過去の学歴や失敗等といった過去の属性を批判する内容を付加
- ・論文の情報に関する甘さ(EX:実験デザインが甘い等)を指摘する内容を付加
これら3種の情報の負荷によって、被験者達の論文に対する評価がどう変わるかを調査したんですねえ。
んで、その結果はというと、、、
研究者の怠惰さや学歴の低さといった属性に関する情報の付加では、論文評価に影響はなかったものの、過去の不正や利益相反行為、データの改ざんに関する情報が付加された場合は明らかに論文の評価が下がりました。
そう、その過去の失敗に対する批判が例え、「イチャモン」の類であったとしても、、、、。
相手の人格を否定する情報をにはこんな恐ろしい効果があったという事です。
2、人格攻撃そして来る人にはどんな人がいるのか?
はい、いろんなタイプの人がいると思われます。
狙って人身攻撃を仕掛ける人から無自覚にやっている人まで色々かと、、、、。
では、どんな人達が人身攻撃をしやすいのか?
それは以下のような人ではないかと思います。
- ・人を苦しめるのが好きな人
- ・すぐ感情的になる人
以下順次解説しマッスル。
・人を苦しめるのが好きな人
性格的に言うならダークテトラッドという性格を持つ人々です。
端的に言うと、「サイコパスであり、かつサディストである」ような人のこと。
こういう人は人を苦しめると快感なのです。
普通の人は感謝されてやる気になるものでしょうが、ダークテトラッドは「人の苦しんでいる反応」を見てやる気になります。
こういう人はいわゆる炎上騒動を起こしたりしがちです。
彼ら彼女らにとっては「誰かが苦しむのはある種のエンターテイメントとかわらない」のです。
そんな人間からしたら、誰かが自殺に追い込まれるのもエンターテイメントなんでしょう、、、でも、確かにそんな性格のやつはいるでしょう。
数はかなり少ないもののね。
まあ、生産的でない性格ですね。
絶対仲良くはなれないし、なりたくないですねえ。
参考までに、ダークテトラッドの記事おいときま-す。
・すぐ感情的になる人
多分、人身攻撃をしている人にはこのタイプが圧倒的に多いと思われます。
端的に言うと、「すぐ感情的になる人」です。
ただ、すぐ感情的になる人にも以下のように2種類ほどいると思っています。
- ・正義感が強すぎる人
- ・理論的思考が苦手な人
正義感が強すぎると、ちょっとした不正やら不平等やらに熱く怒ります。
個人的にはこういったいわゆる義憤はない方が個人が幸せに生きるためには快適かなって思っています。
それと義憤って心理学的にはその存在に関して疑問を持たれているとか言います。
詳しくはこちら。
そして、理論的に考えられない、もしくは考えるのが苦手な人は割とすぐ感情に任せて罵詈雑言を吐きます。
相手の理屈を追うのがめんどくさいとか、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」のように「わたしの嫌いな考えだからそもそも気にくわない」、「わたしの嫌いな見た目だから内容も嫌い」みたいな感じになってしまい、問題とすべき内容についてではなく、発言者の人格等を攻撃し出すって話。
よくユーチューブのコメント欄に「、、、でも、ブサイクだよね。」とか「ブサイクのくせに」見たいなしょーもない中傷コメントがついてたりしますよね?
あんな「バカバカしいコメント」はきっと感情的になりやすい人がつけている場合が多いのかもしれないですねえ。
そして、すぐ感情的になる人達は「偏見やおもいこみ」が強い傾向にあると思われます。
詳しくはこちらをどうぞ。
んー、言い方は悪いけど一般に言われるいわゆる「頭の弱い人」というのがこのタイプかも、、、、。
とはいえね、誰だって場合によっては「頭が弱くなる」ってことは覚えておく必要がありますね。
普段理知的でも人間「いつでも理性的」なんてありえませんからねえ。
それに「偏見ゼロの人は誰もいない」のです。
もしも、「私には偏見なんて無くってよ!!オーホッホッホッホッ!」
とか言っている人がいたら、その人は「バイアス死角」と呼ばれるバイアスにまんまとはまっています。
お互いバイアス対策しましょ。
参考までにバイアスについての記事を置いときます。
精進あるのみです。
3、人格攻撃に対処するにはどうするか
では、人格攻撃を受けた場合にわたし達はどう対処したらいいのでしょう?
結論から言うと、
「人身攻撃に対しては、それが人身攻撃であることを伝えた上で論点がずれているということを指摘する」
という事になります。
そうでないと、あなたの評価は目に見えて下がることになります。
ちなみに、相手を徹底的に攻撃したい場合、人身攻撃にしっかりした論理をプラスすると理性的な人も大衆も説得が可能となってきます。
まあ、、、嫌な話ですが、人間の醜い性ってやつですねえ、、、。
人間の脳にAIとかの技術を導入して新人類にでも進化すればこういったことはなくなるかもですが、、、、まあ、人間が今の人間である限り無くならないでしょうね。
ま、できることをお互いにやっていきましょう!
おわりに
この記事では「人格攻撃には冷静に指摘して立ち向かおう」と述べました。
人身攻撃を受けた場合には「冷静に論点がずれていることを指摘」して自分の評価がそれ以上下がらないように気をつけましょう。
基本は、しょうもない罵詈雑言は無視が一番なのですが、生産的な議論をしたい等の場面では絶対ほっておくわけにはいかないでしょうね。
ということで、スル―するために方法を参考までにおいておきます。
なにせよ、人身攻撃ってろくなもんじゃないっすね。
では!
参考記事等