「もう色々やりたいことがあって正直寝ている時間とか無駄過ぎて嫌になる!何とかして睡眠時間が短くても済むようにできないもんかなあ。」
んー、無理やねえ。
健康に過ごそうと思ったら睡眠時間を削るってよくないねん。
ちゃんと寝ないと将来病気になるリスクはあるし、そもそも自分の能力を十分に発揮できないぞい。
ちゃんと寝ないとアカン。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「ショートスリーパーになることはできるのか?「睡眠不足は有害すぎる」」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
・ショートスリーパーになりたい人
・話のネタが欲しい人等
寝ている時間がなくなったら、どれだけ自由な時間が増えるだろう等と思う人は多いと思います。
わたしもその一人ですから、その気持ちには強い共感の念を禁じえませんな。
そんなやりたいことが沢山ある人たちは、睡眠時間が短くて済む人たち、つまりいわゆるショートスリーパーという人たちをうらやましく思ったりするものです。
実は、わたしの場合睡眠時間は4~5時間ほどが経験上最適なため一般基準で言えばまあまあま短くて済む方なのですが、3時間で済む人もいるため正直そういった人はうらやましくて仕方ないんですね。
4~5時間くらいの睡眠時間の時は日中眠くないんですよねえ。
しかし、どうも概して7時間寝た日はどうも寝すぎたのか日中かえって眠いことが多いです。
で、ちなみに適正な睡眠時間に関しては、現代の医学では「変えられない」と結論づけられています。
そのため、ショートスリーパーになろうとする努力なんてものは現時点では無駄だし有害です。
以前取り上げたように、寝ないと思考力は鈍るしメンタルも不安定になりやすいです。
しかも睡眠不足が常態化することで、後々様々な病気になるリスクが高まるとも言いますね。
ちゃんと寝て自分の力を十分に発揮できるようにして、やるべきことにきちんと向き合っていきましょう。
睡眠不足はダメですよ!
今日はそんなお話。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
ショートスリーパーは生まれつき
睡眠時間が少なくて済む人って活動できる時間が多くてうらやましいですよね。
なので結構多くの人がショートスリーパーになりたいと思っている気がします。
ここでまずはショートスリーパーの定義について一旦確認しておきましょうか。
ショートスリーパーとは「短い睡眠時間で健康を保っていられる人間のこと」であって短眠者ともいわれます。
大塚製薬が運営する「睡眠リズムラボ」によると、「睡眠時間にどれだけとれば十分か」という基準はないそうです。
なので、専門家の見解としてはことさら睡眠時間にこだわる必要はなく「日中の眠気で困らなければ十分」なんだそうです。
ただ、アメリカのある研究によると睡眠時間が7時間の人が一番長寿である傾向にあったといいます。
この研究結果を踏まえてこれまでこのブログでは「7時間寝よう!」と言ってきたんですな。
でも、厳密な事を言うと必要な睡眠時間の絶対的基準なんてなかったんですね。
参考
睡眠時間が十分か否かの基準は、「日中眠くないかどうか」という事に尽きると考えていいですね。
ここでショートスリーパーを目指す人は、「じゃあどんどん睡眠時間を短くしていきそれに体を慣らしていけば極限まで短くできるのでは?」なんて思うかもしれません。
そう、少ない睡眠時間に体を慣らしていけばいつか適応出来るんじゃないかって発想ですな。
完全にアスリート的発想。
気持ちは凄くわかりますし、わたしも一時期それを真面目に考えていた時期があります。
しかし、結論から言って「必要な睡眠時間は短くできない」そうです。
というのも、どうもショートスリーパーかいなかには遺伝が大きくかかわっているらしいんですね。
カリフォルニア大学の神経科学科教授フー=インスイ博士の研究グループの行った研究によると、ショートスリーパーの人では睡眠に影響を与える遺伝子「DEC2」「ADRB1」に変異があったんだとか。
参考
The Transcriptional Repressor DEC2 Regulates Sleep Length in Mammals
もしもっぱら遺伝の変異によって睡眠時間が左右されているなら、後天的にショートスリーパーになろうとする試みは無謀にもほどがあるという事になりそうです。
自分が日中に眠くならない最適な睡眠時間をきちんと確保するようにした方が賢明ですな。
睡眠不足は絶対にNG!
さて、いくら「睡眠時間は短くできないよ!」といっても「いやいや、短くできるさ!!」と気合で何とかする気の人もいそうなので睡眠不足がどれほど有害かについても触れておきたいと思います。
第一三共ヘルスケアの運営する「くすりと健康の情報局」によると、睡眠不足を続けることで様々な生活習慣病や循環器疾患、うつ、認知症、免疫力低下のリスクが高まるそうです。
当然睡眠時間の不足によって最近話題のコロナウィルスへの感染リスクも高まるとの研究もあるそうな。
さらに言っておくと、依然の記事で取り上げたように睡眠不足になると認知能力が低下するといいます。
認知能力低下に関しての具体的な程度としては、「ほろ酔い状態に相当する」とか「4~7歳分の老化に匹敵する」なんてことも言われているそうです。
参考
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO08974490R31C16A0000000/
全く飲酒習慣がないし酔った経験が人生で一度もない自分としては、ほろ酔い相当がどれほどのものかはわかりませんが何となくヤバそうだと感じますなあ。
そして以前の記事で取り上げたように認知能力の低下によって他人が悪意を持っているかのように感じやすくなり、結果人間関係が悪化するなんてこともあるそうですね。
正直、睡眠不足でいいこと等なんもないといえましょう。
寝ない分活動できる時間が増えるのは事実でしょうけども、効率がすこぶる落ちてしまっては意味があるのか結構疑問です。
作業効率は悪いし様々な病気になるリスクも高まるときては、もういいとこなしですよね。
やはり、睡眠時間をしっかりとらないとダメですな。
ちなみに睡眠時間の目安は上述のように年齢によって異なっているようでして、その具体的数値に関しては18歳以降から65歳までは7~9時間くらいの模様。
とはいえ、やっぱり必要な睡眠時間には個人差はあるので自分にとっての最適な睡眠時間を探すのが最善ですね。
ということで、最適な睡眠時間を見つける方法が以下だといいます。
・起床時間は変えずに、いつもより30分程度早くベッドにつくようにし、1週間続ける
・日中の眠気が改善しない場合、もう30分早めに就寝し、さらに1週間続けるこのように続け、平日と休日の睡眠時間に2時間以上の差がなく、目覚めのつらさや日中の眠気、うたた寝などの症状がほとんどみられないようになったところが、あなたのベストの睡眠時間です。
引用
ショートスリーパーの秘密とは?適切な睡眠時間を知る方法
んー、結構面倒やね。
ちなみにわたしの場合、なぜ自分の最適と思われる睡眠時間に気が付いたかというと、「日中に眠くならない睡眠時間」を何となくの体感で偶然見つけたからです。
上掲の方法ほど、徐々に時間を調整していって計画的に見つけたのではなく、たまたまものすごく頭がさえる日があって「もしかして睡眠時間のせいか?」と思ったからなんですな。
この時の睡眠時間が確か4時間半とかだったと思います。
で、その時の睡眠時間を6日?くらい継続した結果頭の冴えがずっと良かったので、「多分5時間前後が自分の最適な睡眠時間なのかもしれん!」と気が付いたって話です。
ただこういった感を頼りに探す方法はあんまり当てにならんので、上掲のように30分ずつずらしていく方法がいいと思います。
自分に合った睡眠時間を見つけてみましょう。
なお、なかなか睡眠周期が整わないとお悩みの方は、最近「睡眠周期が整う」と話題のトトエライトを使ってみるといいと思います。
ロングスリーパーは大成しないのか??
ショートスリーパーになりたいと思う人の中には一定数、「ショートスリーパーにはいわゆる社会的成功者が多いから」なりたがっている人がいる気がします。
自己啓発系にハマっている人はこの傾向にありそうです。
例えば、ショートスリーパーのいわゆる成功者には以下のような人たちがいるといわれている模様。
・ナポレオン(一日3時間)
- マーガレット=サッチャー(一日4時間)
- レオナルド=ダ=ヴィンチ(4時間ごとに15分)
- ビルゲイツ、ドナルドトランプ(一日数時間)
- エジソン(一日4~6時間)
- イーロン=マスク(一日6時間)
ふむ、確かにそうそうたる顔ぶれですな。
でも、ロングスリーパーにもいわゆる成功者と言われる人たちはかなりいるんですね。
例えば以下のような人たちです。
- アインシュタイン(一日10時間)
- ジェフ=ベゾス(一日8時間ほど)
- 小柴昌俊(一日11時間)
- イチロー
- 水木しげる
- ミハエル・シューマッハ(一日最低12時間)
一応、わたしが個人的に好きな経営者であるジェフベゾスさんの睡眠時間が正しいとすれば、あんまり睡眠時間の多寡で成功するしないを決めるのはナンセンスに感じてしまいますなあ。
なお個人的に思った感想として、「外向的な人の方が内向的な人よりも睡眠時間が短い気がする」というはありますね。
ちなみに過去の研究では、ショートスリーパーの人の方がそうでない人より楽観的だとか痛みに強いといった事が言われているらしいです。
ショートスリーパーの人はそうでない人より良くも悪くも鈍感だから日々感じる疲労が少なく、回復に時間がかからないってこともあるのかなあと思ったりしましたね。
以前から当ブログで言及している通り、外向内向は外界からの刺激への感受性によって決まると言えます。
外向型の方が感受性が低く内向型の方が感受性が高いんですね。
そう考えると、外向型の方がストレスを感じにくいので回復にも時間がそこまでかからないのではないかって思ったわけです。
そしてもしこの前提が正しいとした場合、ショートスリーパーの方が成功者が多いという傾向も外向型がそもそも内向型よりも人口でいったら多いという事実を踏まえると、ある意味当然な気もしてきます。
、、、、まあ、こんなに単純に結論を出すのは早急にすぎるのですが、「何となく思った」んですな。
おわりに
この記事は「ショートスリーパーになることはできるのか?「睡眠不足は有害すぎる」」と題しておおくりしました。
睡眠時間は基本的に遺伝に左右されていると考えられるため、無理に短縮しようとしても短くはなりません。
無理やり短くしようとしてもただ健康を害してぼっちになるだけですから、きちんと自分に合った睡眠時間をとるようにしましょう。
そしてショートスリーパーだから成功してロングスリーパーだから成功しないなんて言う判断は、あまり適切ではないでしょうね。
ちゃんとロングスリーパーにも成功している人はいるんですから。
他人の睡眠時間の多寡を気にするより、自分に合った睡眠時間を見つけてしっかり睡眠をとりたいものです。
では!
参考
The Transcriptional Repressor DEC2 Regulates Sleep Length in Mammals
https://www.science.org/doi/full/10.1126/science.1174443
eヘルスネット
https://wired.jp/2019/09/14/scientists-find-second-short-sleep-gene/