今回は以下のよう方に向けておおくりします。
- ・雑談なんて無意味だと思っている人
- ・雑談と無駄話の違いが判らん人
- ・話しのネタが欲しい人等
雑談とかめっちゃ嫌いなんだよね。
正直、時間の無駄じゃん?
雑談なんてしている暇があったらなんかほかにもっと有意義な事できるんじゃないかなあ。
まあ、そういう気持ちもわかるが雑談を無駄と切って捨てるのはいかがなものか。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「雑談嫌いは損をする」雑談は無駄話とは違う」と題しておおくりします。
世の中には雑談嫌いの人(特に男性)が沢山いるようです。
まあ、気持ちはわからんではないですよ。
「なんで、目的のはっきりしないどうでもいい事話さにゃならんのだ」って感じでしょう。
雑談なんて無駄話しているようにしか思えず時間の無駄って気がするわけですな。
しかし、結論から言うと雑談は無駄ではないんです。
その理由が分かれば少しは雑談に後ろ向きだったあなたも考えが変わるかもしれません。
合わせて、雑談が苦手だという人にも根本的な雑談力の鍛え方をご提案しましょう!
なお、本記事とあわせて「
では、ゆるりとまいります。
目次
雑談とはテーマを定めない会話
「雑談って文字だけみると完全にいらない子だよね…」。
まあまあ、そういわず(笑)。はい、では例のごとくwikipediaさんのお力をお借りしましょうかね。
Wikipediaさんによると
「雑談とは特にテーマを定めないで会話をすること」だそうです。
はい、テーマを定めないということがポイントですね。
たしかに、雑談にテーマなんてありませんよね?
「今日は○○について雑談するゾ!!」なんて言う人いませんね。
もし、そんな雑談があるとしたら実際には討論とか議論ですね。
少なくとも雑談ではありません。
ちなみに、無駄話とは「益のないおしゃべり」の事だとか。
雑談の定義に「益があるかないか」なんてものはないので、語彙の意味からするとこの二つは別物だといえるでしょう。
雑談をするメリット
雑談をする事を無駄と考える人達は一定数いますが、雑談にもちゃんとメリットがあります。
そのメリットというのとしては以下が考えられます。
- 信頼関係が築ける
- 相手の本音がわかる
- 情報交換ができる
以下順次詳しく述べて行きます。
・信頼関係が築ける
雑談は相手との接点作りとしては有用です。適切な形で相手に関心を示す事で信頼関係を作ることができます。
たわいのない会話のなかでこそその人の人間性というものがよく表われます。
はじめは天気の話からはいり、お互いの趣味、好きな映画など相手と自分の価値観の違いや共通点の発見等の自己開示を通して心の距離感が徐々に縮まるのです。
何気ない会話こそ信頼関係を築く上でだいじといえるでしょう。
ちなみに、ハーバード大学の研究に「つまらないことに対してお互いの意見を述べあうと会話が盛り上がる」というものがあります。
つまらない事とは例えば以下のようなものです。
- おにぎりに合う具は一体何か?
- キノコの里派かたけのこの里派か?
くだらない話題こそが人と仲良くなるための最強の話題だというわけです。
「くだらない話題」は、「誰でも何でも言える話題」である所がポイントといえます。
特に会話内容に意味を求めない雑談が、どれだけ良好な人間関係の構築において大事かということですよね。
・相手の本音がわかる
雑談の中には本音が潜んでいたりするものです。言葉の上ではたわいのない冗談やちょっとした悪口だったとしてもその言葉の裏には相手の本音が隠れていたりします。
とくに「AがBのやり口は卑劣だと言っていたよ」などのように誰かが誰かの事を批判していた、というような言い方をしている場合は実は本人がBのことを卑劣だと思っている場合があります。
自分が直接非難したのでは自分に火の粉がかかってくるかもしれない。
だから、他人がいった事を引用したりするのです。
中には自分の意見を「たしか誰かが」などの枕詞をつけて発言する場合があります。
このように雑談の中には思わぬ形で本音がまぎれていたりします。雑談をするのなら相手の本心を探る絶好の機会です!
・情報交換ができる
雑談がはずんできて相手と意気投合してきました。
はい、絶好の機会です!
雑談のなかでお互い自己開示し心の距離が近づいてくると相手が気分良くなったお返しとばかりにあなたに秘密をもらすかもしれません。
もし、そのようなことがあるなら友人関係であればより親密になる輝かしい一歩です。
これが仕事であれば「あまり大きな声ではいえないけど…」などと前置きした上で何か大きな利益に繋がる情報が得られることがあります。
「いい大人がそんなことで口を滑らせるかよ」とおもうかもしれませんが、十分あり得ると思います。
気分よくさせてくれる雑談ができると言うだけでかなりの信頼が得られるのです。
さらにいえば、わざと相手がうっかり気分よくなって口を滑らせるように雑談をしてくというのも戦略としてはありでしょう。
まあ、あまり勧めませんけどね(笑)。
こんな風に実際に雑談には益があるので、無駄話なんかと一緒にはできませんな。
雑談力の根本は相手への好奇心
さて、みなさんは雑談力の根本って何だと思いますか?世間一般にはなんだかいろんな雑談のテクニックというものがあふれています。
例えば、
- 声の高さはファかシ
- あたりさわりのない話題を選ぶ
- あいずちの定形化
- リアクションの仕方を工夫する
- 質問の仕方を工夫する
などなど思いついただけでもこれだけあります。
特にファかシなんて絶対音感ないからわっかんないもーん! て人もいるはずです。はい、私です(笑)。
「これ全部身につけなきゃいけないの?ダルくね?」って感じでなんかうんざりしますね?
まあ、たしかにここにあげたテクニックも無意味ではないです。
有効です。
でも、根本は別のところにあります。
それは質問の仕方を工夫するとかのような技巧的なものではなく、「相手に素直に好奇心をもって質問する」という姿勢です。
たとえば、8月の時刻7時。あなた(男性)は仕事場の同僚(女性)とたまたま同時刻に退勤しました。
帰る方向は同じ、何も話さないのはどうも気まずく落ち着きません。
さて、何を話そうか?、おずおずとあなたは口を開きます。
あなた「さすがに8月、日が暮れてきても暑いですねえ」。
同僚「そうですね。こんなに暑いと日が落ちても熱射病になりそうですね。嫌になっちゃいますねえ」。
そう彼女はいいながら、けだるそうにハンカチで首のあたりの汗をハンカチでぬぐっています。
その時、あなたは不意に彼女のハンカチの柄がネコであることに気が付きました。
あなた「(ネコ柄?もしかして彼女はネコがすきなのか?飼っていたりもするのだろうか?)ハンカチの柄が猫ですね。とてもかわいい。もしかして、猫が好きだったりするんですか?」。
同僚「え?ああ、このハンカチはもらい物なんです。先月、わたしの誕生日の時に友達がくれて…」。
あなた「そうだったんですか。友人もそんなかわいいハンカチを選ぶあたりセンスがいい。類は友を呼ぶと言いますから納得です。(ハンカチはもらいものか、でもまだネコが好きかはよくわからないし気なる)」。
あなた「で、繰り返しになってしまいますがネコはお好きなんですか?」
同僚「ネコにこだわりますねえW好きですよ、ネコ。実際に飼ってますしね」。
あなた「(そうか、飼っていたか。さて、何の品種だろうか?気になるな…)ああ、飼っていたんですか!ちなみにネコと一口に言っても沢山品種がありますよね、一体どの品種のネコをかっているんですか?」
同僚「うちの子はソマリです」。
あなた「(は?何そのネコ?そんなマイナーなのしらねえ!どんなネコだよ!気になる)ソマリ…始めて聞く品種ですね。どんな子なんですか?」
同僚「どんな子か…そうですね…」
少し無理がある設定でしたが相手の持ちモノや会話の中の随所に好奇心を刺激するものがあるんです。
あなたはその好奇心を頼りに素直に質問を重ねて行けば自然と雑談の幅は広がるはずです。
大事なのは「相手に対する好奇心」です。
まずはこれがないことには始まりません。
これがそなわってからのテクニックではないかと思います。
テクニックだけ学んだところで心が付いてきません。失敗するのは火を見るより明らかだと思います。
参考記事等
連想力を鍛えると雑談力はあがる
脳科学者の茂木健一郎さんは「プレジデントオンライン」で雑談について以下のように言っています。
「こんな話題をと時事ネタを準備していくことはできる。しかし、相手の話の内容によっては、どんな方向に発展していくかわからない。予想外の方向に話が流れていっても、臨機応変、柔軟に対応できなければ、雑談力の高い人にはなれない」
引用元https://ent.smt.docomo.ne.jp/article/524940
「雑談力を支えるのは、側頭連合野に蓄積されたさまざまな知識や経験。1つの話題から、どれだけ多くの関連した話題を連想することができるか。その点にこそ、雑談力が表れる」
はい、彼の言をかりるとすれば雑談力があるということは連想力があるということになりますね。
では、ここからは連想力を鍛える方法を見て行きたいと思います。
「雑談力のための連想力」を上げる方法
さて、連想力を鍛える方法です。まず、「目標となる単語を両端に設定します」。図で表すと以下になります。
単語A―○○―○○―単語B
任意の「単語A」から始めて、いくつかの連想を経て無関係な「単語B」に到達するというゲームです。別に到達するまでの連想に制限はありませんが、出来る限り少ない回数で到達する方がいいです。
では、少しやってみましょうか?
例1:富士山―○―○―アフリカ
はい、富士山から連想されるものは?日本、山、世界遺産、活火山、雪解け水、名水、山麓、ゴミ、標高、低い気圧、冨嶽三十六景、葛飾北斎…
では、反対側のアフリカはというと?象、ライオン、サバンナ、エボラ出血熱、喜望峰、ケープタウン、コーヒー豆、カルタゴ遺跡、内戦…
どちら側も色々でてきますね。
さて、完成させてみると?
富士山―世界遺産―カルタゴ遺跡―アフリカ
はい、こうなります。カルタゴ遺跡はアフリカの世界遺産です。
では、少しはさまる単語を増やしてみましょう。
富士山―名水―地下水―オアシス―砂漠―アフリカ
はい、どうでしょう?
では、もう一ついきます。
例2:消しゴム―○―○―キリン
……
さて、どうでしょうか?
ほい、
消しゴム―消しカス―捨てる―戦力外―首ーろくろっ首―首が長い―キリン
おっと!少しブラックジョークぽいのができてしまいましたね(笑)。
まあ、ブラックジョーク好きはIQが高いという研究もあるくらいですから…まあ、わらってください…ダメ?
こんな感じで日頃から遊んでみてはいかがでしょうか?きっと連想力がたかまるはずです。
私もやっていますが日々思いつく速さがあがっているきがします。
雑談でも結構気がきくことを意識せず言えるようになってきたように思います。
そして、上の二つの例題をみて気がついた人はいるかもしれません。
「そもそも語彙力がないと連想できない!」と。
はい、そうなんです。
豊かな連想力の背後には大量の知識のインプットが必要です。
それもそれぞれの知識の性質や状態をある程度イメージ出来る必要もあります。
ですから、読書をしましょう。
ネタ集めのためではなく「語彙力を強化する」ために。
小説からノンフィクションまで幅広く。
それと並行して上述のゲームもやってみてください。
なお、ネタ集めという観点から言えば、flierという本の要約が閲覧できるアプリは有効だと思います。
短時間で本のエッセンスが吸収できます。
アプリ内の要約を全部読むには月額2000円(税別)かかりますが、まあ読める本の種類や数を考えたら十分もとがとれます。
まず、要約を読んでみて自分が必要な本かどうかを見定めてから買うのにも重宝しますね。
ぜひ、おためしあれ!
おわりに
この記事では雑談は無駄などではなく、立派なコミュニケーションであると述べました。
そして、雑談力の根本は「相手への好奇心」でした。
これなくして雑談は始まりません。
そして、雑談力を鍛えるためには連想力を鍛えることが重要でした。
そのためには連想ゲームをすること、読書を日頃からするなどして色々な語彙にふれて語彙力を強化することが大事でした。
こてさきの雑談力のテクニックなどではなく、ぜひ、本質的な解決を図ってください。
そうすれば、雑談を非常に楽しく感じられるようになるでしょう。
ぜひ、雑談力を鍛え上げ雑談マスターになっちゃてください!
では!
参考記事等