- 35歳過ぎたら結婚できない説は大げさ
- 35歳過ぎて結婚できる確率は、世間で言われる3%ではなく男女とも7%くらい
- 35歳過ぎてもモテる人はモテている
世の中には「35歳結婚限界説(35歳を過ぎたらほぼ結婚は不可能である)」という意見があります。この意見を聞いて、絶望している35歳以上の男女はかなりいますよね?
結論から言うと、「35歳結婚限界説はさすがに言い過ぎ」です。実際の35歳以上男女が結婚できる可能性は、一般に言われる2倍以上になります。しかも、世の中には35歳を過ぎてもモテている人はいるのです。
モテない自覚のある男性の場合は、こちらの記事で「モテる男性の常識やコミュニケーション」についての知見を深めると非モテ脱却の第一歩を踏み出せるかと。
そして、女性に関しては真面目に結婚を考えるなら遊び人回避のために結婚相談所で婚活するのが賢明です。ただ、相談所はサポートがずさんのところもあり実に玉石混交。
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今回は「35歳結婚限界説」の妥当性となぜ35歳以降急激に結婚が困難になるのかについて考えていきましょう。
目次
「35歳を過ぎると結婚はほぼ絶望的」は少しだけ大げさ
世の中には「35歳を過ぎると結婚はほぼ不可能だ」とする意見があります。この説の主張とは具体的にいうと、「35歳以上の男性が5年以内に結婚出来る可能性は3%で、女性の場合は2%」というもの。
これが俗にいう「35歳結婚限界説」の具体的な内容です。ただ、この説にはかなりの論理の飛躍があるんですね。
この「35歳結婚限界説」の根拠として国勢調査による統計情報がよく持ち出されますが、この数字自体は信じていいでしょう。
問題なのは「数字の扱い方」です。「35歳結婚限界説」で言われる3%や2%という数字の導出過程には大きな問題が潜んでいます。例えば、男性の未婚率の場合で確認してみましょう。
1、2005年国勢調査によると、35~39歳の男性のこの年齢層における全男性のうち未婚の人の割合(未婚率)は31.2%。
※国勢調査では、「結婚経験はあるが現在独身の人」(離別者と死別者)は未婚者に含まない。
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2、2010年国勢調査では、2005年の調査で35~39歳の人は40~44歳であり、彼らの未婚率は28.6%。
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3、2時点間の未婚率の差は、31.2-28.6=2.6であり小数点以下を四捨五入することで3となる。
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4、35歳以上男性が結婚できる確率は3%である。
この導出過程には以下の様な穴が存在しています。
- 変化量:2つの時点の数値の差は変化量であって、変化率ではない。求める必要があるのは変化率である。よって、変化率を求めるために「変化量÷基準値×100」で計算すべきである。
- 国勢調査で公表されている未婚率は、婚姻状態が「不詳」の者を除外して計算した数値。よって、未婚者数を用いて計算した場合の確率と少々ズレる。
以上から5年以内に結婚できる確率を正しく求めるには、「2005年の35~39歳の未婚男性(女性)のうちで5年後までに結婚できた人数」を「2005年の35から39歳の未婚男性(女性)の総数」で割り100をかける必要はあります。
この式に沿って計算をすると、5年以内に結婚できる確率は男性の場合も女性の場合もおよそ7%ほどになるようです。そこまで高い数字ではありませんが、絶望するほどの数字ではない気がしますよね?
言ってはあれですが、40を超えてくると見た目に気を気をつけていない人やコミュニケーションを磨いてこなかった人とそれらを磨く意識の高い人との差はかなりはっきりしてきます。特に男性はその差が顕著な印象。
それを加味すると、未婚のライバルは男性の場合はおそらくかなり弱そうです。
なので、雰囲気イケメンになった上で(必要なら整形もあり)、あまりに年齢差がかけ離れた相手を望まずあまり理想を高くせずに努力すれば、比較的簡単に結婚することができるかもしれません。
女性は、ぶっちゃけ年関係なくそれなりにモテるので(若い時がモテすぎるだけ)なので、高望みさえしなければ結婚できないことはまずありません。
世間で言われる「35歳結婚限界説」は、数字トリックであり現実は5年以内に結婚できる確率=3%ではなく、7%になる。
35歳を過ぎると結婚が困難になる理由
さて、ではここからは35歳を過ぎると結婚が難しくなる理由について、これまでわたしが受けた相談の内容も加味して考えてみたいと思います。
35歳過ぎて結婚が難しくなる理由は以下の通り。
- 相手に対する理想が高くなる
- 容姿の劣化を防ぐ意識のあるなしにより生じる顕著な容姿格差
- 年を重ねる事で人生観等がある程度固まってくる事で思考や態度が硬直化してくる
- 35歳以上だと高齢出産になってしまう
・相手に対する理想が高くなる
結婚が困難になる理由としてよく挙げられるものに、「相手への理想が高くなりすぎる事」があります。
自分自身の容姿や能力等を磨く努力をして成長しているならばともかくも、自分を客観視することなく相手にばかりよい条件を求めたのでは上手くいくはずはありませんよね。
そしてこれは結構重要な観点ですが、特に現代の女性はマッチングアプリなどで優遇されイケメンとも比較的容易に遊べるため理想が肥大化しやすい傾向にある気はします。
「わたしはイケメンにも相手にしてもらえる価値ある女性なんだぞ!」等と良くも悪くも自己肯定感があがるという事です。
そんな状態で、一般的な男性を見たら「何だよ、こんなシケタ面したやつにわたしは不釣り合いだわ!」みたいに思うようになってしまうって感じですね。嫌でも理想が高くなりやすいわけです。
そして特に結婚を意識して婚活をある程度してきた男女の場合、「どうせ結婚するなら自分ができるだけいいと思える相手を!」なんてなりそうですね。
いうなれば、いろんな人を見てきて目が肥えてしまっているとも言えます。これでは中々うまくいかないのも道理という感じですよね。
・容姿の劣化を防ぐ意識のあるなしにより生じる顕著な容姿格差
恋愛の大原則は外見的魅力の均衡です。
これは数々の心理学実験により証明されている事(例えば、コンピューターデート実験等)。容姿はきちんとメンテナンスする意識を持たないと、年々崩れていくものです。
女性は年齢に関係なくおよそ見た目に気を使っているもので、最近の美意識の高い女性の中にはリフトやハイフ、真皮繊維芽細胞移植などといったものを利用する人まで出てきています。
それにもかかわらず、アラサー以降の男性は相も変わらず「男は中身だ」等といった価値観のままな人もかなり見受けられますね。先ほども言った通り、「恋愛は外見的魅力の均衡」が大前提なのです。
結婚は恋愛とは似て非なるものではありますが、本能的に拒絶したくなるような見た目の相手と結婚するなど普通は考えられません。
見た目に気をつける女性と見た目に気をつけない男性との間の容姿格差は、年を追うごとに拡大していきます。
例えば元々の顔の整い具合は同じ場合であっても、いつの間にか「いかにもおじさんな男性」と「年の割には老けてない女性」になっているわけですね。
ある程度の年齢になったら、最低でも「どれだけ若いころの容姿を維持できるか」がかなり重要な気がします。容姿が悪くなってから男性側がいくらあがいても結婚は困難になる気はしますね。見た目のケアは最大限すべきでしょう。
ただ30以降は、おそらくライバルの多くは体型を始めとした様々な点で弱体化していますから、本気でダイエットや筋トレをして逆三角形体型になるとかシワやシミの徹底的な除去などをすれば見た目に関してはかなりの確率で優位に立てるかと。
結婚にしろ恋愛にしろ最低限の見た目がなくては話にならないものです。
・年を重ねる事で人生観等がある程度固まってくる事で思考や態度が硬直化してくる
歳重ねる事で個人差はあれど、一般に様々な経験を積み賢くなるものです。しかし一方で、「自分の経験を絶対視する」ようになる危険性もあります。
自分のこれまで見てきたものこそだたしいと思い込んでいる人は、人の話を真摯に聞いたり他人の意見を尊重する姿勢が弱まってきます。事実、このような非柔軟的な傾向はわたしが見る限り男性に非常に顕著。
そうなると、「お前は何もわかっていない!」といった様な謎の上から目線での説教や相手の意見の否定を頻繁に行うようになります。柔軟性のかけた姿勢に基づいて行われるコミュニケーションは非常に不快なものです。
仕事の場面だけならまだしも、これを家庭やプライベートにまで持ち込むようではとても一緒に居たいとは思わないでしょう。
35歳以上だと高齢出産になってしまう
高齢出産の定義は定かではないものの、日本産科婦人科学会は「35歳以上の初産婦を高齢初産婦」としています。35歳以上での出産は高齢出産に分類されるわけです。
高齢出産には赤さんが障害を持って生まれてくるリスクや卵子の老化により妊娠しにくくなるという事情があるため、世の男性には35歳以上の女性との結婚をちゅうちょする傾向があります。
女性の場合、これが最大のネックといえますね。
ただ妊娠のしやすさに関しては男性の場合も、加齢によって精子の運動量や形態良好な精子の数の割合である正常形態率が低下することが知られており大いに責任があります。不妊は女性だけの責任ではないです。
世の中の男女の多くが「別に子供とかいらない」と思っていればあまり問題とならないものかもしれませんが、一般に実子を望む男女は非常に多いので年齢はネックとなってきます。
少なくとも、上記の事には気をつけてみるといいと思う次第。
なおあくまでも結婚相談所での話ですが、男性の場合は成婚率を大きく左右する要素として年収があるので、男性は仕事を頑張るのも忘れてはいけないでしょう。
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35歳以上でもモテる人はモテている現状を忘れてはいけない
一般に、35歳を過ぎると結婚できる確率は著しく低下するとされていますが、モテている人はどの年代にもいるものです。なので、あまり確率に惑わされるのは賢明とは言えません。
例えば、わたしが有名人の肩書や年収の多寡という点を抜きにしてもモテるだろうなと思う方の筆頭は俳優の高田純次さんです。2023年時点で御年70歳超えですが、彼は若い女性からも支持されています。
高田順二さんといえば、軽妙で独特なワードセンスのブラックユーモアを多用しその性格は一見ちゃらけているようで実は真面目でもあるという二面性のある人柄で知られていますね。
高田さんの場合、明るくいつも余裕をかましているユーモアのあるキャラクターが女性から支持される最大の要因と言えるでしょう。
さすがに、彼の様なワードセンスとユーモアは才能かもしれませんが、日々努力してユーモアと外向性を高めれば女性受けする性格になることも十分可能でしょう。
そして、年齢問わず(いい意味で)モテている女性に関しては沢山いて選ぶのに困るほど。ただ、そういった女性の共通点は以下の通り。
- 外向度が高い
- 相手にうけた恩はきちんと返す義理堅さがある
- 他人に依存しすぎない
- 自分にも他人にも完璧主義ではない
そして、いい結婚生活がおくれている人達は、夫婦両方がきちんと自分たちの生活をよりよいものにするように努力をしている傾向にあると思うんですね。
片方が片方の善意に寄生するような不健全な関係では、早晩破綻するでしょう。結局、結婚も人間関係の一種ですからね。不断の努力なしに良好な状態は保てないわけです。
結婚するならきちんと良好な関係を築いていくことを目指したいですね。おそらく、結婚とは「自分の人生が色んな意味で豊かにするため」にするもの。きちんと相手の内面に気をつけて相手を探したいものです。
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まとめ:35歳結婚限界説なんか気にすることない!
この記事は「「35歳過ぎたら結婚できない説」の根拠について色々考察してみた」と題しておおくりしました。
ネットでよく見かける「35歳男性が5年以内に結婚できる確率は3%、35歳女性の場合は2%」のような情報は、かなり適当で当てにならないものです。
実際は、男女ともに7%くらいが妥当といったところ。決して、高い数字とは言えませんが、あまり悲観するほどの数字ではない気もします。
コミュニケーションスキルを向上させたり外見を整える事で、案外解決しそうな気もしますね。もっとも、結婚相談所の場合は男性は年収が一番大きな武器になるので、仕事を頑張るのが大原則でしょう。
では!
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