今回は以下の様な方に向けておおくりします。
「やまない雨はない」とか「あけない夜はない」系の慰めが死ぬほど嫌いな人
話しのネタが欲しい人等
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「やまない雨もあけない夜も神の試練も大嫌い!っての気持ちは分かる」という話です。
よく逆境の真っただ中にいる人に向かって「明けない夜はない」とかとくとくと話す人がいますね。
こういった人に対して、「はあ!?てめえはしょせん他人事だからそんな悠長なこと言ってんだろぉ??あ?」なんて腹がって仕方ない人はいると思います。
これは仕方がないと思うんですよね。
さらに言えば、実際に数々の修羅場をくぐってきた人に「明けない夜はない」と言われても、
「いやいや、あなたは夜が明けるまで待てたのかもしれないけどさ、わたしは無理っすよ。てか、一緒にすんなよ?あんたにわたしの何がわかんの?」
みたいな気持ちにもなるでしょう。
まあ、、、この手の表現ってわたしは、「自分が自分を勇気つけるときにしか使えない表現」だと思っているんです。
間違っても、わたしは「他人を励ますときに使う表現ではない」と思っております。
てかね、マジで気分が落ちている人に解釈する労力が必要になるような言葉をかけること自体がもうダメだって話です。
ただただ、その人の「思いのたけのすべてを何の反論もせず吐き出せさてあげる」ってのが、おそらく正しい向き合い方かなって思う次第。
マジでどん底まで落ち込んでいる人には変な励ましの言葉とかいらんのです。
「無言の肯定」みたいな安心できる空気感を提供するのが最適解でしょう。
、、、ということで、今回は「明けない夜」系の慰めの言葉が嫌いな人が、前を向けるようになるにはどうすっかなというのをちょいと考えてみたい次第。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
やまない雨はないとかではなく、今降ってるこの雨がもう耐えられないのである
「やまない雨はないとかじゃなくて 今降ってるこの雨がもう耐えられないっつってんの」
これはアニメクリエイターである谷口崇さんがツイッターに投稿した名言です。
まあ、本当しんどい時ってこれですよね?
「この苦しい雨がやむとかやまないとかそんなことどうでもいいんだよ!!今、この雨に降られているということ自体がもう耐えられないんだよ!!」て感じですよねえ。
うーん、めっちゃわかるんよね。
「今すぐにでもこんな雨とめてくれ!!」て感じですよねー。
明けない夜も神の試練もクソくらえだよね?
やまない雨と同じくらい、「いや、知らんがな!」といいたくなる名言には、「明けない夜はない」と「神は乗り越えられない試練を与えない」がありますよね。
「明けない夜はない」なんて言われても、
「、、、いや、知らんがな。そりゃあ、白夜とか極夜なんて日本じゃおこらないんだから夜が明けて朝になるやろ!」
て気分ですよねえ。
※白夜とは一日中太陽が出ている日であり、極夜はその逆で一日中太陽がでない人の事。
そして、「神は乗り越えられない試練を与えない」に関しては、「そもそも試練とかいらんし。神、余計な事すんなや!!ほっとけよ!」て感じですよね。
ベルセルクのガッツじゃないけど、「神、うっせえ!黙っとけや!」て感じのノリで反応してしまいますよ。
いわゆる「神様」ってもんがいるとは思いませんが、いるとしたら悪い意味でおせっかいで絶対性格悪いですよねえ。
もうね、間違いなく人間の味方ではないでしょう。
まあ神がいたとしても、我々人類の敵で間違いないさそうです。
、、、おっと、言い過ぎたかな?
ま、いっか。
いずにせよ、本当嫌になりますよねえ。
「運命も神もそんなもんいらねえんだよ!みんな揃ってくたばれや!」てね。
そもそも、病んでいると「夜と昼」と「雨降りと晴れ」、「試練を乗り越えたか」の区別すらできない
ちょっと前半はノリで突っ走りすぎたので、こっからは少しだけ真面目に行きます。
どんなに不幸や失意のドン底にいても、その失意のきっかけとなった物事や環境の変化というものは永遠には続かないものです。
例えばですが、台風でどんな暴風雨にさらされても必ず台風は過ぎます。
大変なのは台風が過ぎた後の後片付けって感じですが、台風での被害が大きすぎると復旧作業に時間がかかりますね。
この台風後の復旧作業が、逆境を感じる引き金となる出来事でうけた精神的ダメージからの回復作業に相当します。
ここで重要なのは災害後の復旧が進まないうちに次の災害がやってきてしまうと、ただただ状況が悪くなっていってしまうということです。
もし大型台風の上陸後に電線が切れたり川が氾濫して都市機能がマヒしその復旧が間に合ってもいないのに、次の大型台風がまた2日後には上陸してくるなんて話になったらたまったものではありませんよね。
こんな感じで精神の回復が間に合っていない内に立て続けに逆境が降りかかってくると、人の精神はストレスの多さで限界を迎えてしまって認知能力がとてつもなく低下します。
認知能力が極端に低下すると、「自分の現在の感情がどうなのか」や「周囲の状況はどうなっているのか」などといった事がまるで正確に判断できなくなっていくんです。
状況が見えなくなっていくと、逆境自体は去っていても本人にとっては「ずっと逆境の中に置かれているような気分が継続する」という現象が起こります。
つまり、客観的に見たら「夜は明けている」としても、本人は「夜が明けたことに気が付けない」といった話しになるわけです。
やまない雨も明けない夜もないですが、「雨がやんだか夜が明けたか」を判断するのは、結構難しいんですよ。
雨も夜も試練も気にしないのが一番
わたし達に必要なのは、「苦悩をほったらかしにしておける意識の使い方の修得」です!
わたし達は雨が降れば「濡れるのは嫌だ」と傘を探し夜になれば自分の目の前を照らす電灯を探し、試練が迫れば何とか解決しようと奔走します。
しかし、その立ち向かい方自体が疲弊の元凶です!!
もっと、いい意味でいい加減に考えましょう。
雨が降れば雨が降るのを認識しつつ多少の小雨なら気にせずそのまま歩き、夜はもう寝てしまえばいいし、試練はほどほどの出来で良しとして適当に流してしまえばいいのです。
いちいちそんな降りかかってくることをまともに相手にしてやることなんてありません。
雨や夜、試練に対して、「お前らなんてお呼びじゃないぞ!迷惑だ!かえれ!!このクソが!!」といっても、連中は迷惑上等できているので当然帰ってくれませんね。
かといって、追い払うすべもないので、わたし達としては「できるだけ意識を連中からそらして相手にせず無視する」のが最善ということになります。
夜とか雨とかは、相手の反応を見て面白がっている質の悪いクソガキと一緒なんですよ。
相手にすればするほど、「wwwめっちゃ必死やんwwwおもろww」みたいな感じでどんどん調子に乗ってくるんです。
いちいち嫌がらせしてくるのに腹が立つのはもちろんですが、面白がっていたらますます腹立ちませんか??
雨や夜や試練がやってきたときに、「おい!邪魔だ!帰れ!」と反応するのは奴らの思うつぼなんです。
こう言った手合いのクソカスどもには、「完全無視」が一番なのですよ。
じゃあ、「どうやって連中を無視するのか?」て話ですが、それは「メタ認知を鍛えること」と「日々のストレス対策を徹底する事」の2つで個人差はあれど対処できます。
ストレスが多いとその悪影響を完全に取り去ることはできませんが、できるだけその悪影響を軽減しましょう。
そのうえで、日々の瞑想や脱フュージョン等によって自分のメタ認知を上手に遣えるようになっていくのです。
そうすれば、今よりは格段に夜も雨も試練も無視できるようになっていきます。
まあ、ものは試しということで、毎日5分からでいいので瞑想を習慣化してみてくださいな。
きっと、徐々に悩みに対する心の反応の仕方が変化していくと思います。
おわりに
この記事は「やまない雨もあけない夜も神の試練も大嫌い!って気持ちは分かる」と題しておおくりしました。
今回は前半は多少ネタみたいになってしまいましたけど、本当に落ち込んでいる時に「やまない雨はない」とか「明けない夜はない」なんて言葉は聞きたくないですよね。
まあ、非常に信頼している人に言われるのならまた違ってくるのかもしれませんけど、、、それでもやっぱ言われたくなんかないですよねえ、、、。
とりあえず、本人が気にしている事や悩んでいる事に対して「気にしなくていいよ」とか「どうにかなるよ」みたいに言うのはメッチャ無神経で嫌だなってのは思いますよ、わたしは。
本当イヤーねー、いちいち人の悩みを知った気になってアドバイスしてくる人ってさ。
ま、そんな感じ。
では!
参考記事等