「わたし本当に自分の性格が嫌なんよね。どうしたもんか。何とかしてこの性格治したいのだが困ったなあ。そう簡単に性格なんて治らなんだよなあ、、、。」
ふむぅ、、、そうだよなあ。
性格ってそうそう変わらないんだよねえ。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「性格ってどうやったら変わるのか?そしてどのくらい変わるのか?」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
・性格はどれくらい変わるのか気になる人
・性格はどうやったら変わるのかについて気になる人
自分の性格が嫌いで何とか直したいと思っている人は結構いると思います。
正直、わたしもそうでしたし今でも直さなきゃなって思うところがあると思っていますねえ。
、、、とはいっても、中々これが難しいんですよねえ、、、。
性格って思っているよりもずっと変えるのが大変なんです。
ただ、難しいとはいえ決して不可能ではありません。
性格は遺伝で半分程度決まってしまいますが、残り半分は付き合う人を変えたりメンタル強化をしたりすることである程度変えられるものです。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
性格は半分ほど遺伝で決まる
一般に、人の性格は6歳までにきまる等といわれていますが、これは主に遺伝における性格決定についての話でしょう。
また、アメリカの心理学者であるウィリアム=ジェームズさんも「性格は30歳までに石膏のように固まる」なんて言葉を残しているようですが、こちらはおそらく遺伝や環境による総合的な意味での性格形成についての話だと思われます。
いずれにしても、「性格はある年齢で決まってそれ以降は変わらない」と言った主張です。
しかし、実際には「年齢によらず性格は変わる」可能性があります。
というのも、同じ人を何十年にもわたり追跡調査した縦断的研究によると、「人間の性格は人生を通じずっと変化し続ける」なんてことが言われているからです。
わたしたちの性格のおよそ半分ほどは遺伝により決定されるのですが、そのもう半分は変えることできます。
例えば、外向的な人と内向的な人は外界からの刺激への敏感さがそもそも違っているためこれは遺伝的な性格傾向の違いです。
しかし内向的な人が外向性を後天的にスキルとして身に着ける事は可能なんですね。
同様に遺伝的に不安を感じやすい性格傾向の人が適切な対策をすることで精神的に安定する事もあります。
性格は遺伝のみによって決まるわけではないんですね。
性格が変わるときってどんな時?
上述のように性格の半分ほどは遺伝で決まりますが、もう半分に関しては遺伝以外の別の要素によって決まります。
その遺伝以外の要素とは例えば以下のようなものです。
- 人間関係
- 社会的役割
- 人生の主な経験
そして人生の中で遭遇する出来事が、人の心理に与える影響についての具体的なものは以下の通り。
- 離婚:離婚後に内向性や開放性(好奇心の高さ)が増加する場合がいくつか確認されているという
- 失業:誠実性(物事をコツコツと積み上げる能力)を低下させる
- 病気や死別:神経症的傾向(不安の感じやすさ)を高める
このようにそれぞれの出来事によって、どのような心理に陥りやすいかを事前に知っておくとそれに応じた対策が取れますな。
そして複数の研究によって、性格を変えたいと思う人は以下の様な事に気をつけると性格が変わるといわれているそうです。
- 具体的な行動をどのように変えるか考える
- 行動を実行するための計画を立てる
- 計画が習慣になるほど熱心に継続する
その一方、性格を変えたいと思いながらも、実際の行動計画を立てないなんて話になると性格が悪化してしまう可能性が高いともいいます。
んー、こりゃあきついねえ。
「性格変えたい!」と思うからには、ちゃんと行動計画を立ててその通りに行動していかないといけないってことですなあ。
ちなみに、わたしが一時期強烈な人間不信に陥っていた時にそれを改善したい時にはまず以下のようなことを考えてました。
・自分の人間不信を直して人ともっと旅行な人間関係を構築したい、と考えた
↓
・まず自分から人を信じることが必要である
↓
・自分から人に親切にしてみるといいかも
↓
・しかし親切にするって何をどうしたらいい?
↓
・まずはコンビニや飲食店等で会計すませたら、お疲れ様ですの一言を添えるようにでもしてみよっか
↓
・会計後にねぎらいの言葉をかけるのが習慣化して当たり前になって今も継続中
てな、感じですかね?
そして、わたしは今では大体5分以内で解決できそうな困りごとを見かけたら、割と率先して行動するような習慣が身についています。
この習慣のおかげで人間不信からはだっきゃっくで来たと思うし、なんなら人間不信に陥る以前よりも大分人を信用できるようになってすらいる気がしますねえ。
自分から人に親切をすると、かなりの確率で相手からポジテイブなフィードバックももらえますので、それの効果もあるんでしょう。
あとは「自分から感謝の気持ちがあるのならそれを率直に伝える」という事もありますかね。
これも実践するとすごく気分がいいです。
性格は変えられる
性格を変えるにあたっては実に様々な方法があります。
しかしその中でも最も強力なのは、性格を変えるための方法を複数組み合わせることです。
ストレス対策と同じ要領ですね。
例えば以下の通り。
- マインドフルネスなどによって自分の感情や思考を制御できるようにする
- 自分が伸ばそうとしている特性を引き出してくれそうな友人等を作る
- 自分が変えたいと思っている性格を発揮できそうな仕事につく(例:人見知りを直したいから営業をする等)
こういった事を複数組み合わせていくと性格が変えられるという事です。
性格を変えるのに役立ちそうな記事も置いときますんで、参考にどうぞ。
自分の大事なものを追求しそれに沿って生きようじゃないか
性格を変えようとすると最初は結構強い違和感を感じるものです。
行動する中で「なんか自分に嘘ついている気がするなあ、、、」みたいに思うこともままあるものですよ。
でも、人の性格は人生通して変わり続けるものなので「自分に嘘ついているような気がする」なんて思わなくてもいいんですね。
むしろ、「こうなってみたい自分」というものを思い描いて行動していると「今自分は本当の自分を生きているんだ」と感じるとする研究があるといいます。
また理想の自分に近づけるようサポートしてくれるパートナーと一緒にいる事で、人は最も自分らしく感じられるなんて言うデータも存在しているようです。
つまり、「こうなりたい自分」というものを決めて自分の特徴をそこに合わせて変えていく作業を継続していけば、自然と性格は望ましい方向へと変わっていくわけですね。
さて、ここまでの話で当ブログをある程度読んだことがおありの方なら気が付いたはず。
そうです、わたしがひんぱんに言っている「自分の大事にしたい価値を見つけて人生を生きよう」という主張とリンクしていますね。
多くの調査で、性格が変化がした人には、その前に個人的な価値観が変化している場合が多いといいます。
価値観は、「人間性の成長」とか「人のために何か具低的に行動する」等のようになんでもいいのですが、自分自身がその価値を心から信じられるかが大事です。
価値とは「自分はこうありたい、こういったものを大事にしたいという願い」なんですね。
わたしはこの価値として「人と人との良好な信頼関係を構築する」、つまり具体的には「自分から人に親切にする」とか「感謝の気持ちはすぐに表明する」みたいなものを複数設定しています。
まずは「自分にとって何が大事なのか?」といった問いを自分に投げかける事から始めてみるといいでしょう。
もっと具体的に価値について考えを深めたい人は以下の記事参照。
おわりに
この記事は「性格ってどうやったら変わるのか?そしてどのくらい変わるのか?」と題しておおくりしました。
人の性格は50%が遺伝で決まりますが、もう半分はそれ以外の要素によって決まります。
また性格は人生を通してずっと変わり続けるもので、「もうある年齢になったら変わらない」というものでもありません。
いつからでもきちんと行動すれば変わります。
もし、「自分のこの性格嫌なんだよなあ」と思っているのなら、その性格を変えるための具体的な計画を立てて実践しそれを習慣化してしまいましょう。
小さなことからで十分です。
わたしも人間不信を直すときに凄く小さなことから始めましたんで、あくまで実体験ベースですが「きっと変わる」と断言したいですね。
まあ、やって損になることはないと思うので、やってみてくださいな。
自分のなりたい自分になっていきましょ。
では!
参考記事等