空気を読めてもあえて読まないのも大事。空気を読むのは何のため?
こんな人が読むと役に立つよ

自分を客観視したい人等

「空気読め空気読め空気読め、、、、空気嫁?もう、なんなんだよ、うるせえよ。やたらと協調性あげしている世の中が気にくわん。そもそも、空気って何のために読むんだよ?なんなのよ、みんなと協力するのは大事だけど、空気を読むって行きすぎると忖度みたいになるんじゃね?合わせることばっか重視してっからみんな会社の悪事とか告発しないんじゃないか?もう、協調性ばっかり重視する風潮やめね??」

あー、あらぶってますねえ(笑)。

まあ、わかるよわかるわかる、、、。

オニギリス!

脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「空気を読めてもあえて読まないのも大事」という話です。

日本ではやたらと重宝される協調性ですが、そもそも何で協調性が大事なんでしょうか?

空気って何のために読むんでしょうか?

さて、そこについて考えを深めてまいりましょうか。

では、ゆるりとおおくりします。

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そもそも空気を読むって何のため?

空気を読むっていうのは「その場雰囲気から自分が何をすべきを察すること」ですね。

はい、状況を把握して相手のしてほしいことして欲しくないことを理解して、最適な判断をするわけです。

それが空気を読むことです。

さて、多くの人は空気を読むと言うと「周りを不快にしないために、周りに合わせるために読む」と思っているでしょう。

しかし、これは個人的には違うと思います。

空気を読むのは周りの状況をしっかりと把握して、「場の空気を自分がコントロールする」ためです。

人によってはそれが「場を支配する」ことかもしれません。

また、ある人にとっては「周りの人全員がすごしやすい雰囲気を設定すること」かもしれません。

そう、コントロールするためには「状況の正確な把握」が欠かせないのです。

空気を読むのは決して「保身や逃げとしての安易な同調のため」ではありません。

もし、安易な同調や保身のために空気を読んでいるのなら、それは「空気に飲まれているだけ」です。

読んでいる意味が無い!

時には、空気を読みつつも「あえて同調しない姿勢」が大事です。

会議なんかで明かに論点がずれていたり、あきらかに枝葉末節に脱線しているなら、言い方は問題ではあるでしょうが、「あえて同調しない」事が大事になったりしますね。

もし、

空気を読むのは「場の空気をコントロールするため」なのです。

空気を読むのは大事だが読み過ぎでKYになる

はい、空気を読むこと自体は非常に大事です。

しかし、「空気を読み過ぎてKYになる場合があります!」。

KYとはお馴染みの「空気が読めない」という意味の言葉です。

違和感ありませんか?

空気を読もうと努めているのに「逆に読めなくなっているという痛烈な皮肉」に陥っているいんです。

なぜこんなことになっているのでしょうか?

それは「気をきかせ過ぎてかえってお節介になっている」からです。

例えば、よくビジネスの現場で「相手の期待を超えるサービスをしよう」などといわれていますね。

たしかに、自分の期待を上回るサービスをしてもらうと「え!?ここまでしてくれるの!!?」と感動するもの。

でも、それって「サービスする側のサービスが相手の需要と一致している場合だけ」に有効です。

空気を読み過ぎる人がなぜ読み過ぎるのかというと、「認めてもらいたいから」でしょう。

そう、承認欲求が強すぎるのです。

承認してもらいたいという独りよがりな欲求で的確な判断ができなくなっていると言えます。

さらに言えば、空気を読み過ぎる人は日頃から人との距離感がわからずにいる事が多いと考えられます。

「これくらいでちょうどいいんだな」とか「これはちょっとやり過ぎたな」とかいう判断が日頃から出来ていないって話です。。

あなたはなぜ空気が読めないのか?

理由はどこぞの名探偵ではないですが、たったひとつ。

「人の話が聞けない」ということ。

いつも関心が自分に向き過ぎていて相手の方を見ていないって話です。

なので空気が読めない人には大別して以下の2パターがあると言えます。

  • 自己主張が強すぎるタイプ
  • マイペースすぎるタイプ

自己主張が強すぎると自分の意見を平然と押し付けてきます。

一方で、マイペースすぎると相手に気を全く使わず終始自分のペースで行動します。

一見相反する2タイプではありますが、「人の話をきかない」とい言う点では同じと言えます。

これって基本は「自分の言いたいことや興味のあることにばかり意識がいっていること」が原因だったりします。

中には「そもそも空気が読めていないこと自体に気が付いていない」という場合もありますがね、、、。

もっとも、自分で「空気を読めなくてもこまらない」と思えるのなら全然読まなくていいですがね。

読む必要があると思うなら改善が必要でしょうね。

あなたの空気読む度をSMテストで判定

さて、ではここであなたがどれくらい空気を読めるのかをテストしてみましょうか。

その際に用いるのがSM尺度です。

SM尺度とはセルフモニタリング能力のこと。

つまり、自分のことを客観的に見る事ができる、他人の事をきちんと見る事ができるかというものです。

以下13の質問に直感で回答して見てくださいな。

なお、回答方法については各問に以下の基準で点数をつけていき最後に合計します。

1:全く当てはまらない

2:当てはまらない

3:やや当てはまる

4:当てはまる

では、回答して見てくださいな。

1. 会話をしている時に、相手の表情のわずかな変化に敏感になることがある

2. 相手の顔や目を見るだけで、相手の考えていることを読み取ることができる

3. 嘘をつかれても表情やしぐさで見抜くことができる

4. 相手の目を見て話していれば、自分が相手の気に障ることを言ってしまったことに気づくことができる

5. 他の人が言った冗談に対して反感を持っている人がいることに気づくことができる

6. 直感で相手の考えていることや気持ちをを見抜くことができる

7. TPO に応じて自分の行動を変えるのが得意

8. 新しい環境に置かれた時に、どのように振る舞えば周りに好かれるということに気づけば自分の行動を変えることができる

9. 自分が今いる場所で必要とされていることに応じて自分の行動を変えることができる

10. 物事がうまくいかない時には違う方法に切り替えることができる

11. 自分のためになるということが分かっている時には、体裁よく都合のいい行動をとることができる

12. 周りの人が望んでいることに応じて、自分の行動を変えることができる

13. 相手に合わせて自分の印象を変えることができる

引用
daigoblog

さて、結果は何点でしたでしょうか?

ちなみに私の場合は以下でした。

1:4

2:4

3:3

4:4

5:4

6:4

7:4

8:4

9:3

10:4

11:4

12:3

13:4

計49

なお、平均点は32.5点です。

得点がこれより高ければ空気を読むのが上手い、低いのなら空気を読むのが上手くないって話になります。

実はこの能力が高いからいいってわけでもないです。

高い場合には周囲に合わせて自分の態度を変化させられるしもてると言われていますが、一方で「周りに流されやすい」ということも分かっています。

低い場合は反対に周囲に流されず、自分の意思を貫くことが得手であるとかコミュニケーションで余計な事で悩まないなどの利点があります。

なお、「傾向として」セルフモニタリング能力の高い人には内向的な人が多いと言います。

このような人達は環境変化や人からの評価に左右されやすいところはあれども、事に当たる際の事前対策をする能力には長けているため一般的な職場では成功する可能性が高く有利ですね。

とはいえ、問題なのは空気を読んだ後。

「自分の思う方向にもっていくために空気をよむのだ」という意識は大事なのです。

決して、「周りと合わせるために空気を読むわけではない」て事ですね。

ちなみに、わたしの場合、瞑想を日々しているから感情と行動を切り離す事がそれなりにそこそこ得手な自負がある?ので、空気は読めども無視するってことは普通にできるしやります。

優先順位を作ったらそこは感情に弾きづられて変えるなんてことはまずしません。

変えるとしたら合理的な理由がある時だけです。

もし、あなたも感情と行動を切り離せるようになりたいのなら、以下の記事からデタッチドマインドフルネスについて知見を深めてみてくださいな。

空気を読めるようになるには?

さて、空気を読めるようになるには一体どうすればいいのでしょうか?

結論から言うと「セルフモニタリング能力の強化」、これにつきます!

では鍛え方についてですが、まあ色々あるので人によって方法は様々と言わざるをえません。

しかし、「各自見つけてね!」で終わりにしてはわざわざブログにこんなことを書いている意味が無い、、、。

ですから、2つほど方法を提示致しましょう。

・瞑想

はい、やっぱり来たか!と思っている人もいるかと思います。

瞑想することで自身の思考や置かれている状態を客観的に見つめられるようになるので、とても効果的です。

さらにいえば、共感力も高まるので相手の感情を察するのが上手くなります。

人間にはもとから感情を察する能力が備わっているんですね。

瞑想でそれを強化すればいいってだけなんです。

・セルフモニタリング

セルフモニタリングとは自分を観察することを意味しています。

普段、自分が無意識に行っている行動や思考を客観的に眺めて気付きを得る方法です。

具体的には以下の5点を紙に書きだす事で行います。

  • 今の状況
  • 思考
  • 気分
  • 行動
  • 身体の反応

例えば、上司と口論してしまった直後にセルフモニタリングを行った場合、、、、

・今の状況:直属の上司と口論した

・思考:全員の前で「お前の親もどうせやくたたずだったんだろな、血は争えないな。無能は遺伝する。」なんて平然と親族をバカにした上、5回も頭を机に叩きつけられた。おかげでけがをした。こんなこと何があっても許せない。到底同じ人とは思えない所業だ。何があっても傷害罪で訴えてやる。

・気分:憎悪と殺意を覚えている

・行動:理屈で完全に上司をやりこめ、最後の捨て台詞に「刑事告訴も辞さない」と怒鳴り、そのまま営業での今日のノルマを達すべく外回りに出かけてカフェで今気分転換している

・身体の反応:体温が上昇し、全身から汗が出ている。

はい、すいません。

なんか、ずいぶんと胸糞な設定で。

ちなみに、これわたしの体験談でもないし、知人の体験談でもないです、ただの妄想です。

ご心配なく。

・ライティングセラピー

今自分の抱えている悩みや不安を紙に書き出します。

10~20分ほどなるべく手を止めず、頭に浮かぶ感情を書き出します。

ライティングセラピーは自分の客観視だけでなく感情の安定にも寄与します。

あとは、カウンセラーにカウンセリングをしてもらうのも手ですね。

例えば、認知行動療法におけるコラム法(認知再構成法)等をカウンセリングでうけてみるのもいいでしょうね(ま、正確には自分でやるんだけどね)。

認知再構成法とは、本当に簡単にいうとネガティブ感情に由来する認知に対して「その思考は妥当なのか?」とか「それ以外の考え方はないのか?」のように思考の妥当性を検討したり、代わりとなる思考への変更を行う方法です。

まあ、色々あるんでためしてみて自分に合った方法を見つけてくださいな。

おわりに

この記事では「空気を読めてもあえて読まないのも大事」ということについて述べました。

空気を読む能力自体は大事ですが、それは決して「周りに合わせるため」ではありません。

空気を読むのは「状況を自分の思う方向にもっていくため」です。

安易な同調や事なかれ主義はまごうことなくき「空気に飲まれている状態」です。

空気は読むもの。

飲まれるものではありません!

そして、空気を読めるようにるにはセルフモニタリング能力を高めるのが必要でしたね。

セルフモニタリング能力を高める方法は以下でした。

  • 瞑想
  • セルフモニタリング
  • ライティングセラピー

んで、セルフモニタリング能力は高くても低くても長所と短所があるのでどっちでないといけないってことはありませんでしたね。

あなたも自分に合った方法で、必要だと思ったら空気をよめるようになってみてくださいな。

では!

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