燃え尽き症候群になりやすい人となりにくい人は、何が違うんだろか?

「燃え尽き症候群って怖いよなあ、、、。うちの職場にも燃え尽き症候群になってしまった同僚がいたな。でも、その一方で全く燃え尽きない同僚もいるんだよな。環境も職種も一緒なのになんでこんなに差が出るんだろうか??」

ふぬ、そうよな。

同じ環境にいても、燃え尽きない人と燃え尽きない人もいるよなあ。

オニギリス!

脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「燃え尽き症候群になりやすい人となりにくい人は、何が違うんだろか?」という話です。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ
  • 燃え尽き症候群になる人とならない人の違いについて知りたい人
  • 燃え尽き症候群になりたくない人等

燃え尽き症候群って怖いですよね。

それまで一生懸命に仕事などに熱心に取り組んでいたのに、突如としてやる気を喪失してしまうなんてね、、うん、かなり怖い現象です。

燃え尽き症候群は誰の身に起こっても何も不思議はないものでしょう。

しかし、燃え尽き症候群になりやすい人もいればなりにくい人もいるという話もあるそうな。

一体、どんな特徴を持っている人が燃え尽き症候群になりにくいのでしょうか?

今回はそんなお話。

では、ゆるりとおおくりします。

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そもそも燃え尽き症候群って何だっけか?

燃え尽き症候群(バーンアウト)とは、つらい仕事等が原因となり心身エネルギーを失い、快活だった人が急激に労働意欲をなくしていまって何もしなくなるといった状態になることをいいます。

そして、真面目で熱心な人ほど燃え尽き症候群になりやすいと言われているようです。

以下のような状態が続く場合には、燃え尽き症候群の可能性があるといいます。

  • 疲れ果てる
  • 無気力になる
  • 手抜きする
  • 欠勤する

ちなみに、この燃え尽き症候群を提唱したのは精神心理学者のハーバート・フロイデンバーガーさんという方だといいます。

彼は保健施設に勤務していた際、多くの同僚が心身の異常を訴えて仕事への意欲や関心を失くしていく姿を目撃したそうです。

彼は同僚のそのような状態が 「ドラッグ常用者が陥る無感動や無気力状態」に似ていたため、その俗語である「バーンアウト」という言葉を使って同僚たちの状態を表現したのが燃え尽き症候群の名前の由来といいます。

燃え尽き症候群になりにくい人の特徴とは

上述したように、「真面目で熱心な人」ほど燃え尽き症候群になりやすいといわれていますが、では、その反対に燃え尽き症候群になりにくい人というのはどういう人なのでしょうか?

それは一言で言うと、、、

「感情的知性を大事にしている人」

だった言います。

これは以下の調査によって示唆されたことです。

参考
https://repository.upenn.edu/dissertations/AAI10158565/

この調査の大まかな概要は以下の通り。

  • 35の大病院のCMO(最高医療責任者)に協力を頼む
  • 全員のストレスレベルをチェックし、「燃え尽きないようにどんなことをしてるか?」と尋ねた
  • 全員の燃え尽き度を調べる


 

 
※全体の燃え尽きレベルについては「MBI」というテストを使用。自分の燃え尽きレベルについて気になる方は日本語版MBIなどでセルフチェックをしてみてくださいな。
参考
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jahp/10/2/10_44/_pdf/-char/ja

この調査の結果、全CMOの内の69%が「今のストレスレベルは深刻である」と回答したにもかかわらず、大半のCMOは燃え尽き症候群のレベルが低かったといいます。

ふぬ、実に不思議ですね。
 
一般に、ストレスが多いと燃え尽き症候群になりやすいのに。

では、何でこんなことが起こるんでしょう?

それを解くカギが感情的知性。
 
燃え尽き症候群のレベルが低いCMOたちは「感情的知性」を非常に大切にしていたんですね。

なお、感情的知性とは自分自身や相手の感情を正しく認識し共感的に反応する能力のこと。

より詳細に言うと、以下みたいな能力のことです。 


  • 感情コントロールができる
  • 他人の視点に共感できる
  • 自分の思考や感覚を正しく認識できる
  • 相手が感じていることを感知できる

要は、感情的知性が高い人は慢性的なストレスに強いという事ですな。
 

3、燃え尽きたくなければ、、、、

ここまでの流れを踏まえると、燃え尽きたくなければ、感情的知性を高めたり上手に発揮していく必要があるといえるでしょう。

感情的知性を発揮するには以下のような手法を使うことが多いとのことです。

ストレス源が自分になってることに気づく

自分の思考やルールがストレスになってないかをチェックしていく

例:自分の完璧主義がストレスの元凶であると気付く等
 

自分の強みと弱みをチェックする

自分が持つ知識やリソースの限界をチェックし、その限界を超えそうだと判断したらすぐ他人に助けを求める
 

マインドフルネス系の介入を使う

激しいストレスを感じた場合、その場で呼吸瞑想などを行うことで緊張レベルを下げる
 

リアプライザルを使う

何か嫌なことが起きたら、自分の思考を現実的な方向に変えていく

例:「あの人がわたしにそっけないのは悪意故でなく、たんに機嫌が悪いだけだ」等
 
リアプライザルについて詳しくは以下。

工事中

なかなか、使いこなすのは難しい気がしますが、色々と工夫して感情的知性を発揮していきたいものです。

おわりに


この記事は「燃え尽き症候群になりやすい人となりにくい人は、何が違うんだろか?」と題しておおくりしました。

一般にストレスが多い環境下では、燃え尽き症候群になりやすいものですが、そのような環境下でも燃え尽きない人たちもいます。

過酷な環境下でも燃え尽きない人たちは感情的知性が高い可能性があるので、感情的知性を発揮する方法を上手に駆使することで燃え尽きにくくなることは可能かもしれません。

感情的知性を発揮して燃え尽きない人になりたいもんですなあ。

では!

参考
https://www.kaonavi.jp/dictionary/burnout/

参考記事等

心理学でいう、トップダウン処理とボトムアップ処理っていったい何?

「マインドフルネスは危険?」マインドフルネスに向かない人の特徴

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