今回は以下のような方に向けておおくりします。
お人好しをやめたい人
話しのネタが欲しい人等
「私いっつもまわりにいい人だっていわれるんだよね。でもさ、そりゃそうだって話よ。言い争いなんてしたくないし、上手く世の中渡っていくためにはしょうがないじゃん。自分らしさなんて出したら敵ができちゃうじゃない?」
そだね―。
でも、みんなから好かれるなんて無理なんだけどなあ、そもそも。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題はいい人をやめるための方法です!
嫌われることを恐れる気持ちもわからないわけではないです。
でも、残念ながら好かれる人がいる半面嫌われる人がいるのも世の常。
心理学でも明らかになっている事です。
無理に周りに合わせようとしなくていいのです。
もっと、自分の気持ちに素直でいいのです。
では、本当の自分を取り戻しに出発しましょう!
なお、「自分は自尊心低めだなあ、、、」と思う人は、自尊心の高め方についての記事もあるのでリンク先からどうぞ。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
いい人ってなんだろうね?
早速ですが、「いい人」ってどんな人ですか?
実は「いい人」は「省略形」です。
本当は以下。
- 「どうでも」いい人
- 「都合の」いい人
- 「いてもいなくても」いい人
上記の省略形だと思うんですよね、もっと他にもあるでしょうけど。
聡明なあなたならもうお分かりになりましたよね?
そう、「いい」なんて付いているけど「全然いい意味ではないんですよね」。
むしろ、悪い意味で使われていると言ってもいいくらいです。
「いい人」なんて人畜無害、毒にも薬にもならない…はい、あなたは一体「誰」なんですか?って話です。
なぜ、あなたは「いい人」になっちゃたの?
では、なぜあなたはいい人になってしまったんでしょう?
まあ、私も名探偵ではないですからね、あなたが「いい人」なってしまった原因をピンポイントで「真実はたった一つ!」とかって断定することはできないですよ、さすがに。
でも、候補は示せます。
名探偵ではなくても迷探偵になる自信ならあるんでね(笑)。
候補は以下です。
- 幼少期に承認欲求が満たされなかった
- 遺伝子の影響
- 成功体験が少ない
以下順次見ていきましょうか。
幼少期に承認欲求が満たされなかった
小さい時に承認欲求が充分に満たされていない場合、大人になってから小さい時に満たされなかった分を補おうとして承認欲求が強くなるなんて説があったりします。
これが決定打とは言えませんが、原因の一つである可能性はあります。
特に友人関係で上手く承認欲求が満たされていない場合は問題が大きいと思われます。
実は、心理学で人間の性格を決めるのはおよそ「遺伝子が50%、友人関係が50%」なんて言われているからです。
もっとも、これは親がいわゆる罪悪感を煽って言う事を聞かせようとする「毒親」であったり、虐待などを行う親ではなかった場合ですがね。
遺伝子の影響
上記のように性格はおよそ「友人関係50%、遺伝50%」の比率で決定されます。
性格における、遺伝の影響については科学的に正しいとされるビッグファイブという性格分析による場合、神経症的傾向という項目が遺伝的に高い傾向があると考えられます。
場合によっては、協調性の項目も高いかもしれませんね。
神経症的傾向の項目の数値が高いと不安を感じやすくいわゆるウツ状態になりやすいです。
つまり、この項目の数値が高いと自分が他人からどう見られているかが気になる上、嫌われたらどうしようと思いがちになるという事です。
成功体験が少ない
人が自分自身の存在を認めていく過程で外せない要素として、「成功体験の積み重ね」があります。
もし、十分な成功体験の積み重ねが無い場合、自分を非力で無価値な人間だと考える傾向が強くなってしまいます。
自分を非力で無価値だと思うのなら、人から認めてもらいたい気持ちも強くなると同時に嫌われまいという気持ちにもなるでしょう。
「いい人」は「バランスの悪い人」
ここまで述べてきたように「いい人」は概していい意味ではつかわれない言葉です。
いい人は「人に嫌われまい」と外面を必要以上によくするあまり、本当の自分を見失ってしまっている人と言えます。
「いい人」の意識は他人を常に見ているのに、自分の心の内部は全く見ていないんですね。
そう、「外ばっかり見ている」。
これではバランス悪いですね。
外にばかり意識を向けていては自分の本当の心に気付けなくなってしまいます。
心は天秤。
個々の安定には外と内のそれぞれに対する意識のバランス、つり合いが必要です。
誰かに好かれるための自分を演じている内に、自分が本当は何がしたくてどうなりたいのか分からなくなってしまいます。
ずっと、仮面をかぶって生きているんだから無理もない話です。
本当に自分が欲しいものやしたいことに気が付けないままでは幸福感を感じるのも難しいです。
そして、なにより自分を他人に合わせるようにして生きると、他者とは表面的にしか仲良くなることができません。
人生を幸せに生きるのに良好な人間関係は必須です。
自分の本心を言い合える友人の存在は大事なんです。
自分の本心に気が付けなかったり、本心を偽ったりしている限り幸福感には近づけません。
外面をよくすることより、まず自分自身の本心に素直なってみましょう。
いい人をやめる方法5選
さて、ここからは具体的に「いい人」をやめるための方法を見ていきましょう。
・あるがままを受け入れる
あなたは自分は「あるがまま」、つまり自分に素直何なったら誰にも好かれないんじゃないかとおもっていません?
実はそんなこと全然ないんです。
むしろ、心理学でも言われている事ですが、自分を偽るほど病みやすくなります。
実際に免疫系に悪影響があることも分かっているのです。
ですから、まずは「自分は自分のままでいいのだ」と認めましょう。
そう、自尊心を高めるんです!
自尊心の具体的な高め方についてはこちら。
・全ての人に好かれることは無理だと心底納得する
あなたもうすうす気づいているでしょう?
全ての人に好かれるなんて無理であると。
そうなんです、無理なんです。
これは主観的な話ではなく、研究であきらかになっていること。
ある集まりの中にあなたがいた場合、あなたに対する集まりの構成員の印象は以下のような内訳になります。
- 好きが2割
- 普通が6割
- 嫌いが2割
この比率は不変です。
だから、みんなから好かれるなんて諦めてください。
いいんですよ、誰からも好かれなくたって。
まずは、あなたを好きになってくれる人を大事にしていきましょう。
・他人と自分を比較しない
あなたは人と自分を比べがちではないですか?
あなたは誰かと比べずともいいんですよ、あなたはあなたであるというそれだけで価値があるんですから。
誰かと比べて自分が劣っているところがあるとか、もうね、どうでもいいんですよ。
人間は完全じゃありませんぜ。
あなたが完璧に見えている人だって「完璧にみえている」だけです。
短所もあるし嫌なところもあるんですよ。
それに短所は長所でもあり、長所は短所でもある。
長所短所なんてとらえ方次第ですよ。
とらえ方についてもっと詳しく知りたい方はこちら。
・自分に優しくなる
あなたはきっと「みんなに嫌われないため」にせっせと「いい人」を演じている。
そして、あなたは自分に厳しい
…「こんなことしちゃダメじゃないか!」
と自分を叱りつけたりすること多くないですか?
自分には優しくてなんぼですよ。
自分に厳しくなんてなっちゃダメ!
そんなことしたらどんどん自尊心のゲージが減っていきます。
なんなら、人気のない場所、お風呂のなかでもいいでしょう。
自分を自分でハグしてあげたりしてくださいな。
もっと自分をいたわって、自分を許して、自分に愛情を注いであげましょう。
これをセルフコンパッションといいます。
もっと、自分に優しくする方法を知りたい方はこちら。
・メンタルを強化する
上述した通り、遺伝による元々の性格は変わりません。
しかし、行動を変えることで性格を後天的にある程度変えることは可能なんです。
そこで、あなたの不安を感じやすさを緩和する行動をいくつか提示したいと思います。
- 朝、目が覚めたら「今日は楽しい行動を選択するよう心がけよう」と自分に言い聞かせる。
- つらいことが会ったら何度か深呼吸する。
- 他の人に感謝をし、可能なら感謝を伝える。
できることから試してみてくださいな。
もっと詳しくメンタル強化について知りたい方はこちら。
おわりに
この記事では「いい人」をやめるための方法について述べました。
いつも「いい人」を演じているあなた。
お疲れ様です。
もういいですよ、いい人卒業しましょう。
もっと自分に自信を持って生きていきましょう。
どうでも「いい人」ではなく「あなた」として。
では!
参考記事等