「あいさつなんてダルいだけじゃん。したってしなくたっていいじゃんよ。いちいち礼儀だか何だか知らんけどうっとおしいんよ。押し付けてくんなし!」
まあ、押し付けられると不愉快なのももっともだがね、、あいさつは大事やし意味があるんよ。
オニギリス!!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回は「「あいさつはなぜ必要?」あいさつが大切なのは単にマナ―だからではない」という話です。
- ・なぜあいさつが大事なのかわからない人
- ・あいさつなんてどうでもいいじゃんって思っている人
- ・話しのネタを探している人等
今回はあいさつが何で必要なのか、その役割にはどんなことがあるのかについて少し深く考えてみたいと思います。
これであいさつが必要な理由、その効果がわかって明日から気分よくあいさつができるようになります!
ではでは、レッツゴー!
目次
1.あいさつはマナー
はい、まずあいさつの定義です。
Wikipediaさんによると、あいさつとは
「新たに顔を合わせた際や別れ際に行われる、礼儀として行われる定形的な言葉や動作のことを指す」だそうです。
はい、「礼儀」とありますね。
そうです、あいさつとは「礼儀」、つまりマナーなんですね。
ただ、定形的という言葉ひっかかりませんか?
ちまたではやれ思いやりだ、尊敬だなんて大層な精神性が本質のように言われている…。
なのに、「定型的」。
機械的であり無機質な言葉です。心がそこにあろうが無かろうがどうでもいいと言わんばかりです。
でも、型が決まっているからと言ってそこに思いがないとはいえないですよね?
あくまで、あいさつの「仕方がきまっている」だけなんですね。
2、マナーが必要なのは敵味方の区別のため
では、そもそもマナーは何で必要なんでしょうか?
一般にその根拠は「人への思いやりや敬意を示すため」と言われているように思います。
でも、人によっては「めんどくさいだけ」、「格式ばっていて居心地が悪くなる」とか「悪しき遺物」とかいろいろ意見があるでしょう。
でも、マナーはただの形だけのめんどくさいものでも悪しき遺物でもないんです。
結論からいうと「敵味方の区別をする機能がある」から必要なのです。
さて、どういうことか。
例えば、A村に住んでる人がB村にでかけていきました。A村民とB村民は外見では区別がつかない、話している言葉も同じだったとしましょう。
その場合に
A村民「おらあ、B村出身だべさ」。
といったとします。
この際に、A村民のあいさつの仕方がB村のあいさつの仕方とちがっていたら
B村民「いやいや、おめえはよそ者だべ。この村ではそんなあいさつはだれもしないゾ」。
という話になります。
この場合は無理やりあいさつに当てはめているので多少強引な印象がぬぐえませんが(そもそも、猫と犬の時点でわかるわ!て突っ込みはご容赦を、、、)、マナーの本質は「仲間か部外者か、さらに言えば敵か」を判別するためのツールなんです。
特に昔なら、スパイを見分けるのに大いにやくだったことでしょう。
マナーのおかげで国の平和が保たれていたなんてことはあったかもしれません。
そして、マナーを共有するということは「その文化圏の文化を共有する」ということ。
私達が同じ形式のあいさつを交わす時、相手をその文化を共有する仲間として迎えるのです。
存在を認めているとも言えますね。
3、職場でのあいさつは信頼関係の基礎
職場であいさつが必要とされるのも前述の「同じ文化を共有する、存在を認める」を前提とすれば説明できます。
職場では多くの人達が協同して仕事をしています。
仕事にはお互いの協力が欠かせません。そして、協力する為には仕事で協力し合う人達の間に「信頼関係」がないと始まりません。
そう、この信頼関係構築のための第一歩が「あいさつ」なのです。
あいさつを通じて同じ職場環境の文化を共有する一員として認めあい、お互いの存在を認めるのです。
毎日、それを繰り返すことによって信頼関係はより強固になっていきます。
それがあって初めてしっかりとした仕事ができるのだと思います。
4、あいさつの心理的効果
あいさつの重要性を単なる道徳論でおわらせないためにも、心理学からみたあいさつの効果をみていきましょう。
・1、好意の返報性
これは聞いたことがある人が多いのではないでしょうか?
要は、「相手に好意を伝えれば相手も好意をかえしたくなる」という傾向です。
朝8時、職場のオフィスのあるビルの玄関に着く。
いつもと変わらぬ足取りで中へ。列に並んでエレベーターが下りてくるのをまっている。ふと隣の列を見やる。同僚のK子だ。
あなたは明るい笑顔、明るいトーンで「おはよう」と一言。
K子はその明るさに背中を押されたのか「おはよう」と眠そうな目をこすりながら少しはにかんだようにあいさつを返す。
小説っぽくすると感な感じですかね?
笑顔で明るくあいさつされると人は元気をもらえます。
もらった元気のお返しにあいさつを返したくなるわけです。
・2、ザイオンス効果
ここに文章を入力。
これは別名を「単純接触効果」とも言います。
人は接触する回数が多いほど親密さが高まっていくというものです。
ただし、「第一印象が悪くないこと」が前提です。
最低限の身だしなみは不可欠です。
その上で、毎日明るくあいさつして見てください。
あなたの印象は日ごとによくなるのではと思います。
ま、仕事もがんばらないとですが(笑)。
・3、相手より先にあいさつすると優位に立てる
ここに文章を入力。
心理学でいわれている事ですが、「先に声をかけた方が優位に立てます」。
あいさつを受けた方はまさしく「受身」の立場です。
先んじるということは非常に強力です。
ぜひ、知っている人をみかけたりしたら先にあいさつしてみましょう。
5、実はあいさつには続きがある
「おはよう」
「こんにちは」
「こんばんは」
はい、実はこんなポピュラーなあいさつには続きがあります。
『日本文化いろは事典』によると
・「おはよう」は「お早くから、御苦労さまでございます」の省略。
・「こんにちは」は「今日は、ご機嫌いかがですか」の省略。
・「こんばんは」は「今晩は良い晩ですね」の省略。
だそうです。
これらからわかる通りあいさつはただの形式的な言葉ではなく、相手へのねぎらいの思いが込められた表現であることが分かりますね。
日々、私達は職場であいさつを何気なく交わしています。
しかし、実際にはそのあいさつはねぎらいだったのです。
この事実を知れば、少しは以前よりあいさつが好きになるんじゃないでしょうか?
あいさつはねぎらい、する方もされる方も嬉しいですね。
好意を受けたら、好意を返したくなる。その循環が職場の人間関係を良好なものにしてくれる気がします。
6、結局は人を好きになんなきゃ始まんない
今までの話であいさつの重要性や効果はわかりました。
とはいえ、職場には誰しも必ずと言っていいほどあいさつもしたくない、顔も見たくないほど大嫌いな人が最低でも一人はいるものです。
なんか、そんないやーな相手にはあいさつすることの意義が感じられませんね。
とはいえ、こちらの気持というのは無意識に相手に伝わってしまうもの。
嫌いな人に「この野郎!はやくあっちにいけ!目障りだ!」なんて敵意をもってあいさつしてもする側もされる側も嬉しくないですし、大体その雰囲気が伝わってしまうものです。
そこで、相手の長所を探すように努めてみてはどうでしょうか?
確かにこれは至難のわざです。簡単ではありません。
でも、どんな人にもいいところはあります。見つける努力さえしていれば見つかります。
別に相手のためではなく、自分のために探すんです。あなたが人の長所を見つけることがうまくなると自然と人を褒めることも増え、人を信頼できるようになります。
結果、あなた自身をとりまく人間関係は非常に良好になり職場の居心地がよくなります。
そして、それは日々あいさつを交わせば交わすほどに加速します。
当然仕事がはかどるはかどる…。
だから、「人のいいところを見る姿勢をもつ」、これを意識して見てください。
きっと、毎日のあいさつが楽しみにさえなってくると思いますよ。
おわりに
この記事は「「あいさつはなぜ必要?」あいさつが大切なのは単にマナ―だからではない」と題しておおくりしました。
あいさつはただ常識だからするものではありません。その本質はねぎらい。
本質を知ればこそその重要性を感じれるというものです。
ぜひ、みなさんも人の長所を探す習慣をつけた上で、毎日あいさつをしてみてください。
きっと、快適な人間関係を築けることでしょう。
では!
参考記事等