「もうマジムリ!仕事なんてしたくない!!仕事なんてしないで一日中ワンピース読んだりアニメ見て好き勝手に暮らしてえええ!ああ、、いまはやりのFIREとかしたいわあ。労働はクソ!自由な時間が欲しい、、、。」
ふーむ、まあ自由な時間があるのはいいことだ。
ただ際限なく自由な時間があればいいって事でもないっぽいねえ。
オニギリス!
脱マンネリストのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「自由な時間があればあるほど幸せかと言ったら違うのではないかって話」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
漠然と自由な時間が欲しいと思っている人
一日の自由な時間はどのくらいが適切なのかを知りたい人
話のネタが欲しい人等
最近、FIREこと「経済的自立と早期リタイア」が何かと若年層を中心に注目されている様です。
いろいろな意見がある中、個人的には「みんな競争社会にうんざりしているんだろうなあ」とか「さっさと競争から降りてしまいたいとか思っているんだろうなあ」等と勝手ながら推測してしまいますねえ。
まあせこい事考えるなら、なんだかんだ理由をつけて生活保護もらって働かないっていうのも手なのかもしれませんけど、これは正直心理的に抵抗がありますわな。
だからさっさとお金をためて仕事なんてやめちまおうって話になるわけですわね、多分。
ただ仮に、仕事を辞めて自由な時間を沢山手にしても「自由な時間が増えたからと言って幸せなのか」はまた少し違うかもしれないっていうのが今回の話です。
今回は自由な時間は沢山あればあるほどいいのかについて考えてみたい所存。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
自由時間はあればあるほどいいのか?
ハーバード大学の「American Time Use Survey(アメリカ人の時間使用調査)」の2012〜2013年までのデータを分析した調査によると、「幸福度の高まる自由時間の限界は5時間ほどで最適量は3.5時間」である可能性があります。
この調査では被験者2万1736人に対して「1日をどのように使っているか」について、各活動の時間帯と持続時間まで詳細に記録してもらうと同時に主観的幸福度を報告してもらいました。
このデータを分析した結果、「幸福度は自由時間が増えるにつれ右肩上がりに高まったが、2時間を超えると横ばい、さらに5時間を超えると低下し始めた」といいます。
またこれとは別に同研究チームは、 1992〜2008年までの 「National Study of the Changing Workforce(変化する労働力についての全米調査)」のデータも調査したそうな。
参加者1万3639人には、「平日は平均してどのくらいの自由時間があるか」「今の生活にどれほど幸福を感じているか」といった質問に答えてもらっています。
その結果分かったのは以下。
・ 1日15分(少ない)では「ストレス度が高まる」、1日7時間(多い)では「生産性が低くなる」と報告された
・ 自由時間を「非生産的な活動 (趣味や運動、ランニング) 」で過ごした人は自由時間が多いほど幸福度が低下した
・「生産的な活動(テレビやネットサーフィン) 」では、自由時間が多くとも幸福度が「1日3.5時間(適度)」のグループと同じだった
ふむ、ネットサーフィンやテレビというとどうのも進んで何かの体験をするというより受動的な活動ですな。
そう考えると、「主体的に自分から動く活動」をしないとだめって事なのかもしれませんね。
また、「幸福になるために必要な自由な時間の量は7時間(より厳密には6時間59分)である」可能性があるといいます。
これはイギリスの保険会社Direct Line Insuranceが行った2000人を対象とした調査の結果であるそうです。
またこの調査によると、イギリスで人々がとっている自由な時間の平均は4時間14分ほどだとも言われている模様。
これはイギリスのデータなので、何となく日本の方がもっと少ない気がしますよねえ、、、。
仕事をプライベートに持ち込まれると、うっとおしいことこの上ないですし家族とやパートナーとの時間も台無しというものです。
なので理想論ではあれど、職場を離れたら仕事関連の連絡や情報などは全てシャットダウンしてしまいたいですわね。
まあ、それが無理だとしても極力職場を離れたら仕事関係の情報には触れないようにするのがいいのは間違いないでしょう。
もっとも、自営の人はそうはいかないでしょうけどねえ、、、。
とりあえず、プライベートと仕事をしっかりと分ける工夫は大事ってことなんでしょうねえ。
なお、SNSで情報をチェックするのも自由な時間の確保という点からは有害であるといいます。
何かをしないといけないという気持ちになってしまっていること自体が、良くないってことなんでしょうな。
おそらく、ハーバード大学の知見の方が当たっている気がしますね。
家事をする時間はない方がいいらしい
「自由な時間を確保するのが大事」と言うと、「じゃあ、家事もしないで済むようになった方がいいんじゃね?」と言い出す人が出てきそうです。
はい、これは大正解っぽいですね。
家事もいうなれば日々の仕事の一種のようなものですから、「なければない程いい」と言えるでしょう。
事実、家事における厄介事と幸福度の関係性についての研究が存在していまして、その研究では「取るに足らないほどの面倒な雑務は精神的苦痛になる」と結論しています。
家事は可能な限りゼロにしていった方がいいのかもしれません。
そのためには最新家電を利用するとか家事代行業者に家事を委託する、そもそも家にものを増やさないなどの家事が増加する要因を徹底的に排除していくなんて事が必要だと思います。
詳しくは以下の記事からどうぞ。
いずれにせよ、家事なんてしないで済むならしないに越したことはいいって事は多分正しいと思います。
もっとリアルの人間関係を大事にしていくといいよね
自由な時間の最適量が7時間だという話は、いいとして「その自由な時間をどう使うか」という事は問題です。
例えば自由な時間の確保という点では、ニートになったり生活保護を受けたりすれば容易に達成できてしまう訳ですが、そんな状況になっても「暇すぎてストレス」になる事は容易に想像できるでしょう。
何もしなくていい、となるとそれがかえってストレスとなってしまうわけです。
なので、結局は何か人間には主体的に取り組むものが必要だよねって話に落ち着くと思います。
例えば、情熱を注げるような趣味を持っている人の幸福度は高いなんて調査がありますね。
詳しくは以下。
自分の心が喜ぶような体験に時間やお金を投入すると人生の幸福度はきっと増進するでしょう。
自由な時間を確保するのは大事ですが、その時間をどうやって使うかにも注意を払いたいものです。
で、わたしが思う最善の自由な時間の使い方というのはやはり、「友人や家族と一緒ん過ごす時間を増やしていく事」ではないかと思います。
おそらくそれが、一番幸せになるために有効な時間の使い方かなって思いますね。
例えば仕事で忙しくて家族で忙しいとしても、なんとか時間をとって家族と過ごすようにしたりパートナーとのディナーの時間を作ったり等といった事をするのがいいわけです。
幸福度を増したいなら、時間やお金は人間関係につぎ込んでいくのがいいと思いますね。
おわりに
この記事は「自由な時間があればあるほど幸せかと言ったら違うのではないかって話」と題しておおくりしました。
自由な時間の限界量は総合的に判断すると、「5時間ほどで自由時間の最適量は3.5時間 」である可能性があります。
5時間を超えると幸福度が下がる可能性があるそうです。
仕事をプライベートを明確に分ける必要があるのはもちろんの事、家事やSNSで情報に触れる時間も少なくしていき家族や友人などと一緒に過ごす時間を増やした方が幸福度は上がるでしょう。
また、自由な時間の使い道に関しても、人間関係に重点的に使って行った方がいいと思われます。
良好な人間関係が人生の基礎ですからねえ。
では!
参考