「転移と逆転移」自分の中の葛藤を上手く使うと相手も理解できる「カウンセリング」

「わたし、いろんな人から相談を受けることが多いんだけど、その際に結構相手に感情移入しすぎたり頼りにされている状態事態に知らないうちに自分の存在意義を感じ始めている気がしてあやういなって気が最近した。これっていわゆる共依存ってやつかなあ、、、。」

ふむ、そうかもしれんぬ。

必要とされていることに自分の存在意義を感じてしまっているなら共依存かもしれないねえ。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「「転移と逆転移」自分の中の葛藤を上手く使うと相手も理解できる「カウンセリング」」という話です。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ
  • カウンセラーになりたい人等
  • 人から良く相談される人等

今回の話はカウンセラー向けの内容っぽい気もしますが、人からよく相談を受ける人にも参考になるかと思います。

あなたに相談してきた友人や親族の方々があなたに対して向けている感情は、「本当にあなた自身に向けられた感情なのでしょうか?」

また、その向けられた感情に対して、あなたは「どう反応しているでしょうか?」

その反応は、一体自分の中の何の要素とその向けられた感情が影響しあって発生したものなのでしょうか?

それを突き詰めていくと相手への理解も深まりますし、自分自身への理解も深まるんですね。

ま、むっちゃ難しいんですけど。

では、ゆるりとおおくりします。

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転移と逆転移ってなんじゃ?

では早速、転移と逆転移の意味について確認してみましょう。

転移と逆転移とはユング派の心理療法である精神分析療法における考え方です。

その詳しい意味等について以下の通り。

転移

転移(より正確には感情転移)とはカウンセリングにおいて、クライエントさんが自身の幼児期における重要人物(例:両親等)に対して抱いた感情等がカウンセラーに向くことを言います。

この転移の具体例をあげるなら、

「この人はわたしの味方に見えるけど、それはわたしがこの人にとっていい人でいるからだ。きっと、わたしがこの人にとって少しでも悪い人だ思われてしまったら見捨てられてしまう」

とか

「なんで、もっと私のことをわかってくれないんだ!」

なんてものがあるかもしれません。

何回も友人等の相談を受けていると次第にこういった感情をぶつけられる人ももしかしたらいるかもしれません。

こういった感情をぶつけられると、「え??何よ唐突に、、、、。どうしてそんな風に思うわけ?」なんて困惑すると思います。

でも、反応を分析するとその人に対する理解がとても深まるんですな。

「ん?この反応って転移っぽくね?」と思ったら、その人の幼児期に誰との間にどのような感情をもつ機会があったのかと探求してみるのもありでしょう。

もしかしたら、お母さんがすごく厳しい人で甘えたいのに甘えさせてくれないかったなんてこともあるかもしれません。

ま、不用意に突っ込むとやばいけども。

逆転移

転移はクライエントさんがカウンセラーに対して向けてくる感情でしたが、逆転移は「カウンセラー側がクライエントさんに向ける感情」になります。

カウンセラー側も人間ですんで、クラエントさんから何らかの感情をぶつけられればそれに意識的・無意識的に反応してしましまうものです。

例えば、あなたが友人等の相談に乗っている時に知らず知らずのうちに彼彼女らをやや上から目線で諭すような物言いになったり、急に腹が立ってきて叱ってしまったりって場合は逆転移かもしれません。

人間は程度の差こそあれみなコンプレックスをもっているもの。

そのコンプレックスが解消されないままにしていると逆転移として表出することもあるとか。

また、人はそれぞれ異なった生育環境でそれぞれの感性で様々な感情に影響を受けて育ってきています。

その中で「この考えは絶対に受け付けない」という俗にいう地雷ともいえる物を持つことにもなるでしょう。

そうすると、相談してきた友人等のちょっとしたわがままな行いによるトラブルエピソードに「そもそもあんたが悪いんだから~」と執拗かつ過度に責め立てるとか、「あんたが全部悪いでしょ!」みたいに怒鳴りだすなんて話になったりするかもしれません。

そういったことにならないためには、「自分の考え方の癖」と知っておくことが大事なんですな。

例えば、

「自分は道徳心が強く正義感が強すぎる。、、、なんでこんななのか?、、、、そうだ、小さい時に両親がものすごく道徳的な振る舞いを強要してた。そして、自分は親に嫌われたくない一心で頑張って無理して道徳的にふるまうようにしてきた。だから、、、」

みたいに自分自身が「なぜ、そのように反応してしまうのか?」について考察を深めていくと、話している最中に「あ、逆転移が起こっているな」なんて思えるので冷静になれるので対話が建設的になるって話です。

まあ、逆転移は無意識で起こっていることも多々あるので、これを自覚するのが大変なんですけどねえ、、、。

それに逆転移の表れ方は実に多様で、頭痛や怒り、胃の痛み等の体調不良やなんらかの違和感などのような非言語コミュニケーションとして認識されることもあります。

もし、相談を受けいている中で体調の変化を感じたら逆転移が起こっているかもしれませんねえ、、、。

なお相談を受けている際にもう一人別の友人に同席してもらって、あとで「わたしの対応ってあんたからみてどうだった?」と聞いてみるのもいいかもしれませんね。

自分を客観視できるかもしれません。

ちなみに、この逆転移と混同されやすいものに代理トラウマ(受傷)なんてものがあります。

これはトラウマを抱えているクライエントさんと接する中で支援するカウンセラー側がクライエントさんのもつトラウマを負ってしまう事です。

逆転移は悪なのか?

精神分析療法では治療者はあくまで一貫して中立な態度を貫かねばならないとされていたため、ながらく逆転移は「有害なもの」とされ、その源泉であるコンプレックス等も「なくすべき」とされてきました。

ただ、現在では逆転移を上手く活用しようという風潮にもなってきている模様。

逆転移が起こってしまうと、相談されている側は相談者に恋愛感情をもったりすることもあり、これがカウンセラーだった場合倫理上の禁忌に触れるのは論を待たないでしょう。

まあ、でも普通に考えてコンプレックスを完全になくすのは無理ですし、相手の感情に反応するなとかいうのはマインド、つまり人の心の働きってとってもおしゃべりなので無理です。

マインドの口に戸は建てられんって話。

それにこういったコンプレックス等はある種の「人間味とかその人の個性」といったものに通ずるので、ことさら否定するものでもないかと思います。

大事なのは「自分の考え方の癖に気が付くこと」でしょう。

もっとも、それが難しんですけども。

あくまで個人的な見解ではありますが、瞑想したりしてマインドフルネスを実践する中で自分自身の感覚に敏感になれると思いますから、瞑想を習慣化するのがいいと思います。

あくまで個人的な体験ですが、瞑想を一日に20分ほど毎日やるようになってから、「あ、今自分はこう感じているな」と鋭敏に感じ取れるようになってきた感があるますね。

まあ個人差があると思うので、瞑想の万能性を唱える気は一切ありません。

少し試してみるのもありかなって感じです。

逆転移を上手に活用すると相手と健全な関係を構築できる?

逆転移は上述のように必ずしも目の敵にされるべきものではありません。

むしろ、逆転移を上手に活用することで相談してきた相手のことをより深く理解できるようになるといいます。

例えば、逆転移の活用法については以下のようなものがありました。

以下引用。

たとえば村上(2007)は、60歳代の妄想症の男性患者がある程度落ち着きを見せるように なってから話すことが「のどかで明るい話題なのだが、話を聞いていると、なぜだか苦しさ やつらさが伝わってくるような気がする。それは私の気持ちの問題なのかもしれないが、こ れが伝わってくる間は、 治療終結を提案すべきではなく、 話を聞き続けるべきだと思ってい る」と述べている(下線筆者)。

 また滝川(2004)によれば、摂食障害患者の患者との治療合意などをめぐって揺れる面接 でのコツは 「揺れ動くボートに身をゆだねているがごとき感覚」 で、この感覚は 「緊迫した面 接場面の中でなかば身体感覚のようにやってくる」 という。 筆者自身の経験でも、60代の妄想症女性クライエントとの面接で、非言語的に感じられる 「悲しみ」 の感覚に触れ続けることで、治療関係が支えられたと考えられる(伊藤、2014)。 これまで見てきたように、「逆転移」 を感得することは、精神分析療法だけではなく広く心 理療法にとって重要である

引用

file:///C:/Users/arcan/Downloads/jinbun_13_117_126.pdf

うむ、逆転移にはいろいろな活用法があるんですねえ。

おわりに

この記事は「「転移と逆転移」自分の中の葛藤を上手く使うと相手も理解できる「カウンセリング」」と題しておおくりしました。

今回はややカウンセラー向けの内容になってしまった感がありますが、友人等の相談に乗ることが多い方にはそれなりに参考になるかもしれません。

まあ結局、人との対話を通して自分自身の理解を深めることができるってことですな。

他人はある意味「自分自身の姿を映す鏡」になることもあるのかもしれませんねえ。

では!

参考

https://www.heartc.com/column/psychology/column.jsp?no=42

http://www.j-phyco.com/category1/entry33.html

https://kotobank.jp/word/%E8%BB%A2%E7%A7%BB-102040

https://kotobank.jp/word/%E9%80%86%E8%BB%A2%E7%A7%BB-1299706

file:///C:/Users/arcan/Downloads/jinbun_13_117_126.pdf

参考記事等

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