極論の魅力に惑わされないために、自分のやりたいことを見つけよう。
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「なんだろうね、最近いろんな分野で極論が幅を利かせている気がするよね。ネット広告で言うなら、これさえすればやせる!みたいなのがそうだし、政治で言うなら人工知能の普及で人間の仕事はなくなるとかさ、、、、。もう、よくわかんないよねえ、、、。」

んー、そうだねえ、最近極論が多いよねえ。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回の話題は「極論に惑わされないように、自分の欲しいものをみつけよう」という話です。

極論には魅力があると言えます。

しかし、その魅力は言ってみれば「安心感」です。

この世界には絶対に正しいことなんて何もありません。

全てのことについて議論の余地があり、異論が唱えられます。

科学だってそうです。

今現在、「科学的に正しいとされていること」であっても、実際には正しいのではなく「否定されていないだけ」と言えます。

いつか、事実が覆ることもあるでしょう。

わたし達の多くは絶対的事実が存在していないというのを知りつつも、「確かにそうだ」という実感が欲しくて仕方がないのですよ。

なので、「これこそ真実」なんて言う人が出てくると人によっては、それを信じてしまったりします。

ですから、極論のように「議論の余地を感じさせず言いきってくれる意見」というのは、非常に魅力的であり危険です。

では、ゆるりとおおくりします。

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1、極論の定義って何だろう?

はい、毎度おなじみ語義の確認からまいりましょう。

極論とは、、、、

 極端な言い方や論じ方をすること。また、そのような議論。極言。「極論すれば人間の歴史は徒労の歴史である」
 徹底的に論じること。論じつくすこと。
「既に二千三百年前に孟子墨楊の法格を―し」〈西周明六雑誌四二〉

https://kotobank.jp/word/%E6%A5%B5%E8%AB%96-479571

はい、極論とは文字通り極端な意見と考えていいですね。

極端な意見にもいろいろありますが、例えば「日本人はみんな優柔不断だ」とか「アメリカ人はみんな明るくて陽気だ」とかでしょうか。

このような意見には例外に対する考慮がないですよね。

日本人にも決断の速い人はいるし、アメリカ人にも暗い人はいるものです。

それにそもそも物事に白黒なんて簡単につかないものです。

極論は往々にして「真実ではない」です。

極論は物事の一面を強調して示しているにすぎないのです。

2、極論は魅力的

極論には魅力があります。

その魅力の最たるものは「安心感」です

世の中には確かなものなんてよく考えれば考えるほどありません。

「努力して出世してこその人生だ」なんて口にして見たところで、心のどこかで

「でも、出世すれば本当に幸せになれるのかな?」

とさっきまでの自分の言葉に疑問を投げかけている自分がいたりしないでしょうか?

現代社会は、自分の意思で何者になるかは自由とされています。

自分がどう生きたいかを決めるのはほかならぬあなた自身であるのに疑いはないでしょう。

人類は長らく「自由」を獲得するための闘争を繰り返してきましたね。

しかし、手にした自由は「楽なものでは決してなかった」んです。

自由とは「自らを由とする」、つまり、自分自身をよりどころとする、、、、そうです、自分自身の価値観等を根拠として生きるという事なのです。

ということは、「自由である」ためには「自身の価値観がある」ことが大前提なのです。

実はこの「自分の価値観をもつ」という事が非常に辛いことでもあるのです。

これは結局、「自分が何者であり何のために生きるのか、生きたいのか?」という問いについてある程度の回答を持っているということであると思います。

自分の考えは「自分自身の完全オリジナル」であると思ったら大間違いです。

人間の考えは「環境による影響」を多分に受けます。

周りの友人達がフェラーリに乗っているのを見たら、自分も何となく欲しくなるかもしれないし、友人が美人の彼女を連れていたら自分もそんな彼女が欲しくなるかもしれません。

でも、そんな風に周囲に影響されるのは「自分が本当に欲しいものがわかってないから」ではないでしょうか?

本当に自由であるためには徹底的に自分の内面と向き合って、「自分が何を欲しているのか」を知る必要がありますね。

ただ、これは結構しんどい作業です。

そう、「自由である」のは「苦しい事」でもあります。

自分を行動のよりどころとするという事は、自分の行動基準やものごとの判断基準がしっかりしていなければいけないという事です。

そうでなければ、常に自分で決めて行動している気でいても、

「わたしは本当にこんなことしていていいのか?これが正しいのか?」

などと考えてしまい、常に不安と自己不信の中にいることになります。

そんな不安な中、自分の意見を強化してくれる極論が聞こえてくると、「そうかあんな風に言いきってくれるのなら、やっぱりこれは正しいのか!」なんて思えたりします。

極論のように誰かが強く言いきってくれると、そこに「カタルシス効果」が生じるので、何か救われたような気になるというのがあります。

また、自分の意見を持ちたくてももてない人にとっても、「言いきってくれる意見は正しく見える」のでとても安心できるものです。

しかし、論理的に穴がある極論に「自分の信じられる意見が無いから」と安易に同調するのは「思考の自由を放棄する行為」とも言えるのですよ。

逆説的ですが、「不自由」であることは「安心」でもあるのです。

自分で自分のあり方を決めなくていいからです。

極論に安易に追従するということは「自ら不自由になることによって楽になりたい」という意思の表れとも言えるのではないでしょうか?

これはファシズム誕生に通ずるものでもありますねえ。

ま、通ずる程度ですがね。

詳しくはエリックホッファーさんの「THE BELIEVERS」を読むといいかと思います。

あと、参考までに自分の欲しいものを見つける方法についての記事おいときますね。

3、ネットに極論が多い訳

さて、あなたはネットには極論がやたら多いと思いませんか?

実はその直観は間違っていません。

では、その理由は何なのでしょうか?

実は、ネットに極論が多いのは「極論をもち強い発信意欲をもったユーザーが何度も発信するから」という考え方があります。

参考

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58264?page=2

ネット上には中立的な意見も沢山あります。

しかし、そのような意見の持ち主たちは往々にして否定をされると自分の意見を発信するのをやめてしまいます。

一方で極論を持っている人というのは、自分の考えに絶大な自信があるのでちょっとやそっと否定的な事を言われたくらいでは折れません。

そう、極論を持った人達は意見を否定されても負けじと発信し続けるので、結果としてネット上は極論ばかりがあふれるという事です。

あながちこのロジックは間違っていないでしょう。

4、極論に乗せられやすい人の特徴

ここでは極論に乗せられやすい人とはどんな人達であるかを考えてみたいと思います。

極論に乗せられやすい人は以下のような人達ではないでしょうか?

  • 現状に不満をもつが自分では表明できない人
  • 批判精神がなく自分の意見もないが、何か自分の意見は表明したい人

以下順次解説して見ます。

・現状に不満をもつが自分では表明できない人

現実に不満を持っている人は沢山います。

しかし、不満を持ちながらも「自分の意思を表明できない人」については、その不満を代弁してくれるような極論が登場するとそれにあまり考えもなしに追従してしまう傾向があると思います。

これは古来から行われている民衆扇動の方法の一つとも言えるでしょうね。

自分の意思を表明する勇気、そして、「自分の欲しいものを持つ」という事が大事と言えるのではないでしょうか。

参考にメンタルの強化法、逆境に強い人の特徴についての記事をおいときます。

・批判精神がなく自分の意見もないが、何か自分の意見は表明したい人

批判精神がない上に自分の意見もない、それでいて何か自分の意見を主張して注目されたいという人は世の中に一定数います。

こんな人達は「極論の内容についての是非」について深く考えることもなく、「声が大きいから」みたいなしょうもない理由で、極論を唱える人の後をついて行こうとします。

そして、「あの意見はただしいんだ!なぜなら、、、」みたいに、」その極論をさも自分の意見かのように吹聴し出すのです。

まあ、とは言え誰でもこれってなる可能性があるので、わたしも気をつけたいところです。

極論はそもそも「極端な意見」なので「例外を見つける」事で大体見破れますね。

そう、過度の一般化や個別化が行われている場合が多いのです。

詳しい論理の見やぶり方についてはこちらからどうぞ。

※工事中

おわりに

この記事では「極論に惑わされないように、自分の欲しいものをみつけよう」と述べました。

はい、自分の「生きる指針」がないと安易に極論に同調しやすいのです。

その極論の言っていることは正しいのでしょうか?

ものごとは「白か黒かで割り切れるほど単純ではない」のです。

強く言いきっている意見を聞いたら、「ん?本当にそうか?例外はないか?」なんて意識をもって安易に極論を信じないようにしたいものです。

極論を盲信することで「安心感」はえられますが、それは「偽物の安寧」です。

本当の安寧は自分の意思と努力によってえるものであると思います。

他人の意見は「とりあえず疑ってみる」ようにしたいですね。

では!

参考記事等

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