「友達にロスチャイルド家によって世界はもうすでに統治されていて、世界で起こる政治や金融における事件は全て彼らのシナリオ通りなんだって事をすごく熱っぽく主張する人がいるんよね。まあそう考えたら筋が通っていることもあるにはあるが、、、こういった陰謀論をやたら支持するのもなんだかなあ。」
まあねえ、話としては面白いし沿う仮定したらつじつまあうことも沢山あるのは事実かもしれないけど、あまりに陰謀論に入れ込むのもねえ。
どうかなって思うよね。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「陰謀論支持者ってどんな性格してるの?説得する方法なんてあるの?」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
いわゆる陰謀論を信じるような人の性格について知りたい人
いわゆる陰謀論といえば、「ロスチャイルド家」とか「イルミナティ―」とかそういったものを思い浮かべる人は結構いるでしょう。
こういった話は、話としてはなんだか好奇心が掻き立てられて面白いものですし、場合によってはその存在を前提にしたほうが世の中の事象のつながりをスッキリ理解しやすく感じてしまったりもします。
しかし、いわゆる陰謀論を「まあこんな仮説もあるのか」くらいに思うならともかく、信じ切って「この世界はロスチャイルド家によって支配されている!」等と盲信し始めるのはちょっとまずい気がしますな。
やはり色んな考えがあることを前提にして、時にパズルのピースを組み合わせるようにしつつその時々で「最も真実らしいもの」を自分なりに見つけていくのが最善であろうと思うんですな。
「これこそ真実」と信じ切って他の考えをシャットアウトするのはいろいろとあやういです。
今回は陰謀論にハマる人の特徴やどうやったら説得できるのか、陰謀論の扱い方について考えてみたいともいマウス。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
陰謀論を支持する人にありがちな性格って?
ペンシルバニア大学で「過激派」の調査をしている研究者にソフィア=モスカレンコ博士という方がいますが、彼女によると人が陰謀論にハマる理由や陰謀論にハマった人達の行動傾向等には以下のようなものがあるそうです。
・社会からの孤立や孤独
社会科学における複数の研究によって、陰謀論は孤立や孤独によって激増する事が分かっているそうです。
そして社会からの孤立に加え、そこにSNSなどの使用の増加や他者への恐怖感が加わることで陰謀論はどんどん過激化していくとも。
・陰謀論により激化する可能性に男女差なし
陰謀論によって過激化する可能性に男女の差はないと言います。
しかしその信念にもとづいて「攻撃的な計画と実行しようとする可能性」に関しては男性の方が高いんだそうです。
・過激化は突発的に起こる
過激化は段階的に起こると思われがちです。
ところが、実際は突発的に起こることが多いといいます。
つまりそれまで陰謀論的な事柄に一切無関心だった人が、SNSやユ-チューブ等で何らかの投稿を見たことでその直後から過激化するなんてこともままあるという事です。
正直、これにはわたしも納得ですな。
去年アメリカ大統領選挙の際に不正があったのではないかともめたなんて事件がありましたが、あの時に世界に向けて緊急放送あるとかないとかまあいろんな話がありましたねえ。
正直いうと、わたしは一切政治とかに関心はない人間なのですが、たまたまユーチューブであの騒動に関しての動画を目にしてから一定の関心を持ってしまった理なんてことありましたからねえ。
もっとも、「本当かどうかはわからんよな」と言った意識は持っていましたけど、結構理屈としてはそれなりに筋は通っていたりするところもあって興味自体はわくんですよな。
ただ、あの一連の騒動によって「共産主義は危ないから絶対野放しにできない」ていうのは再確認しましたねえ。
・過激な思考はステータスを得るための手段として使われる
どうも、過激な思考はステータスを得るための手段として用いられる事があるといいます。
これは特に男性に多い傾向らしい。
というのも、過激思考には「わたしは他の連中より一つ上の次元から物事をみている」と言ったある種の優越感を与えてくれるんだとか。
また若い男性の場合、仲間との交流やスリルを求めて参加するケースも多いそうな。
余談ですけども、不毛な感情論ばかりを垂れ流している様に感じてしまうレベルのいわゆる過激派フェミニスト達もなんだか自分たちの特異性とか優越性を示すためにフェミニズムの傘をかぶっている気がしてきたりしますなあ。
ま、本当のところは知らんけど。
あと、スリルを求めて参加する、、、、これは確かに個人的にありうるなって感じがしますねえ。
陰謀論者を説得することはできるのか?
さて、ではここからは陰謀論者を説得することが果たして可能なのかについて見ていきましょう。
まず初めていっておきますが、「陰謀論者を論破しても無駄」です。
論破するとますます自分の考えに固執するでしょうから、むしろ逆効果であるといえます。
陰謀論者を説得したいなら以下の様な点に注意するといいそうです。
・相手の信念を論破しようとはしない
研究によると、相手の信念について議論しても相手が陰謀論から改宗する可能性はかなり低いといいます。
むしろ、考えを否定する事でますます相手はその思考に固執していきます。
なので、 上述したように相手の信念を否定しないようにすることが大事です。
・優先すべきは理解を深める事
陰謀論者には、後になってから別の視点で考えてもらった方がいいです。
なので、相手の怒りや恐怖と言った感情に対する共感を優先すべきと言えます。
別に相手の考えに同調する必要はなく、感情に共感を示して理解する姿勢がある姿勢を示せればいいというわけです。
確かに自分の感情に共感を示してくれる人の意見であれば、少しは参考にしようという気になるかもしれませんな。
・社会的なつながりと自然環境を提供する
上述したように孤立を深めることで人は過激思考に走りやすくなります。
そのため陰謀論にハマっている人たちの孤立を解消し、社会的なつながりを回復するのが陰謀論から脱する良い方法であるといえるでしょう。
事実、社会的なつながりをとりもどすだけで陰謀論から抜け出せる人は少なくないといいます。
またモスカレンコ博士によると、「人と一緒に自然の中を散歩する事で意見の偏りが少なくなるという研究結果がある」のだそう。
以前の記事で「自然に触れるとストレスがすごく減る」と言及しましたが、こんな活用法もあるんですな。
・自分自信のストレスケア等をシッカリと行う
身近な人が陰謀論にハマったことで、激しいストレスを感じメンタルを病んでしまうなんてケースは多いようです。
もし、陰謀論者に対して説得を試みようと思うのであれば、「まずは自分自身のメンタルケアをシッカリと行って負の感情に飲み込まれないようにする」のが大事ですな。
これは心理カウンセラーの様な心理系の職種にも同様の事が言えますねえ。
自分が病んでしまったら、人の事なんてやってらんないですからなあ。
人を癒したいならまずは自分からってことですな。
最後に参考として、「人を納得させる方法」についての記事を置いておきますねー。
陰謀なんてそりゃあるだろう。でもさ、、、
正直なんだかんだいって、陰謀論って中々面白いものが多いです。
陰謀論の中には「すでに世界はロスチャイルド家の支配下にある」とか「サタンを崇拝する悪魔崇拝者たちがこの世界を裏から操作している」、、、みたいなものがありますけども、まあなんだか好奇心を刺激されますよね。
それにこういった黒幕的な存在が暗躍していると想定すると、一見してランダムに生じているようにしか見えないこの世の中の現象それぞれの生起を説明できる感じがあります。
この世界に一定の論理や法則性を見出したいと思っている人からしたら、こういった「黒幕が暗躍しているのだ」みたいな話は結構スッキリするんですよな。
正直、わたしもこの手の陰謀論を面白いと思っていた時期も恥ずかしながらかなーり昔にはありましたねえ。
だけど、こういった話って何にも確たる証拠はないんですよね。
例として適当か分かりませんが、いわゆるスピ系の人が「前世」とか「オーラが見える」的な存在するのか証明のしようがないものを「ある」と断言するくらいの危うさがこの手の陰謀論を妄信する人にはあるんですよね。
結局この手の話は、「面白いしあってもおかしくはないのかもね」くらいに話半分に聞いておくのが正しいんだと思います。
わたしたちは「陰謀論が真実か?」という問いに回答するには、あまりに不確実な情報しか持っていませんしねえ。
結局、わたしたちは現実に起こっている現象と自分たちが到達できる範囲の情報から「何が真実か」を推定するしかないんでしょう。
なので、大事なのは情報の扱い方に対する意識、具体的に言うなら「どこのどんな誰が何のために何の媒体で発信している情報か」という意識を持って常に情報収集し、収集した情報を状況に応じて組み合わせて真実を推理するしかないという事ですな。
陰謀論で言われる陰謀みたいなものは実際にあるのかもしませんし、ないのかもしれません。
まあ、よくわかんないよねってことですよな。
決めつけずに行きたいものです。
おわりに
この記事は「陰謀論支持者ってどんな性格してるの?説得する方法なんてあるの?」と題しておおくりしました。
陰謀論にはまる人を説得しようと思ったら、まずすべきことは「陰謀論者の孤立を解消する事」でしょう。
まちがっても、「陰謀論みたいな根も葉もない事をあ信じているのはおかしい!」みたいな論破しようとしないことです。
それではますます陰謀論者は陰謀論に固執するので全く意味がありません。
人の考えを変えさせるって凄く難しい事ですからなあ。
では!
参考
Pastels and Pedophiles: Inside the Mind of Qanon