「どうにも会社の既婚者である同期や先輩、上司を見ていると、結婚なんてしても何の旨味がない気がしてしまうわ。なんか皆結婚したことで色んな意味で不自由になってるように見えるし、何より嫁の尻に敷かれている、、、。あんなの絶対いやだわ。一生独身でいいって。」
まあ、結婚して失敗した人も沢山いるよね。
うまくいっている人だっているだろうが。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「今の日本には独身者達が楽しく過ごせるコミュニティが必要だと思う」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
・独身の男女
・生涯独身で通すのが正しいと思っている人等
最近何となく恋愛や結婚系のネタを記事にすることが多いので、改めて「果たして結婚に意味はあるのか?」なんて考える機会が増えてきました。
で、正直いって、結婚に期待できる実益としては「実子を持つ事」と「安定的な人間関係の確保」の2点しかなさそうだという結論に至った次第。
この2点のうち特に「安定的な人間関係の確保」が一番人生の幸福度に影響を与える因子であろうと思われますので、もし実子が不要なら外部のコミュニティー等で人間関係を確保すれば何も困ることはないという事になるはずです。
ただそうはいっても、現状人間関係を外部に構築するにはSNSが発達しているとはいえ多少のハードルがあるような気がします。
そのため、きちんとした「独身者専用の相互交流をメインとしたコミュニティー」があってもいいんじゃないかなって気がするんですよね。
そうすれば日本全体の独身者の幸福感を高めることができるだろうし、別に結婚しなくても今よりも大して肩身が狭い思いをせず堂々としたられるのではないかなって思います。
今回は少々独身者のコミュニティーの必要性やそのコミュニティーにどんな機能が必要かについて考えてみたいと思う次第。
ちなみに、独身者の方は家族型ロボットのラボットを買ってみると心が癒されるかもしれません。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
結婚には一体どんなメリットがあるのか?本当に結婚は人生に必要なものなのか?
改めて確認しておきますが、結婚によってもたらされる最大のメリットは「安定的な人間関係の確保」で在ろうと思われます。
2014年のカリフォルニア大学のメタ分析にも続く研究によると、既婚者ほど寿命が長く以下のような特徴があったといいます。
- 心疾患になりにくい
- 脳卒中リスクが低い
- うつ病発症率が低い
この原因について詳しいことはわかってはいませんが、少なくともこの研究によると結婚は健康にいいというは間違いない様です。
ただ、この結婚による健康へのポジティブな影響は2017年オハイオ州立大学の研究によると、
「古い世代ほど結婚により健康レベルが上昇する一方、近年に生まれた世代ほど結婚しても健康にはなりにくい」
のだそうです。
なぜこのような結果になるのかはよくわからないものの、オハイオ大学の研究者たちはこの原因を「人口動態と文化の傾向が変わった事ではないか」と指摘している模様。
つまり、例えば以下のような傾向がみられるようになってきたからという事でしょう。
- 結婚相手がいないくても他のコミュニティで豊かな人間関係を築けるようになった
- 以前よりも独身者に対する偏見が減少してきた
- 独身であっても経済的に自立することが可能になってきた
ただ当たり前ですが、これが海外の研究の結果である点は注意が必要です。
ということで、日本の統計情報等に目を向けてみると、こちらではすこしだけ意外な結果が出ております。
2018年の厚生労働省「人口動態統計」をもとに教育社会学者の舞田敏彦さんが作成した死亡者データによると、未婚男性の寿命が短い一方で未婚女性の寿命が長くなっているとのこと。
参考
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93638.php
なんとここ日本では、男性は結婚した方が寿命が延びて女性は結婚すると寿命が短くなる傾向があるという意外なことになっているのですな。
※女性の寿命に関しては、1990年までは男性同様に既婚者の方が長い傾向があったものの、2000年以降は逆転しているという。
同氏は、未婚男性の寿命の短さの理由について以下をあげています。
- 未婚者に低収入・低学歴といった不利の人が集積しやすい
- 食生活をはじめとした生活習慣が乱れやすい
まあ、一理あるかなって気はしますねえ。
そして、2000年代以降の未婚女性の寿命の長さに関しては以下の様な理由をあげています。
- 近年は晩産化もあって出産による身体への負荷が強まっている
- 夫の家事分担率が低くさが、既婚女性の日々の過大なストレス源となっている
- 出産・育児で離職を強いられたり夫の転勤のたびにキャリアや人間関係をリセットされたりする
うーむ、いろいろありますなあ。
あと、誰が言っていたのか定かではないですが、子供を自分で産むと老化するから自分では産まず人工授精と代理出産、養子縁組をして子供を設けたいって言っていた女性がいた気がします。
で、子育てはベビーシッターでも雇って2~3歳くらいまで委託して自分は子供と毎日気が向いた時に少し遊んであげるだけにして、自分は仕事をしたり自分の生活を楽しみたいとか。
まあ、平たく言うと「出産と育児の労力は何とか全部外注して自分はライフスタイルを一切変えたくない」って感じだったはず。
お金さえあればこういった事ができるのかもしれませんが、少々通常の感覚からすると「幼少期に全く面倒を見ていなかった親に子供が愛着を持つのか?」みたいな愛着形成について多少疑問は残ります。
とはいえ、「夜泣きなんかされてかまってられるか!」と怒り心頭な人もいるでしょうし、夜泣きが起こる年齢や時期だけ可能ならば誰かに完全委託するのもありかなあって思ったりはします。
正直、振り回されたくはないって思うのも無理はないですわなあ。
想像するとわたしも頭痛がします。
独身者は全国にメッチャいっぱいいる
上述のように独身者、特に男性は寿命が短くなるリスクがあります。
おまけに、「未婚男性の不幸感は突出して高い」といいます。
引用
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/05/post-5154_1.php
なんだか物凄いことになっていますねえ、、、。
この不幸感の原因はやはり何といっても、未だ日本に蔓延する「親になって一人前」といった偏見や「安定的な人間関係の確保ができない」といった事に起因している気がします。
わたし自身に関してはそもそも人の意見に対して基本的には「そんなん知らん。あんたはあんたでしょ」といった感じなので、結婚しない事について何か言われることがあっても何ら気にしたことがないです。
ただ、世の中にはこういった事を気にする人が沢山いるのも事実だと感じます。
なぜか、自分が自分の人生を生きているにもかかわらず,「親から孫の顔が見たいといわれた」とか「子供がいないのは半人前といわれた」、「少子化の片棒を担いでいるといわれた」等と周囲からの意見を非常に気にする人が多い印象です。
とにかく多くの未婚者、特に男性にとって日本は未だ肩身の狭い社会のような気はします。
しかも現在340万人も男性あまりが起こっているといいますから、どうあがいても結婚できない男性が340万いるという話になるそうです。
この数字が正しいとすると、この340万の大多数が不幸になるという事になるのかもしれません。
ちと、「それはさすがにどうなん?」て思うところ。
そこで私は独身者同士で交流したりするコミュニティーの構築が急務なんじゃないかなって気がします。
結婚に求められる最大のメリットは上述したように「安定した人間関係の確保」、つまり「いつでも特定の話し相手がいる」といった感じなのでそのメリットを与えてくれる代替手段があれば基本的に何も独身で不幸になることはなくなるといえます。
中には、「独身で快適でいられる風潮やコミュニティが出来上がると少子高齢化がますます促進するから、未婚であることに危機感を持たさないといけない」みたいな意見もあるでしょう。
でもね。わたしはこういった「~しないと怖いから~する」くらいの動機であれば、むしろしない方がいいと思います。
恋愛はともかく、お互いに与え当たられの関係をきちんと維持して長期間人生を共にする結婚なんて相当難易度が高いものです。
わたしははっきりというと、「夫婦のどちらかが割りを食うような結婚ならしない方がいい」と思っているので国の都合がどうだろうが知ったことではなく、「本人たちが幸せになるからこそ結婚する意味がある」と思っています。
とにかく今のところ、わたしは今生きている人の幸せを第一に考えたいかなって感じです。
コミュニティーにはどんな機能が必要なんだろうか?
さて、では独身者が快適に生活していくためにコミュニティーを作るとしたら、一体そのコミュニティにはどんな機能が必要なのでしょうか?
それをちょっと考えてみたかなって思います。
それは以下の通り。
- コミュニティ内でサークル活動ができる
- 一人で生きていくうえで必要な保険や資金運用といったマネーリテラシーを高める機会がえられる
- 構成員同士の交流から気があったもの同士は結婚する事もできるシステムがある
- 定期的に交流目的のイベントがある
- コミュニティの構成員同士でいつでも気軽にやり取りできる
、、、んー、まあ今のところ思うつくのはざっとこんな感じですかねえ。
趣味を持っている人ほど幸福度が高いといわれているので、やはり独身者に趣味は欠かせません。
そして、その趣味を通して他者と交流する手がかりとしたり一緒に趣味を楽しんだりするとなおいいですわな。
趣味を楽しむ仲間を探すにあたっては、コミュニティ外の他のサークルと連携することを視野に入れてもいいかもしれません。
また、独身で生きていくとなると今後保険や蓄財、資産運用といった分野の知識が重要になるのは間違いないので、そういった事を学ぶために専門家に講座を開いてもらうとか会員が専門家に相談できるシステムを作るのもいいかもしれませんな。
あと構成員同士で交流するうちに何となく気があったら、結婚するという流れもあっていいかもしれません。
とはいえ、結婚自体はしてもしなくてもいいものといった位置づけでしょう。
結婚が主目的なら結婚相談所に行けばいいのですから。
おわりに
この記事は「今の日本には独身者達が楽しく過ごせるコミュニティが必要だと思う」と題してお送りしました。
今回は少しばかり独身者がもっと過ごしやすくするために、どんなコミュニティを作ったらいいのかを考えてみました。
まあ、今回の記事はいささか不毛な感じもしますが、やっぱりこんなに日本に独身者が増えている現状にあっては独身者が快適に暮らせる環境が必要だろうと思うんですわな。
、、、そういう事です。
人間関係のネットワークは作らなあかんですよなあ。
では!
参考
https://toyokeizai.net/articles/-/333980
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93638.php