「マルチタスクが推奨されているから実践しているけどむしろ効率悪い気がする」
「マルチタスクで作業しているとかなり気が散って集中できない」
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題はマルチタスクが実は非効率だよって話です。
やるならシングルタスク!
これ一択!
では、どうやって複数の作業をさばいていけばいいのか?
そこについてもみていきましょう!
では、ゆるりとおおくりします。
目次
1、マルチタスクってなんだろう?
よく世間で言われるマルチタスク。
この正体は…
「神経学者のいうところのタスクスイッチング」
です。
つまり、複数の作業(タスク)をいったりきたりして作業の切り替えをしている(スイッチング)だけなんですね。
「シングルタスク一点集中術」の著者であるデボラ=ザックさんによると、このタスクスイッチングは生産性を40%も低下させるのみならず、脳委縮の原因になると言っています。
なんでも、高速で切り換えようとすると脳に負荷がかかり過ぎるとのことです。
2、マルチタスク神話の崩壊
さて、いままでマルチタスクは効率化に欠かせない重要なものと考えられてきました。
しかし、近年はそのマルチタスク神話も崩壊の様相を呈しています。
ここからはマルチタスクの問題点について具体的にみていきましょう。
・脳に最適なのはシングルタスク
そもそも脳の機能の問題として
「脳は一つの事にしか集中できない」
というのがあります。
そう、脳は「シングルタスク仕様」なんです。
こんな話をすると
「え?じゃあ、車の運転をしながら話をしている人とかはどうなん??」
と思う人がいるでしょうね。
ご安心を。
初心者の内は運転自体を体が覚えていないために話しながらの運転は、マルチタスクになってしまいますが、熟練すると体が覚えてしまうのでマルチタスクにはなりません。
とはいえ、内容が難しくなってくると熟練ドライバーでもきついでしょうね(笑)。
・マルチタスクは非効率
マルチタスクは実はすごく効率が悪いです。
結局、作業がいつになっても完了しないので、他の作業がずっと気になっている状態が続きます。
そうすると、集中力はとぎれるし達成感を得られないためにストレスが蓄積していきます。
これは私も本当に実感するところですね。
一時期マルチタスクがいいときいてマルチタスクを際良いようしていましたが、いつになってもどの作業も中途半端ですからね。
「いつになったら終わるんや、、、」
という気分になってましたね。
んー、悪循環!
・マルチタスクは認知症リスクを高める
マルチタスクのせいというより、ストレスによる害ではありますが、「認知症リスクが上がります!」。
ストレスが増えるとコルチゾールという物質が分泌されます。
このコルチゾールが慢性的に分泌されるとヤヴァイです!
ずばり、脳の記憶をつかさどる部分である海馬の萎縮や高齢者の認知症につながるんですね。
参考http://fatigue.hajime888.com/f065.html
3、シングルタスクで生産性をあげるには?
さて、
「マルチタスクはダメやで!それ非効率的やから!」
なーんていっても
「じゃあ、こんなに沢山の仕事をどうやってやれっちゅうねん!」
てお怒りの声が飛んできそうです…。
はい、そんなあなたに問題解決の処方箋だしときましたよ、以下をどうぞ。
・毎日5分は考える時間をとろう
シングルタスクを心掛ける際に大事な事です。
今の自分にとって大事な事を見定める時間をとりましょう。
例えば、散歩をしたり瞑想したりして頭を整理しながら考えるもよし、一人でじっくり考える時間を作るもよしです。
とにかく、「今、真っ先に取り組むべき優先課題」を決めましょう。
ちなみに、私は瞑想で頭を整理するのが習慣ですね。
・パーキングロットの活用
「ん??パーキングロット?」
はい、パーキングロットとは駐車場です。
もしも、なにかの作業をやっている最中にその作業に無関係な事が頭をよぎったら、その余計な事を一脇(パーキングロット)においておくんです。
具体的には付箋を活用する手があります
私もなかなか同時進行で色々やらないといけない時は付箋を活用したりします。
あとは自分の席のすぐ横に小さいホワイトボードを置いておき、作業の発生したその都度書いておくのもいいですね。
余裕があるなら優先順位ごとにリスト化してもいいですね。
この方法結構使えます。
・デジタルをアナログに変える
そうです。
あえてデジタル化社会の逆を行きます。
スマホでメモを見ようとしたら、
「お!メールやん!…ん?アマゾンにこんな新商品が入荷した?おお、検索検索…へー、こんな関連商品もあるんだ、さすがアマゾン、ワイのほしいもんようわかっとる、、、」
はい、ダメ―!!
この負の連鎖、この時間の無駄を回避しないといけないのです。
だから、アナログ化しようねって話です。
アイデアやメモをスマホのメモ帳に打ちこまずに手帳に書いておくようにしたり、プレゼンの時間を計るのにスマホを使わずにストップウォッチをつかったりするなどの工夫をしましょう。
あえてアナログ化することで一つの作業に集中できて生産性があがります。
結果、達成感を高まって気分もアゲリシャス!
・類似の作業をまとめて処理
まず、自分の日常で平均的に行っている作業を紙に書き出してみましょう。
なお、期間は大体3日ですね。
ある3日間での作業を紙に書き出してみます。
きっと、同じような作業があるはずです。
メールをするだとか電話をするだとか。
そんな類似した作業をグループ化して、一日の同じ時間帯でまとめて処理するようにしましょう。
すると、気が散らずにやるべきことに集中できて生産性が上がります。
これは私にとっても課題(笑)。
メールやSNSのチェックは決まった時間にやるようにしたいですね。
・1×10×1システムを活用しよう
「ん?1×10×1?掛け算?」
まあ、そう思いますね、普通は。
いくら日頃から前述の工夫を取り入れていても仕事が山積みになってしまう事ってあるんです。
そこでこのシステムを使います。
手順は以下の通りです。
・1、まず、一つにつき一分で処理できる作業に取り掛かる(メールの返信など)
・2、次に、10分以内に処理できる処理を特定します(折り返しの電話連絡など)
・3、最後にのこったものは処理するのにおそらく一時間以上を要するとおもわれる作業です
一時間以上を要すると思われる作業は今後2,3日以のスケジュールの中に組み込んでおくのがベストです。
これらの分類作業は、他の雑務が無い朝にやってしまうのがいいですね。
・一日に空白の時間を2回はつくる
一日に何の予定もはいらない30分の時間を毎日2回設定しましょう。
これをすることで不測の事態が起こっても対応できるようになります。
もっとも、忙しい時はなにも予定のない時間を設定するのは怖いですね。
「もっとこの時間で作業できるんじゃないか?」
なんて心配になると思います。
でも、そこは頑張って取りましょう。
かえって、失敗がおこったら時間のロスですからね。
失敗を起こさないための予防と考えれば全然損ではありませんよね。
おわりに
この記事ではマルチタスクは実は非効率的で体にも悪いから、作業をするならシングルタスクにした方がいいと述べました。
シングルタスクを効果的に行うためには以下の工夫がありました。
・毎日5分は考える時間をとる
・パーキングロットを活用する
・デジタルをアナログに変える
・類似の作業をまとめて処理する
・1×10×1システムを活用する
・一日に空白の時間を2回はつくる
もっと詳しくシングルタスクについて知りたいという方は前述のデボラ=ザックさん著「シングルタスク一点集中術」を読んでみるのがいいでしょうね。
まあ、なによりこういうのは実践あるのみです。
では、効率的なシングルタスクライフを!
では!