「友達がまた別れたってさ。なんだか、わたしのまわりって恋愛がうまくいってない人達ばっか。ま、わたしも全然なんだけどね、、、。付き合ってもなんか結局うまくいかないんだよねえ、、、、。かとおもうと、上手くいっているカップルも確かに世の中にはいるんだよなあ、、、。一体何が違うんだろ?」
上手くいかないカップルは何で上手くいかないのかねえ、、、。
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「上手くいかないカップルは性格の組み合わせでわかる」という話です。
あなたの身の回りにもいませんか?
最初はすごくうまくいきそうな感じがしていたのにいつの間に関係が終了してしまっているカップル、、、、。
特にクリスマスの2週間前は最もわかれやすい時期だなんて言われていますねえ。
実は「愛着スタイル」というコミュニケーションスタイルからカップルの未来が予測できるのではないか?という研究があります。
参考
http://revistas.um.es/analesps/article/view/123081
今回はこの研究に基づいてお送りしていきます。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
1、愛着スタイルとは?
はい、愛着スタイルとは何でしょうか?
愛着スタイルを一言で表わすなら、それは
「愛着のカタチ」
です
その愛着のカタチは生まれ育った環境だったりこれまでの経験によって決定されるものであり、以下の4種類があるとされています。
- ・安定型-回避型
- ・安定型-不安型
- ・不安定型-回避型
- ・不安定型-不安型
では、安定型と不安定型で大別して以下順次解説してきましょうか。
・安定型
安定型は愛情ある家庭で育っており、愛着が安定しているタイプです。
愛情ホルモンといわれるオキシトシンについての仕組みもよく発達しています。
特徴をあげると以下の通り。
思いやりがあって優しい
不安やストレスへの耐性が高い
持続的な愛着が維持されやすい
同じパートナーと関係を続けようとする
そして、この安定型における回避型の特徴が以下になります。
- ・べたべたした関係を好まない
- ・情緒的交わりや相手の気持ちをくむのが苦手であり、パートナ-は物足りなさを感じやすい
- ・相手から助けを求められるとうっとおしがり、相手を失望させやすいが、あくまで自己保身のため故攻撃的にはなりにくい
そして、不安型の特徴は以下。
- ・例え不満があっても一人の人を愛し続けるよう努める
- ・自分に自信が無く一人で生きていけないと考えがちで、不当な仕打ちにも耐える
- ・相手を執拗に責めたり陰口を言うが中々本気で裏切らない
・不安型
不安型は安定型とは反対に愛情の乏しい家庭で育ち、愛情の仕組みが上手く発達しなかったタイプです。
パートナーとの継続的な関係を築いたり子育てをするのに困難を感じることが多いです。
いわゆる「毒親」といわれる人たちもこのタイプと言えますね。
具体的な特徴としては以下のようなものがあります。
- ・優しさや思いやりに欠けている
- ・過度に厳密である
- ・相手の気持ちに無頓着
- ・不安やストレスを感じやすい
そして、不安定型における回避型の特徴は以下の通りです。
- ・一人のパートナーに執着しない
- ・誰に対してもこころからの信頼や絆というものを必要としない
- ・異性に対する関心は征服欲やプライドの充足
- ・相手に無関心ながら嫉妬深い
- ・パートナーを所有物扱いし思い通りにならないと攻撃的になったりすることもある
そして、次に不安型の特徴です。
- ・自分が満足できないと問題行動を起こし、パートナーの気を引こうとする
- ・常に恋愛初期のころのような愛情を貰えないと不安定になるので、周期的に激しい恋愛をして別れるのを繰り返す
不安定型の人達は程度にもよりますが、恋愛依存症になりやすい傾向があると言えます。
恋愛依存症はいってみれば「恋に恋している状態」です。
参考までに記事を置いときます。
なお、自分の愛着スタイルを知りたい方はこちらを参考にして見てもいいかもです。
http://absgexp.net/psyscale/asscale/
あと、愛着スタイルについてより詳しく知りたい方は岡田尊司さん著の『夫婦という病』を読んでみるといいでしょう。
2、一番恋愛向きの愛着スタイルは安定型
はい、もうお分かりかと思いますが、一番恋愛に向いている愛着スタイルは「安定型」です。
安定型は愛着の仕組みが適切に出来上がっているので、相手との適切な距離感というものがしっかり維持できます。
愛着スタイルのベースが安定型であれば回避型や不安型であっても、対人間の問題に適切に対処できるので関係は悪化しにくいですね。
なお、恋愛を成功させるために必要な性格因子は、「感情の安定性」であると言われています。
これは科学的に現在もっとも正確であるとされている性格分析であるビッグファイブでは、神経症的傾向という項目で測定されます。
恋愛における感情の安定性の重要さについて詳しく知りたい方は、リンクさきの記事からどうぞ。
3、最もうまくいかないのは「回避×不安」
はい、ここからは残念なお知らせです。
愛着スタイルにおいて、最も最悪の組み合わせは
「不安型をベースとした回避型と不安型」
の組み合わせです。
そして、基本的に不安定型同士のカップルの恋愛はいい結果にはなりません。
不安型同士のカップルの場合、お互いに依存した関係、つまりいわゆるベタベタした関係に陥ります。
それでいて熱しやすく冷めやすいので、壮絶な大恋愛の末に冷めてしまって破局を迎えることが多いでしょう。
これがロマンス依存症というやつです。
そして、回避型同士だとお互いに信用していないので、もはや「見栄を張るためにカップルになっている」とか、夫婦であれば「社会的な体面、体裁を取り繕うため」に一緒にいるという話になるでしょう。
回避型だとお互いに利用価値が無いなら、もはや自然消滅待ったなしといった感じになるでしょうね。
そして、最悪の組み合わせである「回避型と不安型」についてですが、これは典型的な恋愛依存症カップルのカタチです。
この組み合わせが最悪なのには理由があります。
不安型はメンタルが不安定で嫌われるのを怖がる一方で、回避型は深い仲になるのを恐れるのでいつになってもお互いの心が適切な距離感にならないことにあります。
いってみえば、不安型は追わずにいられないが、回避型は追われたら怖がって逃げるって話。
もうね、幸せになれるはずないんですよ。
不安型の人が回避型の人を束縛しようとしたりすると最悪ですね、、、、。
この組み合わせはわかれるにしても、かなり問題の多い形でのわかれ方をすることが多いでしょう。
4、回避型と不安型はいい恋愛ができないのか?
では、回避型と不安型の人はいい恋愛ができないのでしょうか?
回答としては「そんなことはない」といっておきたい。
不安定型同士の恋愛を避ければいいだけの話なのです。
不安定型の人は安定型の人と付き合えばいいんです!
安定型の人であれば、こまめに連絡してほしいと言えばこまめに連絡してくれるし、ホットいてほしいと言えば一人にしてくれるんですね。
なんたって、安定型は人と最適な距離感を保つのが上手いんですからね。
ですから、カップルのどちらかが安定型であればそれで問題はないってことになります。
上記の研究でも、カップルのどちらか一方が安定型であれば日常生活における満足度が高まり愛情も長続きするとの結果が出ています。
まあ、不安型や回避型の人はその不安傾向や回避傾向を改善できたらそれが何よりなのですが、なんせ結構大変です。
方法としては、瞑想やメンタルを強化する方法の実践、またはカウンセラーに認知行動療法をおこなってもらうとか、、、ですかねえ、、。
一番手っとり早い解決策はやはり上述したように「
安定型の人と付き合う事」、これにつきます。
最善は安定型の人と付き合いつつ、メンタルの改善をはかっていくという方法でしょうかねえ。
おわりに
この記事では「上手くいかないカップルは性格の組み合わせでわかる」と述べました。
はい、恋愛がうまくいくのは愛着スタイルが安定型の人であり、カップルとして最悪の組み合わせは「不安型をベースとした回避型と不安型」の組み合わせでした。
そして、不安定型ベースの不安型や回避型の人はパートナーに安定型の人を選ぶようにするといいんでしたね。
あとはできる範囲で瞑想等を生活に取り入れて、自分のメンタルを安定させるよう努めるといいでしょう。
それではいい恋愛をしてくださいな。
では!