「誰かに対してアドバイスするってすごく難しいことだよなあ、、、。わたしは全然うまくアドバイスできないからなあ。いっつも、余計なお世話だって怒られてしまう、、、。」
うーん、それは助言の仕方が悪いのかもしれん。
ま、そもそも求められていないタイミングで言っている可能性もあるがね。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「アドバイスをする際に重要と思う事をカウンセラー的にまとめてみる」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
・人の相談に乗っても逆に怒らせてしまいがちな人
・どうやって人にアドバイスしていいかわからない人
・副業的にカウンセラーっぽいことをしてみたい人
・話しのネタが欲しい人等
みなさんは誰かに相談を持ち掛けられたことはありますでしょうか?
その時に、相手の役に立ちたいと思っている人が大半であると思いますが、何故か相手を励ますつもちが起こらせてしまったなんて経験をしている人も少なくないのではないかと思います。
実は、カウンセラ―をやっている人の中にも頭ごなしに持論を押し付けてクライエント、つまり相談に来た方を怒らせてしまったりさらにつらい心境に陥れてしまうと言った人がいると風のうわさに聞きます。
こういった話を聞いていると、「なんだかなあ、、、」と結構もやもやした気持ちになるものですが、やっぱり人の相談に乗るって簡単で誰でもできるように見えて意外とそうでもないんだなってことを感じたりしますねえ。
まして、他社に助言するとなると、アドバイスのつもりがクソバイス、つまり役に立たないアドバイスになっているなんてことも間々あるものです。
まあそんなこともあって、ちょっとわたしのつたない経験の中で感じ取ってきた血肉となった経験知の中から人にアドバイスをする際に気をつけたらいいと思うものを紹介してみたいと思う次第。
正直、どこまで有効かは分かりませんが、何かお役に立つことが少しでもあれば幸いですねえ。
この記事の内容を参考にして、もしみなさんが誰かの心の重荷を減らす事が少しでも出来たなら、間接的にわたしが重荷を減らしたことになるのでまあありがたい限りですよ。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
男性へのアドバイスは割と簡単
まず、男性へアドバイスをする場合ですが、これは結構簡単?です。
もちろん、人によるので一概に「~すればいい」とは言えないんですが、大体の傾向としては「色々と事情を聞いたら解決策をサクッと提示する」でオッケーです。
ただし、解決策を提示する際にはできる限り根拠をはっきりさせて論理的に話すことが望ましいと思います。
根拠を示す際には、出典と共に具体的なデータ等を示したりするといいですな。
それとちゃんと疑問に感じていることに関しては、細かい事であっでもきちんと回答するよう努めるといいと思われます。
で、自分の分からない内容であれば素直に「それについてはわからない」としっかりといった方が信頼されると思いますね。
変にそこでカッコつけて、知ったかぶりすると後で手痛い追及を受けかねないので注意です。
女性へのアドバイスはかなり慎重を期さないとダメ
脳科学分野では、男女の脳に性差はないといわれます。
しかしわたしは女性と接していて、「絶対何らかの性差は存在している!」と思いますね。
もうこれに関しては、断言していいレベルで思ってしまいます。
結構、わたしは異性の友人が多い方ですが、皆どちらかと言えば直感的で論理よりも感情を判断のよりどころとしますし、関係の終了のさせ方も男性とはまるで違いますねえ。
男性がきちんと手順を踏んで関係を解消しようとするのに対して、女性はもう解消すると決めるとバッサリ切ってきます。
まあ振ったら、その直後に速攻ラインでブロックかましてくるみたいなやつですな。
えーとそうですねえ、、、例えるなら、パソコンをメニューからシャットダウンを選択して終了させるのが男性なら、パソコンを強制終了させてしまうのが女性って感じですかねえ、、、。
ちと、いい例えが思いつかなくてすいません。
まあとりあえず、女性にアドバイスをするのは結構大変だという事はお判りいただきたいです。
そもそも女性の場合、「問題を解決したい」よりも「この問題で困っている感情に共感してほしい」の方がどちらかと言えば優先なので、まず感情への共感を十分に示して「こいつは味方だな」という気持ちにさせないと解決策なんて提示しても「キモい」で終わります。
かといって共感だけで済ませると、後になってまれに「あいつは頼りになんないよねえ、まあいいやつだけど」みたいな微妙な評価をされることもある気がしますね。
なので女性の場合は、特に「共感を十分に示す」事が求められその後に解決策の提示が必要なら提示するって感じです。
しかも、この解決策の提示も「~するといいです。やってください」みたいな命令?のような圧力をもって伝えるとげんなりして「うぜえ」となることもしばしば。
なので、基本的に「やれることがあったらやってみるといいよ。まあそこは判断だよね~。人間やれる時とやれない時もあるしねえ」くらい「やるかどうかはあなた次第」といった柔らかい伝え方が必要ですな。
押し付けると、まず聞いてもらえません。
しかも、女性は結構わたしの経験上「聞いたふりがすごく上手い」ので本当に油断なりませんなあ。
あ、あとリアクションは結構大きめでお願いします。
具体的にアドバイスの際に気をつけるべき点
さて、ではここからは、アドバイスする際に具体的に気をつけるべきポイントについて触れていきたいと思いまっす!
わたしが思う気をつけるべきポイントというのが以下。
・相手の感情や意見を否定しない
・データや事実と自分の意見はしっかりと分ける
・相手の感情を模倣する
・とにかく傾聴を意識する
・相手との会話から問題をはっきりさせ情報量に気をつける
・解決策はあくまでも提案にとどめおしつけない
・感謝の意を表すのを忘れない
以下順次捕捉です。
・相手の感情や意見を否定しない
これはそれこそ基礎も基礎ですが、相手が感じる感情というのは「その当人にとっては紛れもない真実」なので、それに対して「そんなことを感じるのはおかしい」等という事の方が「よっぽどおかしい」です。
なので相手の感じている感情を否定するのは御法度ですね。
そして、相手の意見を否定するのも基本的にはNGです。
まあ確かに客観的に見て「何だコイツ?」みたいな明らかに支離滅裂な論理的に破綻した意見を様正しい事のように行ってっ来る人というのいるのは間違いないでしょう。
しかし、そんな人に「お前の考えはおかしい!」と言っても正直無駄もいいところで、かえってその考えに固執してしまいます。
なので、「お前は間違っている!」というのではなく、「そうか、君はそう思うのか」みたいに肯定も否定もせずただ一度受け手から離しを展開するのがいいんじゃないかと思いますね。
とにかく、直接真っ向から否定するのはあまり得策ではありません。
・データや事実と自分の意見はしっかりと分ける
これは文章などでもいえる事ですが、「事実と主観はきちんとわける」ように気をつけましょう。
何かの事実や話題を述べる時には、できるだけその話題や事実のよって立つ根拠を軽く示しておく必要があります。
例えば「~という研究によれば~」とか「わたしの経験上は~」みたいな感じの前置きをしてから、話題を展開するといいでしょう。
そして、その前置きをしたらあくまでもその前置きの示した方針からぶれずに話題を展開し、そこから転換する場合にはまた前置きを面倒でもするようにして話題にメリハリをつけるといいです。
そうでないと、どこからどこまでが何の根拠に基づいた話か分からないのできき手が混乱します。
意外とこんなミスを犯している人は少なくないので注意です。
・相手の感情を模倣する
これもコミュニケーションの基礎と言えるものですが、あくまで基本的にですが「相手の感情を模倣する」のが望ましいです。
具体的には、相手のテンションが落ちていたらそのテンションにあわせてこちらもテンションを落とす、相手が楽しそうなら自分も楽しそうに聞くといった感じですね。
例えば、相手が落ち込んでいるとことでこちらが楽しそうにしながら対応したらどうでしょうか?
多分、相手は「こいつこっちの不幸をおもしろがってないか?」とか「なんか気持ち悪い奴だな」みたいな不快な気持ちになったりすると思います。
相手に感情を合わせるのってかなり大事です。
・とにかく傾聴を意識する
アドバイスを求められると、人は往々にしてじょう舌になってあれこれと解決策とか持論を展開しがちです。
でも、これはダメですね。
絶対にやってはいけないです。
人は自分の話を聞いてもらう事で、ストレスが減少しますし何よりそれが快感なのですな。
なので、真の会話上手とは「聴き上手」なんです。
ただ、ここで間違ってほしくないのは、一般にいわれる聞き上手の様な「ひたすらあいづちとオウム返しでなんかただ人の話を聞くだけの立場に回っている人」は、まったく聞き上手ではないんですな。
そこからもう一歩二歩抜け出して、「ついつい自分の話をしたくなってしまって気が付いたらかなりの長時間話してしまった」みたいな状態を作り出せる人が真の聞き上手です。
まあ、相手の話を引き出せるスキルこそが真の聞き上手ってことかもしれません。
このスキルの事を福祉分野では傾聴(けいちょう)と言いますが、結構これは表面的に習得した気になるのは簡単ですが、極めるとなるとかなり才能が問われるスキルだと思っています。
正直、できる人とできない人ではかなりの歴然とした差があるような気がしますねえ。
まさに、「知識だけで知った気になるのは簡単だけど実際に行うのは非常に困難」て感じです。
とはいえ、知らない事にははじまらないので、「傾聴?なにそれ?」と思った人は以下の記事を参考に今日から聞き上手を目指してみて下さいな。
参考記事等
・相手との会話から問題をはっきりさせ情報量に気をつける
博学な人や人生経験豊富な人は、アドバイスを求められたら、いろんな解決策を思いつくでしょう
しかし、そういった解決策やそれに資すると思う情報を一気に相手に伝えると相手はその情報量の多さに圧倒されて全く頭に入っていきません。
なので一度のアドバイスではせいぜい1~3つを優先順位を決めて提案するくらいがいいと思われます。
一度にあれやれこれやれと言われても、頭が追い付かないしすぐに全部なんて実践できませんからね。
「~を一番最初にやったほうがいいな」と思ったら、それを前面に出して提案するのがいいわけです。
相手の情報の受取りやすさというのもきちんと考えて伝えられるようになると、かなりいいアドバイスができると思います。
・解決策はあくまでも提案にとどめおしつけない
誰かの人生はその本人のものであり、その人生の方針を決定するのは本人次第です。
なので、結局「救われるか否かは本人次第でしかない」と言えます。
なので、解決策を提案する側としては、「一応わたしは~が最善だと思う。しかし、やるかやらないかを決めるのはほかならぬ君だ」というスタンスを貫くのが望ましいでしょう。
他人の人生に対して一々干渉しても仕方ないし、そんなことは原則的に不可能なので他人ができる事なんて「自分が思う最善の道筋を示して見せる」くらいのものです。
これを「冷たいなあ」と思う人もいるかもしれませんが、これは見方を変えれば「その本人の変わる力を信じて任せる」という事なんですね。
事実、人の体には生きようとする強い本能が宿っていますので、人は元々幸せにいきるために必要な資質を全て備えているものです。
しかし、その資質を存分に発揮することができないと、不幸を感じることが多くなったり生きづらくなったりするもの。
アドバイスする側はあくまでも「本人のうまれながらの生命力に根差した幸せになる資質」を信じ、本人の自主性を重んじた接し方をしないといけないと思うんですねえ。
ま、理想論かもしれませんが、そんな感じです。
ゴールまで強引に連れてっていって一時的に物事を解決したように見せかける事よりも、「本人が解決までの道筋を手繰り寄せなんとか自力で解決するだけの地力をつけてもらう」のが最善ですからね。
地力がつけば、同じような問題にぶち当たっても自分で何とかできるようになりますから。
・感謝の意を表すのを忘れない
誰かが自分に相談を持ち掛けてきたという事は、すくなくとも「自分をたよりにしてきた」という事なのでここに関しては感謝の意を伝えるのも一つかなって思います。
「相談してくれてありがとう」と直接的に言ってもいいですし、言わなくてもその感謝が伝わるようなテンションや雰囲気が出せればOKです。
例えば、一通り解決案を提示するところまで言ったら、明るい感じで「少しでも君の役に立つことがあったらいいな」みたいに言うとかね。
正直、人によっては直接「ありがとう」みたいに感謝を伝えると、「なんかこういうテクニックあるような、、、」と邪推する人もいるので個人的には間接的に伝える方が賢いと思っています。
結構、最後の終わり方次第で相手からの信用度が変わるのでここは是非とも気をつけたいですね。
おわりに
この記事は「アドバイスをする際に重要と思う事をカウンセラー的にまとめてみる」と題しておおくりしました。
今回はあくまでもカウンセラー的な視点から、人にアドバイスをするときに気をつけたらいいことをまとめてみた次第。
正直、職場などではそっくりそのまま使うわけにはいかないものもあるでしょう。
なんせ、「自主性を重んじる」とか「あくまで提案」とか結果を求められる実業においては「そんな悠長なこと言ってられねえよ!」て話になることもままありますからね。
ただ、基本姿勢として押さえておいてもいいんじゃないかとは思います。
「実戦でそっくりそのまま使えないならそんなの知っても無駄だ」なんて、投げ捨てないで「どうにかこのエッセンスも取り入れていけないか」と柔軟に考えていくといいと思うんですな。
まあ、わたしもまだまだ修行中の身ですのでえらそうなことは言えませんがね。
では!
参考記事等