「なんか、あれよねえ。土下座ってとっても安っぽいパフォーマンスみたいになってきているよね。なんか、見た目が派出だからインパクトはそれなりだけどさ、、、、。なんか、芸能人にしても政治家にしても土下座をパフォーマンスとしてやっている感じがハンパないわ、、、」
たしかにねえ、土下座とかって大分安っぽくなっちゃったよねえ、、、。
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「土下座より効果的な科学的に正しい謝罪の方法」です。
あなたは土下座にどんな印象を持っていますか?
わたしは「無意味でこっけいなパフォーマンス」という認識です。
謝る時に土下座しろと言われても、「それでいいならいいんじゃね?」というくらいの認識なので、もはや運動の一種くらいに考えてます。
まあ、プライドなんて何もないからなのかもですが(笑)。
まあ、でも土下座は嫌ですね、服が汚れるんで。
結論から言うと、謝罪においては土下座するより「とにかく自分の非を認める事が大事」です。
さて、どういう事なのか?
詳しく見ていきましょう!
では、ゆるりとおおくりします。
目次
1、そもそも土下座とは
あなたは土下座したことありますか?
わたしは幸い?今のところ一度もないですね。
まあ、あったところで何にも感じる事はないですが。
とはいえ、カイジに出てきた「焼き土下座」は何があっても拒否ですね(笑)。
まずは、土下座の意味を確認して見ましょうかね。
ほい!
土下座とは、、、
1 昔、貴人の通行の際に、ひざまずいて額を低く地面にすりつけて礼をしたこと。
2 申し訳ないという気持ちを表すために、地面や床にひざまずいて謝ること。「土下座して許しを請う」
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/158466/meaning/m0u/
まあ、予想通り?というところでしょうか?
1の意味はちょっと意外ですがね。
昔は土下座というのは「礼」の形式で会ったのですねえ。
2、土下座はどんな経緯で謝罪を意味するようになったのか?
はい、土下座はそもそもどんな経緯で謝罪の方法として成立したのでしょうか?
和文化研究家で日本礼法教授の齊木由香さんによると、土下座は本来は「最高度の敬意を示す礼法」であったと言います。
そもそも土下座は日本の礼式の一種であり、古来から目上の人や神様等を極度に敬う畏敬の表現として使用されていたといいます。
なんと土下座は魏志倭人伝には、すでに邪馬台国の風習であったとそうです。
そして、土下座が謝罪やお願いの方法として大衆に広まったのは第一次世界大戦後の大正~昭和にかけてであると言われています。
なお、土下座は現代でも目上の人や神様に対する畏敬の表現として使われています。
現代では、企業や政治家が不祥事に際してメディア等の記者会見等において土下座を行う光景がまま見受けられます。
最近で言うと、芸能人での事例ではありますが、大麻取締法違反容疑で逮捕された元アイドルグループKAT-TUNの田口淳之介さんが2019年6月7日に保釈された際に 土下座をした事例がありましたね。
これに対する世間の目は厳しいものでした。
批判の根拠としてよく見れるのは「安っぽい」とか「時代錯誤」、「大げさ」とかいったものです。
そう、多くの人がわざわざ土下座までするその心理の裏に、
「そこまでされては許さないわけにはいかないだろう」
という意図を感じたからでしょう。
事実、日本の風習として土下座をこのように「保身」の意味合いで使うというものがあると言います。
まあ、まさしくお涙ちょうだいのやっすい芝居ってことですねえ。
ええ、わたしにも土下座って冒頭でいった通り「単なるパフォーマンス」としての価値しか感じません。
なので、服が汚れるのは少し気にはなるものの、やって何か問題が解決するのならまあやっすい出費という感じです。
頭を下げてすむなら、そんなに楽な事ってないですよ。
土下座してすむ、、、、こんな簡単で安易な方法ってないですよね?
頭下げても何も失ってませんからね。
むしろ、見方によってはされている側の評判を下げることにすらなりますから。
ある意味、土下座って謝罪とも言えますが「攻撃」でもあると言えます。
3、科学的に正しい謝罪って何?
さて、そもそも科学的に正しい謝罪の方法ってなんでしょうか?
結論からいうと、
「自分の責任を認め問題解決策を提示する」
という事です。
これは2016年のオハイオ大学の研究で明らかになったものです。
研究の概要は以下です。
- 755人の男女が対象
- 架空会社の社員がミスを犯したという物語を用意
- 被験者達にはそのミスを犯した社員の上司役として謝罪される側を演じてもらう
上述の条件下で、どのような謝罪方法なら許してもらえたのか、許してもらいやすかったかということをこの実験では調査しました。
その中で色んな謝り方を被験者に聞いてもらって調査した結果として、謝罪方法は以下の6つのパターンに分類できることが判明しその効果を調査しました。
- 1、自分の責任を認める
- 2、問題の解決策を提示
- 3、後悔の表明
- 4、何が悪かったかを説明
- 5、もう二度としないと謝罪
- 6、ひたすら許しをこう
この6つの中で一番効果的だったのは1の「自分の責任を認める」でした。
それに次ぐのは2の「問題の解決策を提示」が効果的だったと言います。
それ以外の3~6に関してはその効果には大差ない上、大して効果もありませんでした。
そして、以上6つの中で最も効果の低いものは6の「ひたすら許しをこう」です。
ひたすら許しをこうくらいであれば、むしろ何もしない方がましなくらいです。
ということは、、、、、「保身」としての土下座は心理学的には「マイナスでしかない」という事です。
そう、ことさら土下座をする事は「相手に強くゆるしをこうこと」です。
土下座は謝罪方法としては、もちろん場合にはよるでしょうが、心理学的には効果的とはいえないですねえ。
参考までに恋愛における謝罪方法についての記事おいときますね。
※工事中
4、結局のところ形式より本質
上述の研究において、研究チームはもっとも効果的な謝罪についてコメントしています。
それによると
「まずは自分の責任を認めるのが必要であり、自分のミスを認める潔さが大事である」
といいます。
大事なのは「潔さ」です。
「許してほしい」という意図に比重がかかると謝罪の効果が薄れます。
なので、最後の許してほしいなどと余計なひと言はいれず、「徹底的に自分の非を認めて謝罪する」のがいいのです。
自分の責任を認める部分をとにかくおおめにってこれ以上はないというくらいに「自分の責任」を認めましょう。
その上で、相手の言葉も上手く使いながら、今後おなじような失敗を繰り返さないためにどう対策するのか、そして、間違いをいかに修正するか等ということを伝え誠意を示しましょう。
そして、上述の土下座に関しても「形式としての土下座」には何ら意味はなく、そこに自分の非を認める潔さが必要であるというのに異論はないでしょう。
そして、土下座大衆化以前の江戸時代には土下座をすることで、大抵のことは許してもらえるという風潮があったと言います。
それが上述の保身としての土下座、「ここまでしてんだからゆるしてくれ」ってやつです。
まあ、これには土下座に対して「恥」という意識があったからと言えます。
なので、わたしのように土下座を「単なるパフォーマンスである」と考えている者からしたら、「恥でも何でもない」ので謝っていることには全くなりませんね。
むしろ、本人からしたら遊んでいることにすらなるかもしれんません。
ええ、「さて、相手はどんな反応してるかな?」みたいなね、まあ。不謹慎だし悪趣味ってやつです。
ちなみに、土下座を強要する人は法的に問題に問われることがあります。
土下座の強要は
「土下座しないとどうなるか分かってんだろな?」
という土下座の行為を利用した脅迫や暴力的手段を感じさせるからです。
土下座を何とも思っていない人に限ってやたら相手に土下座を要求する節がある様な気が個人的にしています。
土下座強要は危険だし、そもそもよくないので絶対にやめましょう。
なお、現代での正しい土下座の方法というのは以下のようなものです。
。
一方、現代の『謝罪』の土下座は、相手に向かい、素早く3歩ほど後ずさりします。正座をし、大きな声で『申し訳ございませんでした』と言い、頭を下げ、地面から1センチほどの高さで固定します。相手からの許しが出るまで姿勢を保ちます。
引用
https://news.goo.ne.jp/article/otonanswer/life/otonanswer-42486.html
おわりに
この記事では「土下座より効果的な科学的に正しい謝罪の方法」について述べました。
一番効果的なあやまり方は「自分の責任を認め問題解決策を提示する」でした。
とくに「許してほしい」という言葉は言わず、自分の責任を認める部分を多めに取ることが大事。
とにかく、「潔く」です。
ま、土下座は階級性が廃された今の時代では時代錯誤のパフォーマンスと化しています。
誠意を示す方法としてはもういらないかもですね。
そんな形式的な事より誠意をもって対応したものです。
では!