「いわゆる男らしさっていいことのようにとらえられているけどさ。なんか、よく考えてみたら全然いいことではない気がしてきた。なんていうか、決めつけが酷いって感じがする。「らしさ」ってなによ?絶対、男らしさっていらない子だわ。亭主関白とか最悪。」
そうだねえ、たかし(たしかに)!
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「男らしさなんてもういらない!」です。
まあ、いわゆる男らしさにはいい面あるといえばあるのですが、、、負の面として「ウツになりやすい」というものがあります。
もう、男らしさに固執するのはやめて「一人間としてどういきるか」に発想を転換した方がいいのかもしれません。
社会の価値観なんぞに縛られて自分を規定しなくていいと思います。
ええ、当然「女らしさ」だっていらないでしょう。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
1、男らしさにこだわるな!
さて、意外な事実ではありますが、「男らしい人ほど」メンタルを病んだりしやすいと言います。
この事実はインディアナ大学の研究で明らかになりました。
その概要はこうです。
- ・「男らしさに固執して、男らしくあろうとする人ほどメンタルを病む」
- ・「男らしい格好よさを演出しようする人ほどメンタルを病む」
この研究はかなり信憑性が高いものです。
というのも、過去78件の研究データをまとめたものだからです。
このように複数の研究結果を統合して、より高い視点から分析する手法のことを「メタ分析」なんて言います。
このメタ分析による論文は、信憑性という点ではかなり優れています。
なので、一見この事実は意外にも思えますが、真実にかなり近いと言えるでしょう。
男らしいと言うと「軍人」なんかを連想してしまいますね。
メンタルがものすごく強そうなイメージがありますが、そうでもないんですね、、、。
2、男らしさってなんだろうか?
さて、「男らしさ」とはなんでしょうか?
あんまり抽象的な話をしていても、イメージがわかないと思うので少し具体例を出してみましょうか。
- ・周りに対して支配的であるし、あろうとする
- ・他人に頼ることをせず、自力で何とかする
- ・男尊女卑的な思想を持つ(亭主関白とかも)
- ・同性愛に対して嫌悪感をもっている
- ・権力を追求する
- ・なにより仕事を優先する
- ・競争心が強い
- ・喧嘩をすることもいとわない
- ・自分をかっこいいと思って気どる
さきほどのインディアナ大学の実験では、例えば上記のような考えを「伝統的な男らしさ」と定義しています。
そして研究では、世間一般で言われるような「男らしさ」の要素を満たすほど、ウツ病にかかる傾向が高いと判明しました。
また、いわゆる「男らしい人」はうつ病にはならなくとも、人生にたいする満足度が低いとい言うことも明らかになっています。
んー、男らしいのなんていいことないですねー。
わたしはあんまり関係なさそうですね。
「らしさ」ってやつが大っきらいですからね。
3、メンタルを最も病みやすい男らしい人とは?
男らしい人がメンタルを病みやすいのは分かってもらえたかと思います。
ところで、最もメンタルを病みやすい「男らしい人」
というのはどんな人でしょうか?
実はメンタルを病みやすい男らしい人の典型的な例と言うのが判明します。
あなたは大丈夫??
- ・自分をかっこいいと思って気どるプレイボーイ
- ・他人の力を借りず、自力で何とかしようとする人
- ・男尊女卑的思想を持っている人
この3類型がもっとも危ないそうです。
はい、要約いたしましょうか。
「男尊女卑で自分はモテルと鼻息荒く、独りで生きていけると思っている人」、、、
はい!
もっとも、病みやすいマッチョマンの完成です!
どうっすか?
意外と、、、いるかもしんないですね、、、、。
なんか、わたしも心当たりが、、、、。
こんな感じの人はウツ病になりやすいという事ですね。
あなたの身の回りにもこんな感じの人がいるのであれば、色々観察して見るといいでしょう。
「あー、たしかになあ、、、」
て改めて実感することになるかもしれません。
4、結局、考えが硬直化しているのが諸悪の根源
上述の研究にたずさわった研究者さんのコメントによると以下のようなことが分かったそうです。
・男らしさを求めるほどメンタルの悪化させてしまいやすい
・男らしさを求める人は、その男らしさがメンタル悪化に関係していると自分で認識しても、その考えに固執して改めようとしなかった
ははあ、、、もうここまでくるとまさに「男の意地」てやつでしょうか?
こんなところで意地はってもいいことは何にもないんですがね、、、、。
はい、総括しますとこういう事ですね。
いわゆる性別による「らしさ」に強く固執する人ほどうつ病になりやすいということです!
ちなみに、フランスの作家シモ-ヌ=ド=ボーヴォワールさんという方がこんな言葉を残しています。
- 人は女に生まれるのではない。女になるのだ -
言い得て妙。
わたしは彼女の意見に激しく同意です。
社会が「女としての役割、あり方」を人に押し付ける、、、、
そして、人は「女にされる」、、、。
わたし達は自分のあり方を選んでもいいはずです。
社会的な「らしさ」なんて投げ捨てて、「人としての自分」でありたいものです。
5、「男らしさ」より「人間らしさ」が大事
「男らしさ」に固執する人がうつになりやすいというのは、結局のところ「考えに柔軟性がたりないから」という事がいえるかもしれません。
事実、考えが柔軟ではない人ほどメンタルが不安定になりやすいと明らかになっています。
いわゆる白黒思考などはその典型です。
いいか悪いかしか評価軸がないのです、
そう、中間がないんです。
さらにいうなら、「らしさにこだわり過ぎる人」はその「らしさ」から外れた行動をした時には、激しい自己否定に陥ります。
例えば男らしさの例で言うなら、「男は強くあらねばならない」と思っている人が、何かに失敗して精神的にまいった場合を考えてみましょう。
彼は弱い自分、失敗した自分を強く責めるでしょう。
大抵、こんな時に「男らしさにこだわる人」は、一人で抱えるしか術を知りません。
精神的に追い込まれるに決まっています。
一人でできないものは「できない」と言っていいんです。
変なこだわりは身を滅ぼすんですよ。
あなたの性別はなんでしょうか?
男性?
女性?
はたまたそれ以外?
何でもいいじゃないですか。
人は独りでなんて生きていけないし、できないことが沢山あって当然じゃないですか。
そして、「らしさ」なんて「今までの旧態依然とした社会が創り上げた偏見」ですよ。
今こうしている間にも、世界は新しくなろうと胎動しているんです。
時代と共に価値観はうつろうんです。
男であろうが女であろうが、LGBTだろうがなんだっていいじゃないですか!
もう、そんな区別をどうこう言わなきゃいけない時代じゃないでしょう。
テクノロジーはめまぐるしい速度で進んでいるんです。
相も変わらないのは「人間の偏見」。
これからは性別を超えて、自身を「人という存在」として認識していく必要があると思えてなりません。
さもなくば、進歩するは、テクノロジーばかり。
人間の思考は過去の遺物よろしく、相も変わらず苔にまみれている。
そんな旧態依然とした思考でテクノロジーを有効に使いこなせるのでしょうか?
考え方自体も時代と共に「即座に古きをすてて」、かわりつづけなくてはならないでしょう。
脱皮脱皮脱皮脱皮、、、の繰り返し。
男でもない、女でもない、、、何者でもない、、、
ただの「人間として」、たちましょう
- この地上に -
おわりに
この記事では「男らしさなんていらない!」ということについて述べました。
いささか、極論だったかもしれません。
しかし、男らしかろうが女らしかろうがなんだろうが「あなたはあなたという一人の人間」でしょう?
性別以前にあなたは「一人の人間」なんです。
もう、「らしさ」という鎖、社会の呪縛から解放して下さいな、自分を。
人は男にも女にもうまれない、男や女にされるんです!
自分のあり方ぐらい自分で決めましょう。
「らしさ」などという硬い鉄のような意思はいらないのです。
本当に強固なものはしなやかです。
もちましょう、しなやかで強靭な意志
- 鋼の意思を -
では!