今回は以下のような方に向けておおくりします。
・悪口を言う人が嫌いな人
・悪口を言う自分に自己嫌悪している人
・悪口を言う事の害について知りたい人
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「悪口は自己紹介」悪口には自分を苦しめる効果があるので控えよう」という話です。
悪口って言いもんじゃないですね。
あなたもきっとそう思っているはず。
しかし、それでもふと気が付いたら「あいつが~でさ」とか「本当あいつはクズだよね~」等のように悪口を言いまくっているなんて事がありませんか?
結構ありますよねえ。
実は、悪口大会もそれなりにストレス発散になるんで、悪口をついつい言ってしまうのも無理もないです。
なんか一瞬だけスカッとはしますよねえ。
しかし、、、、
「悪口でストレス解消するのはお勧めしません」
悪口でストレスを解消する癖をつけてしまうと、長期的には寿命を縮めてしまうとか老化が加速するといったヤバい副作用が発生します。
ですから、今日からできるだけ悪口以外の方法でストレス発散をするようにしてみましょう。
悪口を言わないのも立派なアンチエイジングってことですね。
ここで一瞬だけ宣伝?ですが、「悩みがあんよなー」て人も「ただ誰かに愚痴を言いたいねん!」て人も悩みが重症化する前に頭をクリアにしてみませんか?
おにぎりのカウンセリングについて詳しくは以下。
あと、公式ラインでは不定期ですがストレス解消についてのお役立ち情報を配信しています。
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では、ゆるりとおおくりします。
目次
悪口はマジで自分の評価を下げてしまうので損
「悪口は自己紹介」
なんて、言葉があります。
誰が言い出したかは知りませんけどね。
でも、結構この言葉は真をついている言葉です。
その理由というのが以下の通り。
・悪口には自分の嫌な面が表現されているから
・自分の内面の葛藤(かっとう)の表れるであるから
以下順次捕捉。
・悪口には自分の嫌な面が表現されているから
悪口を言うのは、「誰かに対する攻撃行動」なわけですがなぜそんな事をするのでしょうか?
その一つの原因と考えられるのは、「自分の中にある自分の嫌いな部分を他者に見出しているから」という事です。
※これは心理学では「投影」と呼ばれる。
例えば、「自分は不器用で手際が悪い」と思い込んでいる人が、職場の後輩などで「自分と同様に手際が悪い人」を見つけると「まるで自分の嫌な部分を見せつけられている気分になる」んですね。
そうすると、否定したい衝動が生じるのでその後輩に何らかの形で攻撃行動をとることとなります。
例えば、陰で「あいつってマジで鈍くさいよね」等と悪口を言いい降らすなんて具合ですな。
この文脈において「悪口は自己紹介という言葉」を解釈するなら、
「悪口を言っている人は自分の嫌な面を他人の悪口という形で紹介している」
と言えます。
自分の弱みを周りに言って回っている何ともこっけいな行動というわけです。
・自分の内面の葛藤(かっとう)の表れるであるから
他者の行動に対して本来なら我関せずを貫けば、いちいち面倒な争いごとは基本的に起こりません。
しかし、現実には攻撃されてもいないのに、自分で誰かの悪口を言いふらす人というのが一定数いるものです。
その原因とは一言でいうなら、「心理的葛藤」でしょう。
具体的に言うと以下のようなものです。
・イライラしやすい心理状態(睡眠不足、食生活や生活習慣のみだれ、過労等)
・自分の主義主張に対する過度の固執(例:自分の主義と反する行いをする人を罰したい気持ちに駆られる等)
・自尊心が低い
以下順次捕捉します。
・イライラしやすい心理状態(睡眠不足、食生活や生活習慣のみだれ、過労等)
イライラしやすい心理状態になっていると、精神的に不安定でちょっとしたことでも敵意を持ちやすくなってしまうもの。
そんな時にちょっとでも自分の意に反するような事をする人が表れると腹が立って攻撃せずにはいられなくなりますね。
なので、この文脈で「悪口は自己紹介」をとらえるなら、「精神的に安定しない人」とか「自己管理のできない人」といった意味での自己紹介をしているといえそうですな。
最近、「自分の機嫌は自分でとろう」なんて言われることが多くなっていますし、社会人としては情けない評価と言えそうです。
まあ、難しいですけどねえ。
・自分の主義主張に対する過度の固執(例:自分の主義と反する行いをする人を罰したい気持ちに駆られる等)
あまりに自分の考えに固執していると、自分とは違った考え方をしている人を見ると「自分の意見を否定している」とか「自分を攻撃している」等と解釈してしまう事があります。
実際には、相手が「わたしは~と思うよ」と言っていても、「いや!お前は間違っている!」なんて言いだしたりしてしまいますね。
こんな風に敵意を持つと、次第に状況がエスカレートしていって「そんな考えをするお前はバカだ!」とか「チンパンジー以下の知能しかないからそんな事言うんだ!」みたいな暴言を繰り広げることになります。
「悪口は自己紹介」をこの文脈で解釈するなら、「いかに視野が狭くて思い込みが激しい人物か」を自ら紹介しているといえるでしょう。
・自尊心が低い
自尊心、つまり「自分のありのままを受け入れる感覚」が低い場合、人は得てして「他人を下に下げる事で優越感を得ようとする」ものです。
つまり、「あいつってバカだよね」というときに、その悪口を言っている最中は「悪口を言われている対象者よりも自分の方が立場が上」と認識できるので少しだけ自分が偉くなったような錯覚に浸れます。
対して、元々自分に自信がある人は、一々他人の悪口を言ってかりそめの優越感に浸るなんて事はしないものです。
悪口を言うことによって、「他人から悪印象を持たる」とか「あとで自分が悪口を言ってしまったという罪悪感にさいなまれる」可能性があります。
悪口を言うのは、正直「人間関係においてはメリットよりもデメリットの方が大きい」んですね。
自信がある人はそんなことは分かり切っているため、いちいち他人の悪口は言わないものです。
悪口をことさらいう人は、「いかに自分が自信がない人間であるか」を紹介しているといえるでしょう。
いわゆる、弱い犬ほどよく吠えると同じような現象ですねえ。
ちなみに少々余談ですが、共通の敵を作ると団結しやすいという人間の心理的特性を加味したら、あえて他人の悪口に乗っかって誰かを悪く言う事で仲間意識を形成するという戦略がありますね。
とはいえ、その悪口を言っているさまを第三者に目撃された場合はいい印象を持たれないので、基本的に人の悪口は封印するべきでしょう。
それにその場で悪口を共有していた人達があとになって、「あいつは~っていっていた」等と触れ回る恐れも常にありますからね。
人の悪口なんて言わない方がいいですな。
悪口には中毒性があるので悪口依存症になりやすい
悪口には中毒性があります。
実際に、他人の悪口を言って一時的にスカッとした気分になったことがある人は多いでしょう。
まあ、わたしだってたまーにあります。
悪口を言ってスカッとしている時に、わたし達の脳の中では「ドーパミン」等ホルモンが分泌されています。
ドーパミンとは、別名を「やる気ホルモン」等と言い何かを努力して結果を出した際の快感(達成感や充実感、満足感など)をもたらしてくれるものです。
しかし、このドーパミンによる快感は一時的なものなので「また気分良くなりたい」と思って悪口を言い続けることになります。
そうすると、次第に今までと同じ快感を得るためには悪口の回数や内容を強くしていかないといけなくなっていって「口をひらけば人の悪口を言う」という悪口依存症ともいえるような状態になってしまうでしょう。
この仕組みは簡単に示すと以下の通り。
・悪口を言う
↓
・脳内でドーパミンがでる(報酬刺激)
↓
・脳の一部である報酬系が活性化する
↓
・快感が生じてスッキリする
↓
・また同じ快感を味わいたいと思う
↓
・何度も返していると、過剰な刺激のため次第に報酬系がマヒしてくる
↓
・以前と同じくらいの悪口では同じ快感が得られなくなってくる
↓
・悪口の内容や頻度がエスカレートする
この仕組みは買い物依存やギャンブル依存といった各種依存症の原因と基本的には同じです。
なお、コミュニケーション能力にたけている女性の方が、こういった悪口依存に陥りやすいと言えそうですので女性は要注意ですな。
悪口を言うと発生する具体的な健康上のデメリット
悪口を言うと対人面では悪印象を持たれたり自責の念に駆られたりといったものがあるのは前述のとおりです。
ただ、それ以外にも悪口を言う事で健康面でかなりのダメージが発生するといわれています。
具体的にそれらを列挙すると以下の通り。
・脳は主語を判別できないため、脳は自分が悪口を言われていると認識して自分がストレスをうける
・アドレナリンやストレスホルモンのコルチゾールが分泌されることで血圧や心拍数が上がって心臓疾患のリスク上昇
・コルチゾールの増加によって増加によって太りやすくなる
・コルチゾールの増加で体が臨戦態勢に入り眠りにくくなり結果として睡眠不足になる
・理性を司る前頭前野が酷使され働きが低下するため認知症のリスクが上昇する
・扁桃体の過活動によって慢性的なストレスを感じるとコルチゾールの過剰分泌によって神経細胞の破壊が起こり海馬が萎縮し記憶力が低下する、またうつのリスクも上昇
・活性酸素により老化が加速、自律神経も乱れる
・寿命が短くなる(ある研究ではゴシップや噂話が好きな人はそうでない人に比べて寿命が5年短いという)
んー、人の悪口は百害あって一利なしって事のようですねえ、、、。
ついつい、自分に自信がなくて自分を大きく見せたい強がりさんもいるでしょうけども、今日から悪口は封印ですね。
悪口ばっかり言っていて、老化早まったらいややん。
悪口よりももっと建設的なストレス対策をしよう!
悪口を言うと、一時的にはスカッとした気分になるものですが、これを習慣化してしまっては健康上も対人上もマイナスです。
なんだか、悪口ってタバコの様な存在ですねえ。
なので、悪口はストレス対策の一つにカウントしてはいけません!!
ストレスを解消したいのなら、もっとメリットの方が多いストレス対策を実践すべきです。
例えば、以下のようなものですね。
・瞑想
・一日15分ほどでいいのでウォーキングする(近くに自然と川があるとなおよし)
・自分の気分にあった音楽をきく(怒っているなら激しい曲、悲しいなら悲しい曲を聞く)
一応ここでは、あんまり沢山紹介してもめんくらうと思ったので三つだけ紹介させてもらいました。
ただストレス対策は沢山あればあるほど精神が安定するので、以下の記事を参考にして自分に合いそうなストレス対策を見つけてみるのもいいと思います。
なお、自分で「これやるとスッキリするな」という方法をノートなどに書き溜めておいてもオッケーです。
でも、いわずもがな、「悪口を言う」はそのリストから外しておいてくださいよ?
頼んます。
おわりに
この記事は「「悪口は自己紹介」悪口には自分を苦しめる効果があるので控えよう」と題しておおくりしました。
悪口を言うと、以下の様な事を思われてしまう可能性があるので慎むべきでしょう。
・自分に自信がない
・視野の狭い人
・自分の嫌な面を周りに言って回っている人がんばって
・精神的に安定しない人
それに健康面でも悪い事ばっかりでしたね。
特に、女性からしたら「活性酸素が出て老化が早まる」はかなり嫌なのではないでしょうか??
まあ井戸端会議するにしても、「近所でこんな可愛い猫見つけた」とか「こんなおいしいスイーツを見つけた」みたいなそんな話題を中心にしたらいいのかなあって思う次第。
一々他人の悪口や嫌味みたいなものを言うのはやめた方がいいです。
悪口以外のストレス発散法を見つけたいものですなあ。
では!
参考
https://www.news-postseven.com/kaigo/86759
参考記事等
行動しない人が何もしないのは「何もしない事にメリットがあるからだ