皮肉を会話の格率に基づいて分類して、皮肉への対策も考えてみる。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ

・皮肉がいまいち何なのかピンと来ない人
・気の利いた皮肉を行ってみたい人
・皮肉を言ってくる人に対策したい人
・話しのネタが欲しい人等

オニギリス!

脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「皮肉を会話の格率に基づいて分類して、皮肉への対策も考えてみる。」という話です。

皮肉ってわかるようでよくわからないですよね。

皮肉の具体例を示されれば、「ああ、これは皮肉だなあ」とわかったりもするのですが、中々「どんな場合に皮肉になるんですか?」なんて聞かれると困ってしまいますねえ。

という事で、今回は皮肉を以前当ブログにて触れた会話の格率という概念の立場から分類して分かりやすくしてみたいと思う次第。

ここで一瞬だけ宣伝?ですが、「悩みがあんよなー」て人も「ただ誰かに愚痴を言いたいねん!」て人も悩みが重症化する前に頭をクリアにしてみませんか?

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では、ゆるりとおおくりします。

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まずは簡単に会話の格率について抑えておこう

まず、冒頭で触れた会話の格率について少し補足しおきたいと思います。

会話の格率とは、言語学者のグレイスさんという方が指摘した「共同作業としてのコミュニケーションを実現するためのルール」です。

会話の格率には以下の4つがあります。

・量の格率:必要以上の事はのべないが必要な事は全部述べる
・質の格率:確証がない情報やウソの情報はおくらずに真実だけを述べる
・関係の格率:受け手にとって関係のない情報は送らない
・様態の格率:あいまいな表現や分かりにくい表現はせずに簡潔で順序だった述べ方をする

ふむ、なんかビジネスの研修で出てきそうな雰囲気のルールよねえ。

今回はこの4つのルールのそれぞれの視点から皮肉を分類してみたいと思います。

会話の格率の立場から皮肉の種類を分類してみよう

まず、簡単に皮肉について確認しておきます。

皮肉とは「遠回しに相手を非難する事」です。

皮肉のタイプは、「ルールの破り方」によって分類ができるといえます。

では、先ほどの会話の格率に基づいて皮肉のタイプを仕分けていきましょう。

・量の格率を破るタイプの皮肉

わざわざ相手の知っていることを強調して言ったり、そこに余計な情報を加えるタイプの皮肉

具体例

・字が綺麗であるとの自覚がある人に対して、「さすがだねえ。君はやっぱり「字は」うまいね」という(字だけはうまいねと言う風にとれる)

・美形であるとの自覚がある人に、「んー、やっぱ君は「顔は」綺麗だね」という(暗に顔だけしか取り柄がないと言っているといえる)

・遅刻してきた人に、「あなたはそろそろ自分の特技に遅刻を入れるべきですね」という。

・質の格率を破るタイプの皮肉

言われた相手が信じている事実と相反することを言うタイプの皮肉

具体例

・字が下手だと自覚している人に対して「字が大変綺麗でうらやましいです」という。

・自分はブサイクだと強く思っている人に向かって「わあ、凄く可愛い!あこがれるなあ~」がいう。

・遅刻してきた人に対して「お、今日も随分と早いじゃないですか」という。

・関係の格率を破るタイプの皮肉

相手の状態に直接関係ない情報の中に中傷要素を混ぜるタイプの皮肉。

具体例

・字が下手な自覚のある人に「へー、これがあの有名なヒエログリフか。エジプト考古学に無知な俺にはわからねえや」という。

・自分はブサイクだとの認識がある人に対して「君の顔ってあれだ。キュビズムなんだよな。近代美術の代表作としてルーブル美術館に飾られてても違和感ないレベル」という

・職場に遅刻してきた人に、「社長おはようございます」という。

・様態の格率を破るタイプの皮肉

あいまいで分かりにくい言い方の中に中傷要素を隠すタイプの皮肉

具体例

・字が下手な自覚のある人に「字が芸術的!」という
・自分はブサイクだとの認識がある人に対して顔をちらっと見て「アートだよな。何がとは言わんけど」という

結構具体例に無理があったかもしれませんが、ざっとこんなもんでしょうかねえ。

皮肉への対策は謝罪かスルーか相手の裏をかくかの3つ

自分に何が非があって皮肉を言われているのなら、謝罪がベストです。

自分の行いがもとで批判されているのですから、謝らないと関係が悪化してしまいます。

しかし、何のいわれもないのに皮肉をいわれているのなら、スルーが最善。

正直、いちいち取り合うのも時間の無駄といえます。

ただ、中には「スルーなんて無理だわ!一矢報いてやりたいんじゃ!」と言う人もいるでしょう。

こんな人には自己責任ですが、「相手の思惑の裏をかく」のがおすすめです。

皮肉を言ってくる相手は、こちらに「心理的ダメージを与えてやろう」としているわけですので、「全然きいていないから無駄だ」という態度を示せばいいわけですな。

相手の思い通りになっていないとの意思表明が上手にできれば、相手は多大な精神的ストレスを感じるので逆に精神的ダメージを与える事ができるでしょう。

例えば、字の下手さを皮肉るつもりで相手が「いやあ、さすがだな字が上手いな!」と言ってきたら、「そうだろ?よかったら教えてやるけどどう?」なんて自信満々に返せばいいのです。

こんな返しをすれば、相手は「あいつ馬鹿じゃんw」なんて陰口をたたくかもしれないですが、ずーっとこんな調子で返し続けると精神的ダメージを与えるはずだった向こうの方が「なんで思った通りにならないんだ!!」と腹が立ってきます。

とにかくやり始めたが徹底して、皮肉を無理やり肯定的に解釈して返すといいでしょう

そのうち、あきらめていって来なくなると思います。

とはいえ、こういった反撃を継続的に続けていると相手が思わぬ暴挙に出ることも考えられるため、反撃する相手は考えた方がいいですけどね。

とりあえず、皮肉をぶつけてきたら相手の思惑の裏をかいて逆にストレス与えてやればいいってのが基本ですな。

おわりに

この記事は「皮肉を会話の格率に基づいて分類して、皮肉への対策も考えてみる。」と題しておおくりしました。

今回は皮肉を会話の格率に基づいて分類してみた次第。

今回はかなり実験的な内容でしたが、こんな見方もできるってことです。

中々、気の利いた皮肉を言うってのは難しいですよな。

では!

参考記事等

「生理的に無理な顔」の特徴となぜ「生理的に無理」と思うのか

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