- ・とても感謝なんてする気にならない人
- ・感謝する事を義務のように押し付けてくる人が心底嫌いな人
- ・世の中の感謝できないと人はダメな人といった風潮に嫌気がさしている人
「ツイッタ―見ても、世の中を見ても感謝感謝感謝感謝!もううんざりだよ!感謝が尊いのはわからなくもないけど、感謝なんてする気にならないんだから仕方ないだろ!」
んー、そんな時もあるよ。
無理しないで!
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「感謝できない人は無理に感謝しなくていい。無理は心の毒になる!」という話です。
世の中には感謝の念を持てない人に対して、「感謝できない人は人間がなっていない」とか「感謝の気持ちがわかないのは自己中だからだ」なんて散々な意見があります。
心理学でも世間でも感謝の重要性はしきりに説かれています。
感謝できないという人からしたら何だか責められている気分がして肩身が狭いかも知れません。
でも、いいんです!
感謝なんてしたけりゃすればいいし、したくないならしなくていいんです!
今回はなぜあなたが感謝できないのか、感謝できるようになるには何が必要なのかについて考えていきましょう。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
1、感謝は義務じゃない!
「感謝しろなんて言われても、とてもではないがそんなことする気になれない」って人はいるでしょう。
ちまたでは、「感謝が大事!」の大合唱。
自己啓発本を開けば「感謝!感謝!」…。
感謝をする気にならない人にとっては肩身が狭いですよね。
でもですね、まあ気にすることなんてないんですよ。
人間なんて置かれている環境でも色々感じ方や考え方ってかわります。
私も感謝はいいもんだと思いはしますし、した方がいいとは思いますよ。
でもね、自分の本心に逆らう事は有害なんですよ、例えどんなに一般によしとされている事でもね。
あなたが「どうしても感謝なんてできないんじゃー!」というのであれば、結構!!
感謝なんてしなくていいです!
確かに世間的には「あいつはマナーがない」、「あいつは非常識だ」なんて言われるでしょう。
でも、いいのですよ。
マナーがなんです、常識がなんです、そんなもの(笑)。
まあ体裁を保ちたければ、「あ、り、が、と、う」と音を発するだけと割り切っていればいいです。
あなたが自分自身の心を守るためなら仕方ないときだってあるでしょうよ。
自分を犠牲にしてまでそんなものを守ってやらんでよろしい!
いつか、本心から感謝したくなってきたら感謝をすればいいのです。
感謝は義務じゃないですよ。
もっと気楽にいきましょう。
ま、感謝しないことによる世間からの目はコストですが…まあ、人生長い長い。
たまには、そんなひねくれた時期あってもいいでしょ。
2、感謝ができない原因
では、なーんであなたが感謝なんてする気にならないなんていうのか原因をさぐってみましょうか?
まあ、ぴったり当たらなくても自分なりの理由を見つけるヒントにはなるかもしれません。
ぜひ、参考にして見てくださいませませ。
・自尊心が低い
自尊心は「あるがままの自分を受け入れる感覚の事」。
自尊心が低い人は大体口にします。
「私なんかに価値はない」と。
また、実際に言葉にしなくとも自尊心のなさは、自尊心のない人と話しているとふとした瞬間に表情でわかることがあります。
ま、エスパーじゃないんでいつもじゃないけどね(笑)。
大体そんな人はいつも表向き笑っていても目がかなしそうです。
正直主観かも知れないけどそう感じます。
自尊心がひくいといつも自分を否定しているんですね。
そして、いつも意識の向かうところは「自分」です。
意識は外を向いていません。
実は、私達は日々いろんな人から様々なものを与えられながら生きてます。
だから、感謝する機会は沢山あるんです。
でも、意識が自分にしか向いていないなら、与えて貰ったことにすら気付けません。
自尊心が低い人は感謝をする余裕が無い、意識が自分ばかりに向いてしまって余裕が無いから。
言ってみれば、感謝も人に与えることです。
人に何かを与えるという行為は、「自分が満たされてはじめてできるもの」といえるため感謝なんて自分の心に余裕が無いとできないのですな。
だから、まずは自尊心をたかめることをかんがえましょう。
はい、
・人が信じられない
誰かから裏切られた経験があったりすると
「自分は皆に嫌われているんだ」
なんておもってしまうかもですね。
こんな気持ちになっているとやはり心に余裕が無くなって感謝どころじゃないですね。
ただ、心理学的には「誰でも裏切る可能性はある」というのが分かっています。
裏切るかどうかはその人自身の問題というより「環境のせいではないか」なんて研究もあります。
裏切りについてはデイビッド デステノさんが著書「信頼はなぜ裏切られるのか」でかなり詳しく述べていますね。
だから、言い方はよくないかもですが裏切られること自体を気にしすぎると人間関係を作れなくなってしまいます。
それと、過去に裏切られたことがあるからといって「みんながあなたを嫌い」とは限りません。
そこはもっと柔軟でいいんじゃないかなあ、て思います。
皆に嫌われている確たる証拠なんてないんですから、行きすぎた一般化はやめときましょう。
実は、友人をすぐ作れるようになっておいた方が気が楽です。
あんまり一人の友人しか居ないとかなってしまうと失ったらどうしようと思って嫌われまいとしすぎて本音が全く話せなくなったりします。
当然裏切りにおびえることにもなります。
ある意味、不謹慎ではあるかもですが「裏切られてもかわりはいる」位の余裕があるともっと心に余裕が出てきますね。
余裕が出てきたら感謝なんて余裕ですよ(笑)。
感謝の効果
一応感謝の科学的効果をみておきましょう。
感謝は実際かなり役に立つやつなんです。
ちょっとその効果みてみましょうか。
・ストレスに強くなる
・気持が明るくなる
・不安が減る
・よく眠れるようになる
・心臓にいい影響がある
例えば、こんな調査結果もあります。
約200人の心不全患者を対象とした調査では、感謝の気持ちが強い患者は 感謝の気持ちが弱い患者より、気分が良く、よく眠れ、疲労が少なく[4]、また心不全を悪化させる炎症も少ないことがわかりました。これらの患者の心不全はステージBといわれる段階で、より深刻なステージCに進むと死亡率が5倍に上がることを考えれば、感謝の気持ちを持つことで命が救われたと言っても過言ではないでしょう。
ちなみに、脳と精神衛生の専門家であるドライスワミーさんは
「もし感謝が薬だとしたら、人間のすべての臓器に効く、世界で一番売れる薬となるであろう」
とまで言っています。
いやあ、ちょっとほめすぎな気も(笑)。
とはいえ感謝の効果は抜群です。
事実、逆境に強い人の特徴について調べた研究ではその特徴の中に「感謝をする」といういものが含まれていました。
感謝は絶望的な状況を乗り切る際にも役立つという事です。
常識や道徳論のようなものに対して反発を覚える人は、「感謝には自分にとって実際的な利益があるのだ」と考えてみるのも手でしょう。
感謝は他人のためにするというよりも「自分のためにするもの」なんです。
感謝はしたいからする、それでいい
多分、私のプロフィールを読んだ人はわかっていると思いますが、私は幼少期は非行の類はまったくしませんでしたが、相当ひねくれていましたよ。
「他人は支配するためにいる」なんてバカみたいな考え方をしていました。
当然、表向き感謝をしているように見えて何も感謝していませんでした。
そう、誰にも感謝することなんてありませんでしたね。
早い話、自分以外の人間はみんな敵ですからね、心に余裕なんてありませんでした。
なんで、そんなクソだった私がここまで人を大事にしたいと思うようになったのかはプロフィールをよむとわかるはず?です。
まあ、人生長いですよ。
感謝する気力もない、感謝する余裕がない、そんなときだって生きてりゃあります。
だから、しょうがないじゃないっすか。
感謝できない、したくないときがあったとしても。
したくなったらやりましょう、気負わなくてもいいんです、いつでも間に合う!
気が向いたら感謝日記でもつけ始めよう
まあ、ここで取り上げる方法は気がむいたらやってみよっていう感じの方法です。
結構、私自身も一週間に一度くらいの頻度でその週にあった感謝すべきと思う事を日記に書いています。
時には忘れることもあるにはありますけど、できるだけ書くようにしています。
感謝日記をつけていると、対人関係でなんかモヤモヤすることがあったとしても日記をみなおすと「ああ、あんなクソはごく一部よな。世の中にはいい人めっちゃおるやん」と少し冷静な気持ちになれますね。
また日記を見直すことによって、「なんだかんだいい事あるな」等と日々の生活を前向きにとらえることもできるようになるんです。
ある研究によると、感謝日記を書く人達は医者にかかる回数が減るとかよく運動するという事が分かっています。
そう、感謝日記は健康増進に役立つんです!
まあ、無理しなくていいんでやりたくなったらやってみてくださいな。
おわりに
この記事は「感謝できない人は無理に感謝しなくていい。無理は心の毒になる!」と題しておおくりしました。
感謝は義務じゃないっす!
まあ、感謝を思ってなくてもした方が感謝の気持ちがわくなんて研究もあるにはあるけど、ね。
やっぱり、無理はよくない気がしますね。
感謝できるようになるには、自尊心を高めて人と気軽に話せるようになることが第一歩かなって思います。
後は気が向いたらでいいので感謝日記をつけてみてくださいな。
まあ、感謝はいいもんっすよ。
無理せずに感謝の心を育てていきたいですね。
では!