INFPの人はしばしば無能扱いされますが、なぜそんな扱いをされるのか気になりますよね?INFPの人が無能扱いされる理由としては以下のような者が挙げられます。
上記の内、無能のレッテルを貼られやすい要素は「自分の理想にこだわり過ぎる事」と「悪い意味での完璧主義」の二つ。
この二つは、「自分の理想と現実の妥協点を見つける事」で解決できます。本記事を読めば、INFPさんが今後無能と言われるしスクを回避する有益なヒントが得られるはずです。
※当記事でいうINFPとは、16 パーソナリティーズで言う所のINFPである。
目次
INFPが無能と言われてしまう5つの理由!
まずは、INFPが無能と言われてしまう5つの理由についてみてきたいと思います。
INFPが無能と言われてしまう理由は以下の通りです。
- 無能と言われる理由①:悪い意味で完璧主義になりがち
- 無能と言われる理由②:感情移入しすぎる
- 無能と言われる理由③:自分の理想にこだわり過ぎ
- 無能と言われる理由④:自分の世界に閉じこもりすぎ
- 無能と言われる理由⑤:計画性があまりない
以下順次、詳しく見ていきましょう。
無能と言われる理由①:悪い意味で完璧主義になりがち
INFPの人は、完璧主義に陥いる傾向が高いです。そのため、仕事などでは不利になる可能性高いといえるでしょう。
完璧主義自体は必ずしも悪いものではありませんが、完璧である事にこだわりすぎるといつになっても事が進まないので締め切りがある仕事などでは大いに評価を落とす事となります。
それに中途半端であっても一旦提出したり、とりあえず一通りの形をつけてそこを土台にしてブラッシュアップした方が効率的な場面も多々あるものです。
悪い意味で完璧主義が発動されると、締め切りに遅れたりなどして仕事の進捗が遅い人と認知されて大変なことになります。
無能と言われる理由②:感情移入しすぎる
INFPの人は、感情移入しすぎる傾向がありますがこれは仕事に支障をきたす可能性のあるリスク要因でもあります。
感情移入しすぎて、従事する仕事の範囲から逸脱するような過剰なサービスをし過ぎたり、会社の利益に相反することをするとあっては管理者側としては困ることもあるでしょう。
そして、一番問題なのは相手に感情移入しすぎてそれがストレスとなってパフォーマンスが低下するという事態です。
特に、心理系の職種では致命的ともいえるでしょう。感情移入しすぎる人は、自他の感情を混同しやすいので注意が必要といえます。
無能と言われる理由③:自分の理想にこだわり過ぎ
INFPの人は、しばしば自分自身の理想にこだわりすぎるがあまり自分が属す組織の流儀やスタンスとそりが合わない事が多々あります。
とはいえ、彼ら彼女らが真っ向から敵対したり意に従わないとの意思を表明することはあまりなく、どちらかと言えば「行っても中々改めない」といった消極的な形で意思を表明することが多い印象です。
やはり、組織の統率と言って面からは自身の理想にこだわりすぎる人は扱いにくいので無能のレッテルを貼りたくなる人もそれなりにいるでしょう。
無能と言われる理由④:自分の世界に閉じこもりすぎ
INFPの人の中は先ほども言ったように「自身の理想に固執する人」が多いわけですが、これは言い方を変えれば「自分の世界に閉じこもりすぎ」とも言えます。
自分の世界に閉じこもっていると周りが何を言っても言う事を聞き入れない上、柔軟性もかける事になるので組織の中であつれきを生むことも多々あるでしょう。
人との関係を上手く構築していくためには、自分の世界を大事にしつつも相手の価値観に対して柔軟に寄り添っていく姿勢も大事なので注意が必要ですね。
無能と言われる理由⑤:計画性があまりない
INFPの人には、あまり計画性を重視しない人が多い印象です。というのも、INFPの人は事前に予定を決めて自分の行動を縛ることにストレスを感じる事が多いから。
INFPの人にとっては、自由でいつも判断の余地が残っている事が重要なのです。
そのため、周囲からは「優柔不断」とか「規則や計画にルーズすぎる」といった印象を持たれてしまうこともあるかもしれません。
INFPの有能な人物を確認してみる!
では、次にINFPの有能な人物について少し概観してみたいと思います。
- 人物の例①:ウィリアム・シェイクスピア
- 人物の例②:ジョニー・デップ
- 人物の例③:ティム・バートン
以下順次、詳しく見ていきましょう。
人物の例①:ウィリアム・シェイクスピア
INFPの人物としてよく取り上げられる代表的人物には、かの偉大な劇作家シェイクピアさんがいます。
彼がINFPである根拠としては、以下のようなことが挙げられる事が多いです。
- I要素:卓越した観察力と言語能力
- N要素:創造力豊かで独創性に富む
- F要素:自分の感情に素直で他者の気持ちに対し深い洞察を持つ
- P要素:柔軟性があり可能性を重視する
どれも納得の内容ではないでしょうか?INFPの人が小説家のような創造性の要求される仕事に適性があると言われるのも納得と言えます。
人物の例②:ジョニー・デップ
INFPの有名人としては、俳優のジョニー・デップさんが挙げられる事も非常に多いです。
彼がINFPである事を裏付けると思われるものには以下のようなものがあります。
- I要素:忌々しいほどシャイ(本人談)
- N要素:創造性に富みアートを好む
- F要素:子供好きで面倒見がいい
- P要素:自由を好み柔軟な姿勢を持つ
ジョニー・デップさんと言えば、パイレーツカリビアンで荒くれででたらめな海賊であるジャック・スパロウ役で有名な名優。
そんな彼が、ジャックとは真反対の性格なのは非常に面白いですよね。
人物の例③:ティム・バートン
INFPの代表的人物の3人目は、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」で有名な映画監督・作家のティムバートンさんです。
彼がINFPである事を裏付けると思われるものには以下のようなものがあります。
- I要素:やや神経質で内省的(作品の世界観によく合われていると思われる)
- N要素:創造性に富みメッセージ性の強い作品を作っている
- F要素:感情に重点を置いた作品を多く作っている
- P要素:物事を柔軟にとらえ多角的にとらえる
ティム・バートンさんの映画作品には、彼のメッセージがふんだんに描かれており、内面世界の葛藤がフォーカスされることもしばしばです。
彼もINFP的な素晴らしいクリエイティビティをいかんなく発揮している逸材の一人と言えるでしょう。
INFPが無能と言われないために気を付けるべき5つの事!
ここまで、INFPが無能と言われてしまう理由やINFPの有名人等を概観してきましたが、次はINFPが無能呼ばわりされないための対策についてみていきたいと思います。
INFPが無能呼ばわりされないための対策としては以下の5つが考えられるでしょう。
- 対策①:自分の理想と現実の妥協点を見つける
- 対策②:メンタル管理の徹底
- 対策③:自分の才能や感性の活用の検討
- 対策④:自他の感情を混同しない努力
- 対策⑤:コアパーソナルプロジェクトの発見
以下順次、詳しく見ていきます。
対策①:自分の理想と現実の妥協点を見つける
INFPさんが無能呼ばわりされないためには、自分の理想とや美学と現実との妥協点を上手く見つける事が重要です。
INFPさんは独自の美学を持ちそれにこだわっている人がかなり多い印象。しかし、その美学への執着が時に他人との意思疎通の障害となったり仕事の進捗を邪魔することもしばしば。
INFPさんには元々高い協調性があるので、それ上手く活用して集団の重視する価値観と自分の大事にする価値観を上手く調整していくのが最善です。
価値観の調整にあたっては相手の立場に立ち考える事が必須ですが、その際に「相手の利」にフォーカスすると調整が楽になります。
対策②:メンタル管理の徹底
INFPさんがパフォーマンスを高めていこうと思ったら、INFPの人たち以上にメンタルの管理が重要になります。
というのも、他の性格タイプに比べて圧倒的にINFPさんのメンタルは不安定な傾向があるように私は感じているからです。
メンタルの管理がしっかりできていないと、他人の心情に対してむやみに疑心暗鬼になったり、頭が思ったように働かなくて作業が進まないなんて事が往々にしておこります。
無能呼ばわりされないためには、メンタル管理が必須です。もし、自分なりのメンタル管理の方法を見つけるのに苦労しているなら以下の記事を参考にしてみるといいでしょう。
対策③:自分の才能や感性の活用の検討
誰にでも適性や才能といったものはあるものです。そして、その才能を上手に活用するのが生きやすくなるコツといえます。
なにせ、自分の欠点は努力してもそうそうよくならないので人並に持っていくのですら多大な労力を要するもの。対して、長所は発展させるのにそこまでの労力は必要ありません。
長所を伸ばした方がコスパがいいという事ですね。ただ、自分の長所についてよくわからないというい人もいるでしょう。
そういった方に関しては、誰かほかの人に自分の長所や特徴を聞いてみる事がおすすめです。自分の長所がきっと発見できるはず。
対策④:自他の感情を混同しない努力
INFPさんは、人やものに感情移入する傾向が強いですが、これが悪い方向に左右すると物事を冷静に判断できなくて仕事の優先順位を誤ることが多発してきます。
他者への配慮や思いやりといったものは重要ですが、きちんと物事には優先順位を設け過剰に深追いするのは避けるようにするのがいいです。
特に、仕事に関しては直接利益につながらないようなものや自分のこだわりを優先したようなことばかりをしていては一向に成果が上がりませんので。
対策⑤:コアパーソナルプロジェクトの発見
INFPさんには、それぞれ独自の美学や理想といったものがあると思います。そして、その理想等のためなら一心不乱に頑張れるという人も多いもの。
その特性を大いに活用することを考えた場合、自分のコアパーソナルプロジェクト、つまり「ありったけの情熱を注ぎこめるもの」を見つけるのがベストです。
INFPさんがコアパーソナルプロフジェクトに従事する時、根が内向的であっても快活で外向的・雄弁になることも可能。当然、有能さも発揮できる可能性が高いです。
コア―パーソナルプロジェクトは、「自分が子供の頃に興味を持っていた事」に着目すると見つかる可能性が高まるので各自検討してみてほしいと思います。
INFPは無能じゃない!自分の特性を知り情熱を燃やせるものを見つけよう!
INFPさんが無能であるというのは真っ赤な嘘ですが、無能と言われてしまう理由ならありました。
INFPさんは他の性格タイプの人に比べると感情に流されやすい傾向が強いので、いかにこの傾向に対処できるかがその本来の能力を活かせるかどうかの分かれ道です。
今回紹介した対策の中でコアパーソナルプロジェクトの発見は一番効果が大きいので、ぜひとも自分自身のコアパーソナルプロジェクトを探してみてくださいませ。