「わたし、本当に自分の体型が大っ嫌いなんだよな。だから、今まで散々ダイエットをしようとしてきて、それなりに成功してきたけど、、、やっぱり未だに不満がある、、、。でも、どうも他人からするともう十分痩せているからこれ以上痩せる必要はないっていうし、、、自分おかしいんかな?」
んー、おかしいかは知らんが、気にしすぎかもしれん。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのぐれんの おにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「自分の外見が嫌いな女性は死に思うと劣等感がましになるかもしれない」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
自分の外見にコンプレックスを持っている人等
世の中には「自分の体型や外見」といったものにコンプレックスを持っている人は、結構いると思います。
ひどい場合になると醜形恐怖症になったりしてしまう人もいたりするので、外見に関する悩みは非常に深刻なものです。
もしかしたら、外見上のコンプレックスを持っている人は、「死を思ってみる」と少し軽減するかもしれません。
もっとも、死に思いをはせても耐えられる心がある人に限りますけども。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
体に対するイメージを改善したいなら死を思うとよい?
ボディイメージ、つまり「自分の体に対する意識」は人の幸福度やメンタルの状態を大いに左右するものです。
例えば、以下のような場合はメンタルに悪影響があるといえましょう。
- 自分は太り気味だから何を着ても似合わない
- 自分の顔は醜いから人に見られたくない
などなど、、、
こういったボディイメージの損傷は、女性に多い現象であるといいます。
しかも、ボディイメージの損傷は放置しておくとメンタルが病んでいくばかりなので、なるべく早く処置しておきたいものです。
例えば、こういったボディイメージの損傷は、悪化すると醜形恐怖症になってしまうなんて話になりかねません。
そんなボディイメージが損傷している人で、「死に対する耐性?」がある程度ある人は「死を思う」といいかもしれません。
以下の研究によると、「死を思うとボディイメージが改善する可能性がある」といいます。
参考
The potential benefits of death reflection for improving women’s body image
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1740144520303983
この実験の概要は以下。
- 158人の女性が対象
- 被験者たちに「どんな価値観を持ってますか?」と尋ねる
- 被験者達の3分の1に対して、「自分がアパートの火事で死ぬところを想像してください」と指示する
- 残りの3分の1に対して、「自分の死について考えたときにどう感じるか?」だけを記述させる
- 上掲の残り3分の1に対し、「歯医者に行くときの自分を想像してください」と指示する
- さらに、被験者たちに「自分の死について家族はどの反応するか?」や「これまでの自分の人生をどう思うか?」などの質問を重ねて行う
- その後、すべての被験者達に対し、身体の満足度や美に対する幅広い概念、自分の外見を重視しているかなどを評価してもらった
この実験の結果、以下のようなことがおこったそうです。
- 死について考えたグループは、何もしなかったグループに比べ体重への満足度が向上した
- 美容志向の高い女性ほど、自分の死を考えたあとの自分自身の体型への満足度が向上した
この研究自体は女性を対象として物でありますが、男性に対しても効果はあるんじゃないかと思います。
もちろん、断定はできませんけど。
もし、「死を思うことに対して抵抗がない人で自分のボディイメージに対してコンプレックスを持っている人」は、死を思ってみるといいかもしれません。
死を思うという作業は不安を掻き立てるものでもあるので、不安を感じやすい人はやめた方がいいでしょう。
死を思うとメンタルが改善する?
「死を思う」という行為自体には、そもそも一定のメンタル改善効果があるとされています。
例えば、死を思うことによって以下の様な事が起こるとされている模様。
- 他者への思いやりの増進
- 自分でものごとを決める態度が増す
- ポジティブな人生観になる
- 外在的な価値観(例:金や地位など)から内在的な価値観(例:家族など)への移行の促進
このような心理効果がなぜ起こるかについては諸説あるものの、自分の死を思うことで「自分の人生の有限性」に目がいき「もっと有意義に生きないとな」といった気持ちになるのかもしれません。
ちなみに、わたしは日頃から「死を意識している」のですが、あまり死を意識しなかった頃に比べて意識している最近の方が人に対して優しさをもって接することができている様に感じます。
やはり、そのおかげで以前とは比較にならないほど人間関係が良好になっているように思いますし、今の方が断然幸福度が高いです。
死という終局を見つめることで、今の自分の在り方を真摯に見つめようと思いますし、自分が本当に大事にしたいものは何なのかについてもシッカリと考えるようになりました。
自分の大事にしたいものが分かればこそ、悔いなく生きることも可能になるというもの。
ボディイメージが損なわれていない人でも、死を思うことに抵抗がない人は死を思ってみてはどうでしょうか?
結構、いい意味で人生変わると思います。
おわりに
この記事は「自分の外見が嫌いな女性は死に思うと劣等感がましになるかもしれない」と題しておおくりしました。
ボディイメージが損なわれいる人は死を思ってみると、自分自身の体に対するボディイメージが改善するかもしれません。
もっとも、「死を思うことに抵抗がない人」にしかおすすめできませんが。
ただ、死を思うことに抵抗がない人に関しては、死を思うことでボディイメージの改善以外にも様々ないい効果がある可能性があるので活用してみるといいと思います。
日々実践しているわたしとしては、かなり有益な方法であると思いますね。
では!
参考記事等
句読点が多すぎるおじさん構文的な文章を書く人は志賀直哉の文章に学ぶといいかも