メシウマの正体はシャーデンフロイデ。妬みが人から無くならない訳。
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「よくネットでメシウマってきくよねえ、あの他人の不幸で飯が上手いってやつ、、、これって本当クソだよね。正直、他人の不幸で喜んでいるようなカスは地獄に落ちた方がいいと思うわ、、、。え?わたし、、、まあ、、、たまになら、、、あるかな、、、、。あー!自己嫌悪だ!」

まあ、、ね、仕方ないのよ。

メシウマってさ、誰でもなるから気にしなくていいよ。

進化の過程で必要だった感情の一つだから、気にやまなくていいのよ、誰のせいでもない。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「メシウマの正体はシャーデンフロイデ」という話です。

はい、シャーデンフロイデとは「他人の不幸を喜ぶ気持ちのこと」です。

メシウマの正体はシャーデンフロイデだったんです!

んー、いわゆる醜い?感情ですねえ。

そして、醜い感情なんていわれるものとしては、妬みなんかも挙げられますね。

実は、こんな醜い?感情が存在するのにもわけがあります。

その訳とは、端的にいって「社会の維持のために必要であった」ということです。

どうして他人の不幸を喜んだり、妬んだりするのが社会の維持に必要なんでしょうか?

では、ゆるりとおおくりします。

この記事では中野信子さん著の「シャーデンフロイデ」を参考にしています。

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1、メシウマって詳しくは何?

はい、とりあえずメシウマの意味を確認しておきましょうか。

意味は以下の通り。

「メシウマ」とは、他人の不幸をオカズにして、さも食事を美味しく頂けている状態であるかのように、喜びを表している言葉である。そしてこのような状態のことをメシウマと呼ぶ。日本古来からある「他人の不幸は蜜の味」と全く同義。

引用

https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%9E

なお、このメシウマという言葉は電子掲示板2ちゃんねるが起源と言われています。

ちなみに、メシウマの対義語はメシマズです。

メシマズの意味は「自分の嫌いな人が得をして飯がまずい」という意味です。

まあ、要は嫉妬ですねえ。

2、シャーデンフロイデは醜い、、、

他人の不幸を喜ぶ感情のことを心理学や脳科学の世界では「シャーデンフロイデ」と言います。

ちなみに、シャーデンフロイデという単語はドイツ語です。

スペルはSchadenfreude。

Freudeは喜び、Schadenは損害、毒という意味ですね。

このシャーデンフロイデと言う一般的には醜いと言われるであろう感情は、正直認めたくないところではありますが、「誰の中にもある感情」です。

このシャーデンフロイデの発動条件は以下の通りです。

  • 年齢や性別、職種、立場等において自分と同じような人が近くにいる
  • 自分と同じような人が自分より上位の何かを持っている

はい、こんな感じです。

そして、シャーデンフロイデは「嫉妬」から発展した感情です。

人が嫉妬を感じた場合の反応は2通りあります。

それは、、、

  • 自分が相手を超えていこう
  • 相手を少しでも引きずりおろそうとする

自分が努力をして相手をこえようとするのは、健全だけども、相手に嫉妬して引きずり降ろそうってのはやはりいい感じしませんよねえ。

3、オキシトシンはシャーデンフロイデを強める

実は、このシャーデンフロイデとオキシトシンという「ホルモン」には深いかかわりがあります。

結論から言うと、「オキシトシンがシャーデンフロイデを強める」のです。

オキシトシンは俗に「愛情ホルモン」とか「幸せホルモン」などとも言われており、基本的には人間に良い影響を及ぼすものであると言われていますね。

このオキシトシンというホルモンは出産や授乳に関わるホルモンであるものの、男性の脳内にも存在しています。

オキシトシンの本質的な役割を一言で言うなら、

「人と人とのつながりを強める」

ということ。

さらに言うなら、オキシトシンは「愛着を形成する」のです。

例えば、オキシトシンが分泌されると具体的には以下のような傾向が強まります。

  • 協調性
  • 人と仲良くなるのを好む
  • 養育者としての適性

などなど。

これらの事実から逆に考えれば、人と人とのつながりがキレそうになった場合に、オキシトシンはわたし達に「人との関係性が切れないように行動するよう」働きかけるんですねえ。

シャーデンフロイデは「嫉妬の感情」と不可分です。

ですから、オキシトシンの分泌によって「嫉妬」と「シャーデンフロイデ」という双方の苦々しい感情が強化されてしまう事になります。

オキシトシンの困った部分についてもっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。

4、シャーデンフロイデと妬みの役割は社会的排除

さて、なんで人間は長い進化の歴史の中でこんな醜い感情を捨ててこなかったのでしょうか?

感じるたびに「なんて嫌な感情をもっているんだ!」なんて嫌な気分になっている人は沢山いるはずです。

まあ、あんなに役立たずのレッテルを貼られてきた臓器である盲腸にすら意味があると分かってきた昨今です。

シャーデンフロイデにも存在する意味があると考えても不思議ではありません。

結論からいうと、シャーデンフロイデや嫉妬という感情は、「集団にとって都合の悪い個体の発見と排除」のために必要なのです。

人は長らく集団を構成することによってその生存確率を高めてきました。

そのため、集団の崩壊は集団に帰属する個体にとっては死を意味するに等しいのです。

要は、集団は生きる上での文字通り生命線なので何としても死守しなければいけなかったんですねえ。

集団の維持のために都合の悪い個体は排除しないとヤヴァイんです。

ほい、そこでオキシトシンの出番ってわけです。

そもそも、集団は各構成員が少しずつリソースを供出することで成立しています。

そして、そのリソースを集めて運用してみんなで分かち合います。

そのリソースの例としては以下があるでしょうね。

  • 時間
  • 労力
  • 金銭
  • 心理的負担

もしも集団に属していながら、これらのリソースを全く供出しないで、メリットだけを享受している個体がいたら非常に困ったことになります。

他の構成員もリソースの供出をやめようって動きが出るんですね。

こんなことになると集団は崩壊します。

そうなっては困るので、リソースを提供しない個体の排除か行動の修正が必要になるのです。

例えば、社会で取りざたされる有名人等はいってみれば、社会に対してたったひとりで多大な影響力を行使できる存在です。

見方によっては、既存の社会秩序を破壊しうる脅威であり、リソースを一人占めしている存在になります。

なので、本能的に有名人等が失態を犯してひどい目にあったりすると、「ざまあ」とか言い出す俗に言う醜い人達が出てくるって話。

もうね、仕方ないんですよ。

これは本能なのでなくなりゃしませんから。

特に、協調性を重んじる農耕民族である日本人はシャーデンフロイデだけでなく、自分が損をしてでも相手に嫌がらせをするという「スパイト行動」というものも顕著に見られます。

スパイト行動を綺麗にいい繕うなら、「大義のために身を捧ぐ」みたいなやつです。

「自分を犠牲にしてでも公共の敵と戦う」という感じです。

ま、人によっては「バカバカしい」としか言いようのない感情です(どちらかというと、わたしもだけどね)。

まあ、オキシトシンの効果は良くも悪くもって感じですね。

例えば、いわゆる愛国心なんてものもオキシトシンのせいで生じると言えます。

まあ、わたしは日本のためから発展して「世界を構成する一個人として世界のために」という感覚になると個人的にはいいと思いますねえ。

実際、そんな感覚を全ての人が持てたら国なんてなくてもいいと思います(とはいえ、富の再分配は課題だけどね、相変わらず)。

ちなみに、義憤は公共のために怒る感情ではなく結局自分自身のための感情であるなんて話がありますね。

詳しくは以下からどうぞ。

参考記事等

5、醜い感情とは付き合い方が大事!

上記でいったように嫉妬の感情を感じた時には、以下のような2つの考え方ができました。

  • 自分が相手を超えていこう
  • 相手を少しでも引きずりおろそうとする

そうです、建設的に考えていきましょう。

嫉妬をばねに「自分が努力して相手を追い抜く」ことを考えたらいいんです。

さらにいうなら、嫉妬の感情は「あなたが今欲しいものを教えてくれている」のです。

あなたが嫉妬をしている時、「自分は相手の何に対して嫉妬しているのか?」と問いかけてみるのがいいです。

自分の欲しいものを知り努力をつみかさねて、てにいれていきましょう!

おわりに

この記事では「メシウマの正体はシャーデンフロイデ」ということについて述べました。

そして、他人の失敗や不幸を嬉しく思うシャーデンフロイデは嫉妬から発展する感情でした。

嫉妬すること自体は本能的に仕方ないことです。

しかし、その嫉妬を感じて相手を引きずり下ろしても、何ら自分の立ち位置が変わっていないということは忘れちゃいけないですね。

やるべきことは、「自分が何で相手に嫉妬しているのか?」をしっかりと理解して努力することです。

ネガティブな感情も前向きにとらえて人生の友としていきましょう。

一応参考までに人生でやるべきことが見つかんない人がしたらいいことおいときます。

では!

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