「わたしの友人に口だけ達者でやるといっていることを先延ばしして一向に行動を起こそうとしない人がいる。正直、口だけの意識高い系って見ていてダサいよね。、、、まあ、わたしも人のこと言えないかもだけどさ。」
ふむ、まあそりゃあそうだ。
しかし、行動しないにも何かしらのメリットがあるからこそ行動しないともいえるんよね。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「行動しない人が何もしないのは「何もしない事にメリットがあるからだ」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
・行動しない人がなぜ行動しないのかわからん人
・「行動しろ」のごり押しにうんざり気味の人
・話しのネタが欲しい人等
自己啓発系の人はとかく「とにかく行動しろ」みたいなことを言う人が多い印象です。
でもねえ、なんだかこう言ってはあれですが、「どいつもこいつも同じような事ばっか言ってね?しかもなんかうさん臭いやつばっかだし、、、」なんて思ったりしてしまいます。
で、結論から言うと「リスクが低いならとりあえずやってみてもいいけどそれなりにリスクがある事柄に関しては人を選ぶ」という事です。
例えば、起業とかベンチャー企業への転職なんて一般的な感覚なら取りあえずでやっていいはずがありません。
そんな半ば向こう見ずな事をしてもいいのは、すこぶる楽観的で強メンタルの人だけです。
不安が先立つ人はある程度の見通しを持ってから行動しましょう。
あと、人の行動は「その行動から何のメリットを得ているのか」に着目すると結構理解が深まったりしますね。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
いわゆる「行動する」とは一体何なのか?とにかく行動すればいいのか?
自己啓発系の分野で言われる「いわゆる行動する」とは、およそ「自分がやりたいと思った事は先延ばしせずにすぐにやってみる」という事でしょう。
いわゆる起業家といわれる人達がこの手の、「思ったらすぐやってみる」と言った類の発言をしがちです。
そのため、いわゆる社会的成功というものに興味がある多くの人達は、「そうか!まず何はともあれ行動あるにみなのか!」等と「まず行動してみるのが大事」という発言をうのみにしてしまうでしょう。
しかし、この発言は半分正しくて半分間違っています。
というのも、物事の中には「まずやってみるはいいが、失敗してからやりなおすのに相当な労力を要するもの」も割とあるからです。
例えば、起業なんかがその一例でしょう。
起業家の中には、「とりあえずの起業」から始まって七転八倒を繰り返しながらなんとか成功したなんて人はままおります。
こういった人の「まずやってみなければ!」と言う言葉はどれほど信頼に足るでしょうか?
確かに、本人は成功してはいますが、「その方法は万人に可能なものか?」という視点を忘れてはいけないのです。
「とりあえずやってみてダメなら、また心機一転して再挑戦する」と言った試行錯誤を何度でも何度でも忍耐強く続けることができる人になら、「まず失敗してもいいからやってみる」は当てはまります。
しかしこのような方法は、「何かをしようと思ったらまず不安が先立つ」ような人には向いていません。
不安に真っ先に目が行くような人に関しては、「まずやってみる」の前に一度「どうしたら上手くいくだろうか」という計画を事前に立ててから実行に着手する方が望ましいのです。
ちなみに、起業に関しては事前に計画を練ってから行動を起こす方が成功確率が高いとも言いますね。
「まず行動する」というのは、「楽観的で強メンタルを持っている人」にしか使えないアプローチと言えます。
「何度こけても立ち上がる!」という鉄の意志がないのなら、おとなしく計画立案から始めて実際の行動に移した方がいいでしょう。
口だけで行動しないのは行動しないメリットがあるからである
「あいつはいつも口だけで行動しない、、、」なんてあきれてしまう口だけ達者な人というのは、どこにでもそれなりにいるものです。
では、なんでこういった人たちは口ではやりたいといいながら実際に行動しないのでしょうか?
これには単に見栄を張りたいといっ多用にはなからやるつもりがない場合を除き、本人の中で「行動するメリットより行動しないことによるメリットが勝ってしまっている」からに他なりません。
多くの人は「何かを能動的に行う事」と「メリット」を結び付けがちです。
しかし、実際にはその反対に「やらないことによってもメリットはある」のです。
例えば、すぐにでも取り掛かるべき仕事があったとします。
この場合、すぐに手を付ければ以下の様なメリットがあるでしょう。
・すぐ終わらせることで修正箇所があっても十分に対応できる
・やるべきことを先延ばししないため、いつまでもやるべきことがあることからくるストレスを抱えずに済む
・周囲から仕事のできる人として認知されるかもしれない
・上司からの評価が上がるかもしれない
、、、などなど
一方、先延ばしすることのメリットに以下の様なものがあるかと思います。
・時間をかけることで自分の満足のいくクオリティーの仕事ができるかもしれない
・気持ちを整えて仕事に臨める
・あえて先延ばしにすることで創造性が高まる
・やらない内は嫌な気分にならずに済む
などなど、、、
おそらく「やらないことによるメリット」で一番多いのは、「やらない内は嫌な気分にならずに済む」ではないでしょうか?
賢明な読者諸氏は「やらない内は嫌な気分にならずに済むだなんて、ただの怠慢ではないか。どこがメリットやねん」等とお思いのはず。
しかしこの場面で、「不快をあえて先延ばしにして経験しないですんでいる間はまだまし」なので相対的には快を得ている状態と同じと言えます。
つまり、直接的に「快感情を得る行動をしているわけではない」のですが、「現状は仕事に取り掛かるよりは不快ではない」ので心理的には気が楽なんです。
これも一種のメリットと言えます。
わたし達が何らかの選択をする際には目的があるものです。
※行動するも行動しないもどちらも「行動」といえる
何かしらの選択を行う際には、「いったい自分は何のメリットを得るためにこの行動を選択したのか?」と自分に問いかける癖をつけてはどうでしょうか?
そうすると、意外と自分の行動の背景にある自分自身でも気づかなかった真意に気が付けたりして行動を変えることができたりもします。
「行動することによって得られるメリット」と「行動しないことによって得られるメリット」を比較して、どちらをとるのが有意義なのかを判断するといいってことですな。
もし比較してみて今取ろうとしている行動から得られるメリットよりも、別の行動から得られるメリットが大きいならそちらを選択しましょう。
その際に、多少の苦痛があったとしても長期的な視点から見て益が大きいなら迷わずそちらを選ぶべきってことですね。
これを人生単位で行うと人生を満足感高く遅れるでしょう。
人生の指針を見つけてみたい人は以下の記事を参考んしてみてくださいな。
あと先延ばしに対策したい人は、以下の記事をどうぞ。
おわりに
この記事は「行動しない人が何もしないのは「何もしない事にメリットがあるからだ」と題しておおくりしました。
一般に、自己啓発系の人が言う「行動する」とは「失敗してもいいからとりあえずまずやってみる」という事を意味していると思われます。
失敗によるリスクが低いものに関しては、「とりあえずやってみる」の精神でいいですがリスクの多きものは安易に手を出すと再起不能になってしまうものです。
もし、自分が不屈の意思を持っているのならどんなに転んでも立ち上がって成功を手にすればいいですが、不安が先立つならきちんとある程度の下準備をしてから行動しましょう。
また、人の行動には目的がつきものですので、その行動により何かしらのメリットを得ているもの。
自分の選択した行動によって「自分は何のメリットを得ているのか、また別の選択をした場合のメリットは何か?」と言った視点から自分の行動を見直す習慣をつけるとよりよい選択ができるかもしれません。
何のために行動するかって大事よねえ。
では!
参考記事等