「自分は何でも理詰めで物事を考えていくタイプの人間んだから、直感で物事を決めるみたいな人ってよくわかんないんだよね。一体彼らはどうしてあんな適当にもん事決められんの?なんか気楽そうでうらやましいわ。」
まあ、気楽かどうかは知らんけど、確かに物事を直感で決める人達って実際割といるよね。
まあ、その結果うまくいく人もいればうまくいかない人もいるわけだが。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「選択には明確な理由なんてない?」自分の直感は大事にしよう!」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
自分が一体人生において何を目指しているのかよくわからなくなっている人等
あなたは何かを選択した際に、「なぜそれを選択したのか?」と問われて迷いなくその理由を即答できるでしょうか?
「できる!」と自信満々に答える人もいれば「いやあ、何となく」と答える人もいるでしょう。
ただ実は、全ての選択も「突き詰めていけば結局は『何となく』に行きつく」と言えるんですな。
「何をバカなこと言ってんだ、こいつは」と思われたかもしれませんが、そう言えると思います。
わたしが何を言いたいかというと、
「理屈理屈で物事を考える過ぎるようになると自分が本当は何を欲しているのかがわからなくなる危険性があるぞ」
という事がいいたんです。
なので、自分の人生の指針等を見失わないためにも「理性と直感のバランスをとるようにしたい」という事ですな。
ま、今日はそんな話。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
何でもかんでも理詰めで考えると自分を見失うかもしれない
人は何か物事を選び取る際に、「~だからこれをえらぶ」のように理由をつけたがります。
そして、これは「普段からロジカルに物事を考えようとする理性的な人に多い」ように思われますね。
一見このような思考からは、「模範的社会人」や「いかにも仕事のできそうな人間」といった印象をうけますが、少し落し穴があります。
それが「理由のために選択肢を選んでしまって結局本来自分の心が惹かれる選択肢を選ばない」という事態です。
自分が望みもしないはずの選択肢を「因果関係上の正しさ」から導出してしまい、それに従ったあげく最後に不幸になるという悲劇が起こりえるといえます。
やはり、「自分が本心から何を望んでいるのか?」という心の声に真摯に耳を傾けなくてはいけないといえましょう。
「理由ありきで物事を選び取るのではなく、選び取るという行為は理由と同時に行われる必要がある」のです。
つまり、「人生の指針の選択は直感的に選ばれる」という感じですね。
少なくとも、人生は「解決すべき課題」ではないので、「論理的に正しい模範解答」なんてものは存在していません。
なので、「~だから~が人生の指針である」等と理詰めで考えるなんて無理があるんですな。
究極的には全部「何となく選んだ」でしかない
さて、抽象的な話をしてもらちが明かないので、具体的に話すとします。
例えばですが、ある猫好きの女性がたまたま商店街を散歩中に、ふらっと立ち寄ったペットショップで猫を飼いました。
そのペットショップの中には様々な品種の猫や犬が沢山いたのです。
そうした状況にあって、彼女が買ったのは一匹の「ブリティッシュショートヘアのメスの子猫」でした。
さて、一体なぜ彼女は「その猫」を買ったのでしょうか?
実際に本人に問い詰めてみると、もしかしたら以下のような回答が返ってくるかもしれません。
- ひときわ可愛らしい見た目をしていたから
- 自分となんだか顔が似ていて親近感がわいた
- 親がグランドチャンピオンの子猫だったから
- 値段が手ごろだったから
- 自分にすぐなついてくれたから
- なんか寂しそうな感じでほっとけなかった
まあ、色々あると思います。
しかしこうした理由をあげた瞬間に矢継ぎ早に、「なぜそう思ったの?」とか「その根拠は?」等と理詰めで迫っていくと「いや、、、なんとなく」みたいな回答に収束するものです。
例えば上記の例の一つである「ひときわ可愛らしい見た目をしていたから」を子猫選択の理由と想定して、理詰めで追求していく事を以下で考えてみましょう。
Q:なぜその子猫を買ったのですか?
女性「そのペットショップの中にいる猫の中でひときわ可愛らしい見た目をしていたからです」
Q:なるほど、「ひときわ可愛らしいから選んだ」と。では、「かわいくなかったら選ばなかった」ということですね?
女性「はい、可愛くもない外見の子を飼いたいとはとても思いません。やはり飼うなら可愛くないと無理です。」
Q:なるほど。確かにかわいい子猫の方が見ていて幸せになるでしょう。しかし、可愛い子猫は他にも沢山いたのではないしょうか?なぜブリティッシュショートヘアのその子だったのですか?
女性:「まあ、一番かわいく見えたからです。そもそもブリティッシュショートヘアという品種自体がかなりかわいい見た目をしているんです。顔は丸いし目は大きいし、、、」
Q:そうですか。分かりました。ただ、思うのですがブリティッシュショートヘアの子猫は他にも沢山いましたが、その中でその子が特に顔が丸く目が大きかったのでしょうか?
女性:「いや、、、それは、、、はい、多分そうだと思います。他にも沢山の子猫はいましたけどこの子を見た瞬間に何とも言えないけど「あ、この子が可愛いからかいたい」と思ったので。」
はい、かなり雑で無理のある例でしたがそこは堪忍。
で、上掲の例で女性は最後に「何とも言えないけど」と言っていますが、これは要するに「明確な根拠はあげられないけどこの子がいいと思った」ので「何となく選んだ」とおよ同じものと考えていいでしょう。
そして、見た瞬間に「あ、この子いい」と思うと同時に「買うという選択肢を選んでいる」と言えると思います。
理由を色々とあげても結局は、選択の根底にあるものは「何となくの直感」なんですね。
で、この直感が人生の指針を決めるには大事になってくるわけです。
「今の社会情勢が~で、将来~といった問題が起こるだろうから~年後までに~して、そして、、、」みたいに考えるのは、明らかに因果関係に重きを置いた思考ですね。
これだけだと「自分は~したい」とか「人生をこうすごしたい」みたいな「自身の心の惹かれる方向性」が置いてけぼりになってしまいます。
目先の合理性などにあまり就寝してしまうと、死に際になってから「こんなはずでは、、、」と嘆く後悔の大い人生を送る羽目になる可能性もあるんですね。
平たく言えば、「四の五の言わず自分の本心に素直になれ」という事でしょう。
直感がいつも外れまくっている人はもう少し頭を使ったほうがいいかもしれない
上々つのように、人生の行動指針を選び取るにあたっては自分の直感にも目を向けた方がいいです。
そして、これは日常生活においても言えます。
あまり理詰めで物事を考えすぎると、「~すると~なるので~できない」みたいな思考に陥って、「自分が本当は望まない選択ばかりをし続けたあげく結果的にストレスがつのる」でしょう。
時には特段の理由なんてなくても自分の心の導く選択を真実ことも大事かと思います。
ただし、「直感に基づく判断が外れて悪い結果ばかり引き起こしている人」に関しては、「もっとしっかりと因果関係などを考える癖をつける」のをおすすめしたいです。
直感で判断してそれが大体上手くいっている人ならそれでいいんですが、直感を外しまくっている人は直感頼みになるととんでもない事になります。
「直感と因果関係の把握をバランスよく」使っていけるといいですな。
ま、わたしもまだまだ修行の身なので、全く偉そうなこと言えたものではないですがね、そういうことだと思います。
おわりに
この記事は「「選択には明確な理由なんてない?」自分の直感は大事にしよう!」と題しておおくりしました。
人生の指針を定めるにあたっては、因果関係に重きを置いた思考では自分の意に沿わない選択をしてしまう危険性があるんですね。。
どのような選択も結局は「なんとなく」にいきつきます。
ロジカルな人は「なんとなく?は?バカじゃねえ―の?」とか言いたくなると思いますが、こういった直感も大事にし他方が人生の幸福度はきっと向上するでしょう。
ただ普段から直感頼みになっている人で、直感を外しまくっている人はもっと物事の因果関係に注意を払うようにしてみるといいです。
理性も直感も大事にしていきたいものですな。
バランスとっていきましょう。
では!